宇宙からのお手紙💌リーディング紹介②

友人のゆうちゃんへのリーディングを、お手紙にしました。
許可を頂いて、こちらに公開します。

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その浜辺に、夕暮れがやってきました。
空はオレンジ色をしています。近くの岩場や遠くの山は、もう黒い影で覆われています。海の波も低くなり、黒く見える所と、太陽の光を反射して赤く見えるところがあります。

オレンジ色の空の中で、太陽が燃えるように輝いています。
太陽は今日1日の仕事を終え、溶かされた金属のように揺らめきながら、黄色とオレンジの美しい光を放って、次の世界に役割を渡すため、燃え尽きようとしています。

昼間のうちは、色々な生き物の笑い声、喧嘩をする声、歩き回る音...色んな音が溢れて騒がしかったその浜辺も、今は姿を変えつつあります。

「太陽が沈んだらどうなるの?」

私たちが楽しく暮らした明るい世界、昼の時間が今、終わろうとしている。
終わることの焦燥感と喪失感に、心が震えました。



今、太陽が沈みました。
空に残っていた光も少しずつ消えていきます。
不思議なことに、空から光が消えていくにつれて、心が落ち着いてきます。
世界が暗闇に包まれると、心は今までになく静かで穏やかになっていました。
そして目の前に広がる世界を見ました。
そこには今まで見たことのない、この世界の新しい面が描かれていました。空には星が瞬いています。波は穏やかになり、海は美しい闇を映し出した暗い色をしています。その上を波が寄せるたびに、波の形が柔らかい白色に輝きます。
マーメイドが、波に身体をくすぐらせながら泳いでいくのが分かりました。
美しいうろこが、月の光を反射して、うねって光りました。

そして、世界の新しい姿を知った時、自分もまた、新しくなっていることに気づきました。
自分は世界のすべてだと分かりました。

夜はなんて楽しいんだろう。こんな自分がいたなんて、今まで知らなかった。
夕焼けを見ている時、時間は有限だと思いました。けれど夜になってみたら、夜はどこまでも際限なく広がっています。
夜はとても自由でした。

そしてふと、久しぶりに本当に1人きりになったことに気づきました。夜の中で、思いっきり体を伸ばしました。そして、心の中に、喜びが湧いてくるのを感じました。


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マーメイドが泳ぐ夜の海、とても美しくて、うっとりしてしまいました。
ゆうちゃん、素敵な景色を見せてくれてありがとうございました🌃✨

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