見出し画像

2.平安である

音声で聞きたい方はこちら↓

世界の仕組みを知って楽に生きるためのメッセージを
YouTubeで音声でもお届けしています。
音声のみなので、
ラジオのような感じで聞き流してください。
YouTubeにアップするにあたって、
少し体系的にまとめています。
このnoteは、文字起こししたものです。

こんにちは、
世界の仕組みを知って楽に生きる
メッセージをお伝えしています、
maikoです。

今日は、
私たちの存在の本質は平安である、
ということについて、
お話ししようと思います。

ですが、本題に入る前に、
1つ、お話ししたいことがあります。
それは「死」についてです。

「死」というものを語るのは、
少々勇気が要ります。
自分の死を間近に控えていたり、
身近な人の死に直面した人にとっては、
とてもセンシティブなことですし、
そして、皆が一番怖れ、遠ざけたいものであります。
さらに、死ぬ時のことや、死んだ後のことは、
何を言っても確かめようがありませんから、
無責任な発言になりかねません。

そういう訳で、
躊躇はあるのですが、
真理のメッセージに触れた私が
「死」について考えた、
個人的な意見として
聞いていただけたらと思います。

真理のメッセージは、

私たちに自由意思はなく、
例えどんなに個人にとって
都合の悪いことが起きようと、
現実はコントロールできない。

例え一時的に
現実が都合の良いものであったとしても、
この現実は常に変化し消えていく。

だから、
この個人的な存在としての自分は、
絶対に苦しみから逃れることはできない。

という一見、絶望的なメッセージです。

一方で、真理のメッセージは、

私たちは、実は、
個別に生きている個人的な存在ではなく、
無であり全てであるたった1つの存在である。

そして、
その存在の本質は平安で、愛である。

だから、
この現れては消える、
個人的な私からすると現実であり、
本当の自分からすると夢において、
何が起きようとも大丈夫。

という、良いお知らせ、いわゆる福音でもあります。

しかし、
後者のメッセージは、
一方的な”お知らせ”でしかなく、
取り組むことができる”方法”ではないので、
個人としての自分、
私はそれをずっと、
自分がやっているという思い、そして、
自分がコントロールしようとする思い、
とお伝えしていますが、
その自我が消えた時に、
そこにずっとあったことを思い出すまで、
分からないことだし、
努力で手に入れられるものではありません。

ですから、大変な現実を目の前にして、
本当に生きていくことに苦しくなって、
時に、死んだら楽になるんじゃないか、
ということが頭をよぎるんですね。

一方で、
自分や他人が若くして、
もしくは病気や事故で不本意に、
命を落とすことを、
とても辛く悲しく感じます。

私は、これについて、
2つ思うことがあります。

1つは、死は、
怖れるべきことではないし、
悲しむべきことではない、
のではないかということです。

先ほど申し上げた通り、
個別の存在として生きている自分という感覚で、
この世界で生きることは、
どの道、苦しいんです。
苦しみから逃れられません。
でも、その自分という感覚は、
実は錯覚ですから、
勘違いで苦しんでるだけなんですけどね。

それが、
個別の肉体の死を迎えて、
自分という感覚から解放されるとき、
本当の自分であって、
それは平安そのものだと分かっているので、
死ぬより生きていた方がよかった、
とは言えない気がします。

もちろん、残された人が
その人に生きていて欲しかったとは思いますし、
私だってこの個人としては、
自分が死ぬかもしれないと思ったら、
できるだけ生き延びるように
手立てを考えて行動すると思います。

そういうことではなく、
残された人が、勝手に、
その人が亡くなって可哀想、と思う必要は
ないのではないかと思うのです。

もう1つは、
では、個別の肉体の死を迎えれば、
自分という感覚から解放されるのだから、
自分で死ねば楽になるのではないか、
というとそうではない
ということです。

というのも、
放っておけば生きている私の命を
ここで終わらせようとするというのは、
現実をコントロールすること以外の
何ものでもなく、
そこに強烈な自分の思いがあるから、
苦しいということです。
誰だって、
死ぬことは怖いし、
残された人のことを思うと辛くなります。

