【詩】静かな雨の日

「オレのこと好き？」
「好きだよ。」
わたしがそう答えると、あっちゃんは急にわたしを強く抱きしめて、少し震えながらこう言った。
「なんでこんなオレのこと好きでいてくれるの。」
理由なら無限にあるんだけどと思いながら、あっちゃん、なんか泣きそうだから黙ってた。
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あっちゃんは自分に自信がないような人ではないけど、
きっとその日はとても辛いことがあったんだね。
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ときどき急に強く抱きしめて震えるあっちゃんが好き。
好きでいてくれるのって言うを使うあっちゃんが好き。
好きな人に自分の弱さを隠さない、あっちゃんが好き。
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そういう日はいつも雨が降っていて、
とても静かな気持ちになった。
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あっちゃんの全てが大好きで、
あっちゃんの全てを愛してた。