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ユーフォ3期雑感6 (11話)

ミスリード感ありありの予告ではありましたけども、それでもドキドキしつつ関西大会の結果を待ちました。
一先ずは朗報だった訳ですが、ある意味神の目を持つ我々(視聴者)が過剰反応していただけなのか、確かに不協和音はあったにせよ、メンバーとしてはそれはそれとして、ちゃんと研鑽を積んでいた様で何よりです。
他の関西代表が明静工科と龍聖と言うのも、何とも意味有り気ではあります。
偶々昼間に京セラドームでリアルに演奏していた、大阪桐蔭こと大阪東照と秀塔大付属(近大付)はどうしたんでしょう。
そんなこんなで
いきなりのクライマックスでありましたから、後は比較的平穏と言うか、不穏の前の静けさの様な、そんな感じでしたね。

結局のところ懸案事項は、棚上げになっているだけなので、これでまた全国のオーディションで再燃する様だと、いよいよ取り返しがつかない気がしないでもないですね。
但し、ミスリード感がより強くなっている様にも思えるので、部全体での不協和音なのか、コンクールメンバーの殆どが不満を持っているのか、もう良くわからないです。
つばめやすずめにしろ、さつきや葉月も、一貫してフラットに見えている様に思えますから。

南中カルテット✙久美麗

まぁ、難しい話は置いておいて、今回のハイライトは個人的には、やはり南中カルテットでありました。
仲良し川は2度目の登板でしたが、のぞみぞ(リズ)がやっと登場でした。
久美子は、みぞれに背中を押して貰えた様ですが、一方の麗奈は何を感じていたのか、唐突な別離宣言と言う醜態を晒しておりましたが、南中カルテットは夫々の道を歩んでいるんですけどね。
改めて麗奈は、音楽(と勉強)に全振りしてそれ以外のポンコツ振りを、如何なく発揮しておりました。
これでも、1年生の当初からすればだいぶ変化(成長)している様に思いますが、流石に久美子の事となると、ホント可愛いですね。
音楽だけが繋がりの拠り所と言うのも極端ですが、そもそも海外留学を目指していて物理的に距離が離れてしまう訳ですから、寧ろそちらの心配ならわからんでも無いです。
いや、分からないです。
もっと緑や葉月とも、交流を深められたらいいのですがね。
南中カルテットの絆も、実は部活引退後に深まっているのです。
因みに、みぞれの定期演奏会の会場は京都市内の様ですが、モデルは川崎市の洗足学園前田ホールだそうで、ここに来てユーフォの音楽面を支えて来た洗足学園でありますから、何とも終わりが近くなっている感じがしてしまいました。

くみれいがイチャコラすると、碌な事がありませんが、案の定久美子に対して、真由の「辞退しようか」恒例アピールがありまして、盗み聞きしていた奏も腹に据え兼ねたのか、その見立てを伝えておりました。
曰く、「久美子に譲って欲しいと言わせたいだけだから相手にするな」、「侮辱である」だそうです。
確かに侮辱と言うなら、そもそもが最初からだと思いますが、譲って欲しいの言質はどうなんでしょう。
他意は無さそうでもあるのですが、仮に奏の見立て通りであれば、悪意があると言うより、もしかすると真由の音楽に対する真摯さから、手抜きや辞退を自発的では無く、頼まれたからと言う大義名分が欲しいのかなと、ちょっと思ってしまいました。
そんな回りくどい真似をして迄、塩対応の久美子に執着しているのも謎ですが、実は真由が小学生時代は宇治に居て、久美子と何等かの接点があったのかな(恐らく真由だけが認識)と、妄想が捗ってしまいました。
つばめが、寄り添ってくれているのに、何だか上の空の様にも見えましたから。

何れにしても、久美子は最後は何だかんだ言っても、エンジンの掛かりが遅くともちゃんと出来る子の筈ですから、有耶無耶で終る事には為らないと信じています。

そう言えば久美子と滝先生の会話で、学校の吹奏楽は毎年新たな楽団を作って行くのが変なんて話もありましたが、そこが難しかったり面白かったりする訳で、まだまだブラッシュアップ出来る余地も、きっと吹部だけでは無く個人でもある筈でしょうね。

その時に、ちらっと滝先生の奥さんの写真の顔もハッキリ描かれていて、滝先生自身の心の変化もあったのかなと。

集大成ですから、皆が笑顔で終われます様に願っています。

(了)

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