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【詩】優しさのカタチ#3 カズキ編

優しさのカタチも人それぞれ
例えばカズキの優しさはこんなカタチ
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さみしさに打ちひしがれて
ついにベッドから起きられず
友達のカズキにメールした

まだ付き合いが浅くて
お互いを知らない二人

彼「甘えすぎなければ大丈夫だから、
いつでもメールしてくれて構わないよ」
.
私「甘えるということは、
例えば月が綺麗ですねと
メールで伝えることや、
こんな花が咲いてましたと
写真付きで送ることですか?」

もう人に甘えるということすら分からなくなっていた私
カズキは初めてこれは危ないかもしれないと気がついて
ものすごい勢いでわたしに伝わるようにメールを送った
.
「そんなことは甘えるとは言わないんだよ!
頼りたかったら頼ってもいいんだよ。
可能な限り受け止めますよ!
だって僕は頼られるのが大好きな人間だから。」
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頼ってもいいって言ってくれた
頼られるのが大好きだからって
わたしが遠慮しないようにって
.
その後カズキとわたしは友達から仲間に変わり
カズキは一番のわたしの理解者でいてくれてる
.
もしあのメールがなかったら
わたしはどうなってただろう
孤独の果てに身動きが取れず
何もかもが分からなくなって
気が触れていたかもしれない
.
温かな思いやりに満ち溢れてる
カズキの優しさはそんなカタチ

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