ユーフォ3期雑感4 子供疑惑
もう10話の放送目前だと言うのに、今だに9話の衝撃を引き摺っていると言うか、うだうだとあれこれ考えておりましたけれど、興味深い記事に出会いました。
8話の考察が中心なのですが、
その中でも
実は黒江真由は子供ではないのか
との指摘には感銘を受けまして、諸々に得心がいった次第であります。
"子供っぽい"や"幼い"では無く、"子供"であるのが、大きなポイントであると思われます。
子供だから、数々の失言の類にも大きな違和感は感じませんし、恐らく悪意が無いと言うよりも、善悪裏表すら無い純粋無垢で素直な言葉なのでしょう。
一時はその失言頻度から、悪意があるとするのなら、実は真由は中学時代には宇治に居て(西中辺り?)、何等かの因縁が久美子とあって、宇治に戻った機会に復讐をしているのでは無いかと、思ったくらいには困惑していましたが、もうそれは青春群像劇では無くサスペンスだよ。
久美子を慕っているのに、同族嫌悪(中学時代の自分と似ている)で避けられていて、真由としては短絡的なご機嫌伺いのつもりなのかも知れません。
立ち位置は、やはり妹なのかなぁ?
久美子の姉が登場していた辺り、何等かの示唆の様にも思えてしまいます。
真由のバックボーンは明らかでは無いですから、何等かの直接的な原因があったのかを窺い知る事は出来ませんが、一方では客観的な自己分析も出来ていましたから、対人スキルに於いての成長だけが止まっている感じなんでしょうかね。
そうなると、実力を持ちながら転校して来たのも、強豪である清良で何かあったと言うよりも、単純に親に着いて来た可能性が大きくなります。
自前の楽器を買い与える程ですから、吹奏楽に理解のある親御さんであるのは確かで、清良に残る選択肢を示さなかったとも思えないのですが、真由は我儘を通すタイプでも無さそうでありますから、親が安心する(であろう)転校を選んだのでしょう。
奏としては、何処まで理解しているかはわかりませんが、真由の特異性を理解していた節もあり、久美子に対して遠回しに冗談めかした警告を度々発していましたから、絶妙の距離感だったと思いますが、梨々花だったらどうしていたのかなぁ。
久美子としては、麗奈との事もありますし、最早真由と向き合う余裕も無いでしょう。
更に秀一は秀一で、率先して混乱に拍車を掛けてしまいましたから、個人の感情よりも吹部の分断問題に注力せざるを得ない状況でありますから、控え目に言って一大事の危機です。
大丈夫か?北宇治高校吹奏楽部と言うよりも、北宇治吹部幹部って感じですかねぇ。
久美子が覚醒して、真由も覚醒したら、全国金も夢では無いのかも。
今の状況では、夢以前の戯言に過ぎませんが。
(了)