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【詩】いついつまでも

大好きだった彼と別れて三年。

相変わらず大好きなままの私。

嫌いで別れた訳ではなかった。

お互い好きなまま別れたんだ。

諦めようとしたこともあった。

新しい恋人がいた時もあった。

だけど結局また元通りなんだ。

嫌いになるはずがないんだし、

この想いを封じ込める必要は、

もうないんじゃないって思う。

会えないし連絡も取れないよ。

会いたくなったらつらくなる。

だけど、だから何なのかな?

相手に何かを期待するような、

そんな幼い恋愛じゃなかった。

初めからわかっていたんだよ。

彼は私より仕事と夢を選ぶ人。

わたしはそんな彼を愛したの。

愛より仕事っておかしいかな?

でも、わたしずっと見てきた。

彼はいつも死ぬ気で仕事して、

夢に向かって自分を磨いてた。

恋をする暇もなかったくせに、

わたしのことを愛してくれた。

わたしそれでいいって思えた。

彼の一番にならなくてもいい、

彼の一番を応援していたいと。

側にいたいと思ってたけれど、

側にいない今でも変わらない。

二人の愛は仕事や夢と等しく、

大切なものだったと思うんだ。

愛より仕事を選ぶしかなくて、

最後はもう、何も言わないで、

ただ一曲「白日」のURLだけ。

朝目覚めたらどっかの誰かになってやしないかな
なれやしないよな、聞き流してくれ

連絡が途絶えてしまった後で、

白日を聴いてこう思ったんだ。

辛かったんだね、あっちゃん。

貴方の名前絶対に忘れないよ。

仕事や夢を応援する気持ちも、

わたし絶対に変わらないから。

伝える術のない想いを抱えて、

失恋の痛みをずっと引きずり、

変わらぬ愛と思い出を大切に、

生きて行こうと決めたんだ。

彼が仕事と夢に生きるなら、

わたしが愛に生きなければ。

勝手にそう思ってしまって、

だって全部大切だったから、

一つも失くしてはいけない。

思い出では生きられなくて、

会いたいと寂しくて辛くて、

せめて彼の声が聴きたくて、

こんなの意味ないと思う度、

白日を聴いて過ごしてきた。

彼の辛さや苦しみを想うと、

わたしも耐えてこられたの。

年月が経つにつれ楽になり、

なんか恋人出来ちゃったり、

でも何も変わらなかったな。

わたしやっぱり彼がいいの。

たぶん彼はもう断ち切って、

わたしのこと過去にしてる。

彼は、そういう人だと思う。

そう思うとやはり落ち込む。

そんなときは空を見上げて、

同じ空の下にいるんだって、

幸せだなぁと思えるんだ。

夢だって絶対諦めてないし、

仕事はもちろん頑張ってる。

あっちゃん、がんばってね。
.
そんな気持ちを空に投げる。
.
わたしが今も彼を愛してる。
.
夢が叶うことを信じている。
.
彼に知れることはなくても、
.
絶対無駄なことじゃないよ。
.
愛は伝わるし願いは届くよ。
.
空を見上げると分かるんだ。
.
わたしたちまだ繋がってる。
.
記憶や思い出は色褪せてく。
..
ときどきそれが恐くなるの。

でも大丈夫。彼は言ってた。

「出逢ったときの気持ちを忘れなければ、俺たちはずっと愛し合っていけるんだ。」

あの日の気持ちを忘れずに、

飽きるまでこの愛に生きる。

何度生まれ変わろうとも意味がないくらい
どこか導かれるようにあなたと出逢いたい

もし生まれ変わったときは、

仕事と夢は適度に選んでね。

わたしを一番大事にしてね。

この人生では結ばれない。

だけどわたしは幸せだよ。

大好きなものは大好き。

何年経っても愛してる。

わたしはそれがいいの。

貴方じゃなきゃダメで、

どうしても貴方がいい。

ずっとひとりぼっちで、

お嫁にもいけないけど、

まぁいいやそんなこと。

出逢えて本当良かった。

ありがと、あっちゃん。

世界で一番愛してるよ。

今日もお仕事頑張って。






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