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お肌と栄養シリーズ④乾燥肌と栄養について

今日は多くの方が悩む乾燥肌、その中でもスキンケアだけではなかなか改善しにくい乾燥肌対策を栄養の面からお話します☺

栄養バランスの乱れが乾燥肌につながる!

お肌が乾燥してくると、スキンケアのアイテムを追加したり、
保湿を増やしてみたり外側からのケアは欠かせません。

ただ、スキンケアをいくら変えても、保湿を何回もしても乾燥感が改善しない、という方が最近は多いです。

どれだけ皮膚の表面に良いものを塗ったとしても、乾燥が強いために皮膚表面の皮脂分泌のみ増えて、表面は皮脂膜で覆われているのにその下の角質層の乾燥は改善していない状態です。
それを最近ではインナードライと言われています。

その角質層の乾燥原因に、実は栄養バランスの乱れが関わっているのです。


皮膚の保湿成分は大きく3つの要素があります。

①皮脂膜 表皮の一番表面を覆う主に脂質でできた膜
②角層細胞間脂質 角質層の細胞の間を埋める脂質
③天然保湿因子(NMF)角質層に含まれる水溶性のアミノ酸、有機酸、ミネラル塩類

このうち①の表面は保湿剤やスキンケアなどで整えていくことができますが、②と③は表皮の角質細胞が正常に新陳代謝をしていないと
十分に作り出されず、ここに栄養状態が関係しています。

②の脂質は表皮を構成する角化細胞の顆粒層に蓄積され、
セラミドやコレステロール、脂肪酸などが主成分となり、バランスの取れた良質な油の摂取が大切になります。
油の詳しいお話は複雑なのでまたの機会にしますね!

そして最も重要な③の天然保湿因子、これが特に栄養状態と関わってきます。


乾燥を防ぐ正常な角質細胞の代謝に重要な栄養素は?


中でも乾燥予防に重要なのがタンパク質、ビタミンB群、ビタミンA、亜鉛です!

タンパク質 皮膚だけではなく髪の毛や爪、筋肉など体の構造をつくる最も重要な原材料
ビタミンB群 タンパク質のスムーズな代謝に欠かせないビタミン群
ビタミンA 肌や粘膜の上皮細胞の機能維持に必要で、皮膚や粘膜の潤いを保つことで乾燥から体を守る
亜鉛 角質細胞の正常な細胞分裂に必要で、不足するとバリア機能低下、乾燥、肌荒れ、かゆみなどにつながる


これらをまとめて効率よく摂取できる食材は
レバー、豚肉、全粒粉穀物、チーズ、卵黄などです。

ベジタリアンの方や動物性たんぱく質を控えている方はこれらが不足しやすいので、他の食材などから意識して摂取してみましょう。

簡単でお勧めのメニューは
・オートミール 30g
・水 100㏄
・コンソメ 小さじ1
・トマトソース80g
・卵黄 1個
これらを混ぜて電子レンジで2分温めて、チーズをのせてさらに30秒程度温めて、最後に黒コショウをかけます。

これで簡単な朝ご飯にもなります☺

毎日完璧に摂取する必要はないので、1週間の中でバランスをとってみましょう!

これからもスキンケアだけでなく栄養のことなど
健やかな肌のためにできることを発信していきます!
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