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ユーフォ3期雑感2(6話〜8話)

そろそろ3期も終盤と言う訳で、宴も酣ではありますが、果たして纏まるんですかね。

新刊(短編集)も出る様で、これで原作のボリュームとしては3巻となりますから、4期濃厚の気もしますがどうなんでしょ。

[6話〜8話 雑感]

取り敢えず、1年生の問題が片付いて、いよいよ黄前久美子部長が本領発揮かと思えば、ユーフォはそんなに甘く無いですね。
知ってるけど。

6話は、コンクール京都府大会のオーデションでした。
加藤葉月がメンバー入りして、さっちゃん(鈴木さつき)が落選して、初心者ながらも1年の釜屋すずめがメンバー入りと言う波乱でありました。
そこで透かさず、みっちゃん(鈴木美玲)が久美子部長に、冷静に疑問を呈していて、何ともみっちゃんの成長を感じずにはいられなかったです。
ただ、さっちゃんを慮ってはあるにせよ、経験者として疑問は疑問として直接明らかにしたのはいいのですが、一方で3年生の滝先生に対する無条件の神格化を感じていた様で、そこのギャップは確かにあって不穏ではありました。
まぁ、高坂麗奈だけでしょ。
その麗奈も、多くを語りませんからそう見えるだけであって、音楽的な判断があってこそであるとは思います。
久美子は部長として、直接滝先生に疑問をぶつけ明確な回答を得た訳ですが、前面的に納得した風でも無かったですけど、久美子自身も1年生の時に出来ないフレーズを吹かなくて良いと言われ、奮起した経験があった筈なんですけどね。
結局のところ、人が集まって事を為そうとすれば、どんな環境であっても軋轢が生まれるものなのかも知れませんし、だからこそそれを乗り越えて、一致団結出来る事は素晴らしいのでしょう。
まぁ、年功序列であろうと、実力主義であろうと、枠組でしか無く人間関係や人の心と言うものの難しさは、姿形は変われど同じなんですね。

7話。
恒例の?水着回でありましたが、手放しで喜べ無いのは、重い話になるのも恒例だからです。
本格的に、黒江真由の本心と言うか、性格が露わになって、久美子にも手に負えないと言った雰囲気でした。
中途半端でも表面的であっても、踏み込んだ以上は最後迄責任取れよとは思いましたが、それはクラスメイトだったり、同じ吹部の仲間としてであって、現状は部長として踏み込む必要は無かった筈ですから、部に悪影響の無い限りの放置も、ありっちゃありでしょう。
まぁ、久美子にはそれも無理なんでしょうけれども。
京都府大会を無事突破して、アニメでは言及されていなかったB編成(メンバーに漏れた奏者の編成でコンクールに参加出来るがどんなに優秀でも全国大会には進めない)が、"モナカ"と言う愛称であると明らかになりました。
神前暁さん?
一先ずは、目標(全国金賞)への第一歩は踏み出せた訳ですが、表面的にでもぶとしては大きな問題が無くとも、久美子自身としては進路の問題もありますし、真由に関しても踏み込んでしまった以上は、無かった事に出来ないのも久美子ですから、中々平坦な道程では済まない状況であるのかも知れません。

8話もまた、一筋縄では行かない合宿回で、関西大会のオーディションがいきなりあると言う展開でありました。
そして、塚本秀一の存在感。
と言いたいところですが、久美子も麗奈もあんな感じな上に、本人もサポートに徹するのはいいのですが、あんな感じで前にも出ませんから、発言力が弱くなりがちです。
結構、核心を突いた発言をしてるのですが、あんな感じなので。
どんな感じだよ。
そしてオーディションは、さっちゃんのメンバー入り、かなぴー(久石奏)のメンバー落ち、久美子に代わって真由が麗奈とのソリ(ソロの複数形)演奏と言う、ダイナミックな結果でありました。
まぁ個人的には、ある程度予想通りの展開ではありましたが(何なら京都府大会で)、かなぴーの落選は意外でしたね。
低音パートとしては増減が無かった訳で、チューバの増員は何となく意図としてわからんでもありませんし、秀一も低音重視でトロンボーンパートが減らされるのでは無いかと言ってました。
かなぴーは、情報通と言われるほど周囲の観察をしていますから、恐らくユーフォでは3番手である事を自覚していたとは思いますが、それでも実力で落選は初めてだったでしょうから、ちょっと心配になる結果ではありました。
かなぴーは、ツンデレで実は繊細で、不器用なんです。
久美子は、ちょっとキャパオーバーかも知れません。
ソリも順当に選ばれると思っていた節もあり、慢心とは言いませんが冷静でフラットな判断が出来ていないですから。
麗奈も、久美子とソリを吹きたいと希望を述べていましたが、以前なら久美子が1番くらいの事は言っていたので、久美子と真由は贔屓目に見ても互角くらいの認識なのかなと感じていました。
ネットで見掛けたのですが、真由が風呂に遅れて来たのは直前迄練習していたからではと仰る方がいて、確かに元々の実力があって更に練習時間で差が出れば、自ずとオーディション結果にも納得が行く話です。
まぁ、久美子としては事務的に部長職をこなして、奏者のエゴ全開で練習に打ち込む事が出来る性分では無いでしょうから、真由の事にしても放置出来ないなら誰かに相談するとか、もっともっと周囲に頼る必要があるでしょうね。
緑(川島緑輝)も何だか、月永求の件で変な感じになっていましたし、表面上では波風はありませんが、穏やかとも言えずちょっとざわざわしております。
麗奈も緑に、温存していた滝先生差し入れのジュースを手渡す優しさを見せながら、その場を立ち去ろうとした辺り、逆に友人としてもう少し踏み込んでも良いんじゃないかと思ったりもしました。
この時の様に、言いたくなければ言いませんから。

ところで、かなぴーは求が好きなん?
いや、優しさと思い遣りです。

(了)

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