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ナチュラルワインの定義とは

先日ナチュラルワインショップにて、ナチュラルワインのお勉強をしてきたのでメモしておきます。


ナチュラルワインの定義はお店によって違う

人気のあるレ・コステ

ワイン業界には、細かな数字でのナチュラルワインの定義は決まっていないそうです。お店によってその定義はさまざまなんだとか。
例えば、温度管理なしに外や棚にナチュラルワインを置いている場合、雑菌加熱されているもので温度管理をしなくても良い状態にしているから安価なワインが多いそうです。

有機農法

無添加または最小限の添加物:SO2、亜硫酸、酸化防止剤など
上限は決まっていて250mg%まで、チリのワイン等に多いみたいです。
ただもともとブドウに15mg%は含まれているそうです。
※この量についてはラベルにも表記がないためインポーターや生産者にしか分からないそうです。

非濾過・非清澄

非濾過・非清澄とは、透明感を出したり濁らないように色をきれいに見せるためにタンパク質を入れる工程のこと。
昔は卵の殻を使ったり、自然なものを使用していたが人工的なタンパク質を入れてこの工程を早く済ませるために薬を使ったりします。
ナチュラルワインに濁りが多いのはこの工程をしていないからですね。

ナチュラルワインやビオワイン

この分類はオーガニック農法のことです。
(認証制度、肥料と農薬の制限、土壌の種類と健康など)

ビオワインとは

ビオロジックとビオディナミ、2つに分類されます。

  • ビオロジック=有機農法

  • ビオディナミ=天体学(ルドルフ・シュタイナーに提唱する)

酸化防止剤【亜硫酸】の量

酸化防止剤を入れることによって保存が効きやすく温度管理を容易にすることができます。機械で大量に刈り取られたブドウは雑草や虫なども混在してしまうため薬を使って除去されます。
その点、手摘みのブドウは実だけを丁寧にとるため、そういった作業は不要になります。

ナチュラルワインの楽しみ方

ナチュラルワインは開けたらその日に飲まないといけない?


その日に飲まないといけないという決まりはありません。
酸化していく=乳酸菌が増え香りも変化していく、そんな味と香りの変化も個性です。
乳酸菌が増えていくと、すっぱい香りやぬか漬けの深漬けのような香りに変化していきます。味わいも豆っぽくなったりします。

ナチュラルワインの保存の仕方

20℃以下10℃以上、セラーで保管がおすすめです。夏の常温だと数時間でダメになってしまうことも。
冷蔵庫に入れる場合はタオル等巻いて冷えすぎないように野菜室へ。

ナチュラルワインを飲むときの適温

温度が高すぎても低すぎてもワインの美味しさを引き出せません。

ベストなのは常温20℃くらい(特に白)

ナチュラルワインは高くても3万程度

クラシックタイプで長期熟成できる品種、格付けされているワインは何百万とするものもありますがナチュラルワインは高くても3万円程度とのこと。
安価すぎるワインもなければ、高すぎるワインもないので生活に取り入れやすいですね。

まとめ

ナチュラルワインの定義はないので、自分の好きな生産者やセレクトされているお店選びが重要ですね。
若いころは酸化防止剤が入っているとか何も気にせず大量生産されているワインもたくさん飲みましたが、ナチュラルワインと出会ってからは翌日の違いや飲み心地に、すっかり魅了されていました。

ナチュラルワインは無農薬だからこそ味も毎年安定しないと言われています。
同じ生産者でも購入した年のワインと同じ味にまた出会えるかは分かりません。
お気に入りのワインショップを増やして、一期一会の出会いを楽しみたいと思います♪





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