農家と一緒にこれからの自給について考えるスクール
野菜を自給するには1日10分で良い!?
「そもそも自給って、毎日の中のちょっとした事の積み重ねなんですよね。あ、自給ってこれぐらいでできるんだ!という感覚をもっと知って欲しい。
そう話すあまくぼ農園の久保和也さん
今回のスクールでは、日々の暮らしをちょっぴり自給して、自立できる人を増やしたい。そういう思いで企画をしました。(なので、畑を持っていない方も、お家でプランターでもできる自給の考え方を教わろうと思います。)
離島生活で感じた”外部依存”への危機感
久保さんが奄美大島で暮らしていた時、台風がたくさん来ていたそうです。そういった災害が起こると”食べるものが素麺だけになってしまう”という話が印象的でした。
「昔は畑がいっぱいあって自給していたと思うんです。でも今は少なくなってしまっている。そういう状況で、食べ物は島外から入ってくる食品に頼っている。つまり、外部に依存してしまっていることに気づいたんです。(あくまで僕はそうだったということなんですけど…)」と話す久保さん。奄美大島は台風が多いので、外とのつながりがいつ閉ざされるかわかりません。その分、離島特有の助け合いや分け合いという文化は素晴らしく、大いに助けられていたそうですが、自分で食べ物を作るって大事だなと思ったそうです。
有機農業で自給できる人を増やしたい
そして、農家として”有機農業”という方法を選んだ久保さん。なぜですか?と聞くと、それは「食べ物を生み出す土と、その周りの環境を守りたかったから。僕にとってはそれが自然で、当たり前だった」と言います。農家を守るためにも自給できる人が増えて欲しいという思いも持っています。それはどういうことか?
「だって、農家の負担が増えるじゃないですか、生産量を増やさないといけない。いろんな人が自給できるとそれは農家にとっても助かるんですよ」
生産する人が増えると、農家の収入が減ると思っていた私には、新しい価値観すぎました。
あと、製薬会社に勤めていた経歴も面白い。有機農業の考え方と真逆なんです。どちらの考え方も知っているからこそ、偏っていないし、受け入れる幅も広い。
私たちもそうなんですけど、偏りすぎるのは嫌なんです。いろんな人に来て欲しい。でもある程度の価値観は共有しておきたい。これってわがままなのかもしれないですけど、大事にしたいところでもあるのです。
スクールの詳細(期間と場所に関して変更がありました。)
CSA(Community Supported Agriculture)であまくぼ農園さんのお野菜を注文されたい方はこちらCSAについてなどはこちらをご覧ください↓
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皆様のご参加をお待ちしております!
※具体的な内容を追加しました
4月:(お話し)自給するとは?の基本(実習)畑の準備と夏野菜の種まき
5月:(お話し)有機農業について(実習)夏野菜の定植と雑草の対応
6月:(お話し)大地再生農業について(実習)大豆またはお米の栽培管理
7月:(お話し)植物の生態(実習)夏野菜の収穫、排水について
8月:(お話し)種をまく時期(実習)秋まき野菜の準備、気象対策
9月:(お話し)パッションフルーツについて(実習)秋まき野菜の種まき、定植など
10月:(お話し)自給できる範囲について(実習)枝豆の収穫、調整作業
11月:(お話し)循環肥料について(実習)種とりや挿し木
12月:(お話し)種をとること、つなぐこと(実習)大豆の収穫、畑の冬支度
11:00〜12:00 座学
12:00〜13:00 昼食(収穫物がある場合は収穫して軽く調理)
13:00〜15:00 畑作業
参加者の人数によって、時間が短くなることがあります。
よろしくお願いします。
サポートありがとうございます。ケレケレのお家の改装費に使わせて頂きます。いつかケレケレのお家に遊びにきてくださいね!