ですから、
生かされているのであれば、
ただ生かされていればよくて、
そんな苦しくて辛い選択を
頑張ってする必要はないと思います。

でも、そう言えるのは、
真理を知っているからだと思うんですね。

私たちに自由意思はなく、
例えどんなに個人にとって
都合の悪いことが起きようと、
現実はコントロールできない。

例え一時的に
現実が都合の良いものであったとしても、
この現実は常に変化し消えていく。

この、一見、絶望的なメッセージも、
どうせ、コントロールできないのだから、
後悔も心配もする必要ない、

いいことがずっと続かないように、
苦しい状況も苦しい気持ちも、
消え去っていく、
という救いのメッセージとなります。

私たちは、実は、
個別に生きている個人的な存在ではなく、
無であり全てであるたった1つの存在である。

そして、
その存在の本質は平安で、愛である。

このお知らせも、死んだ時なのか、
生きている時に思い出せるのか、
分からないけど、
どう転んでも、
本当の自分は平安だ、
という希望のお知らせとなります。

そして、
ここで今日の本題の
私たちの存在の本質は平安である、
ということにつながってくるのですが、
私がこれを思い出したときのことを
共有したいなと思います。

まず最初は、
「この苦しみも悲しみも、
思い出さない限り、
一瞬で消えて、
ずっと続くものではない。」
と知識として知り、
そして実際に、
苦しみや悲しみが途切れる瞬間に
気づいたときです。

ああ〜夢でよかった。
心の底からホッとした感じ。
我に返って、
深刻さがフッと消える感じ。

それは、何かを達成したり、刺激を受けたりして、
新たに手に入れたものではなく、
むしろ目の前の不安や恐怖がなくなった時に、
自然と湧いてくるものでした。
つまり、もともとそこにあったということです。

これは、毎瞬、毎瞬、
これは夢だ、と思い出せば、
そこに感じることができる平安です。
ですから、
しょっちゅう思い出しては、
感じるようにしていました。
逆に言えば、
これは夢だ、と言い聞かせなければ、
感じられなかったし、
一瞬にして不安な思いで
見えなくなってしまうようなものでした。

次にこの平安を知ったのは、
「私、熟睡している時は、
この悩み苦しみから解放されていて平安だ。」
と気づいた時です。
正直、最初は、
熟睡しているときに平安かどうかなんて、
意識ないから分からんやん。って、
思ってたんですよね。
でも、
明らかに、
目覚めた直後に一瞬残っている
熟睡してた時の余韻って、
恐怖や不安じゃなくて
平和で安心だって、
思いました。

そして、
次にこの平安を知ったのは、
今目の前に見えている景色が、
2次元、つまり平面だと気づいた時です。
私たちは、平面で見えている視界を補正して、
そこに奥行きがあるかのように、
そして自分が、空間の中にいるかのように、
感じています。
でも実際は、
平面に映し出されたものであり、
投影されたものしか見ていません。
その実感があったということです。
そして、
投影だと気づくと、
同時に投影されている側のその奥の背景に
気づくことになります。

それは、
映画に没頭して主人公視点で見ていると、
例えば飛び交う銃弾は自分に飛んでくるように思えますが、
これが映画の映像だと見えた瞬間に、
その奥のスクリーンだとか、バックのスピーカーだとかが、
見えてくるのと同じような感覚です。

え?
この背景のようにずっとあるものは何?
最初はそんな感覚でした。

でも、気づいた時には、
ずっとありました。

この個人的な自分が色々思考していても、
それは消えません。

例えば、
若い女性とお婆さんの両方に見える絵のように、
若い女性の方を見ていても、
そこにお婆さんに見える絵も同時に
見えています。

例えば、
自分が女性であること、
日本人であること、
などは、
言い聞かせてなくても、
常に意識してなくても、
忘れない、
そんな感じです。

よく、くつろぐという言葉が、
悟りのお話で聞くことがありますが、
この平安をよく言い表していると思います。

くつろぐという言葉は、
テレビを見てくつろぐ、とか、
動作をしてくつろぐ時にも使われますが、
「何かしなきゃいけないことはなく、
 そして何かしてはいけないこともなく、
 リラックスした感じ」
とでも言いましょうか、
実はそういうものがずっとある、
それこそがあなたの本質だ、
と言われても、
違和感がないのではないでしょうか。

実際、
本当の自分である時、
ここにいる自分は、
何かしなきゃいけないことも、
何かしてはいけないこともなく、
ただ、起きてくる決意と行動に
身を任せて生きています。

今日は、
私たちの存在の本質は平安である、
ということについて、
お話ししました。
いかがでしたか?

私がこのように感じたからと言って、
他の方が同じように感じるのかは
分かりません。
使っている言葉の概念が、
完璧に一致していない限り、
その言葉で説明されている内容を、
完全に共有することはできません。

でも、これが、
聞いてくださっている方の、
何かのお役に立てば嬉しいなと思います。

これからもこのような、
世界の仕組みを知って真に生きる、
メッセージをお伝えしていきますので、
もしよければ
チャンネル登録して聞いてみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?