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2023.04.01/カウンター
今日から4月に入り、
契約してから丸5ヶ月が経ちました。
工事も終盤に差し掛かってきています。
いつ完成するの?とほとんど会う人全員に聞かれるのですが、まだもう少しはっきりした事が言えません。ただ確実に進んでいます。
もう少しだけ発表はお待たせいたしますが、
その分、喜んでいただけるように私も頑張ります。
いま基本は、現場を石川さん一人でされているのと、私がはじめに提示した限られた予算内で、材料や作業費、そしてガスや電気、水道などの設備に使うお金を計算しながら、その中で極力収まるように努力しながら作って下さっています。
だけど、安く上げるために、安く仕入れたこだわりの無いものを選ぶのではなく、結構なこだわりを持って、部材選びもしていただいているので、石川さんにとっては苦しい中になる部分もあると思いますが、あまり文句も言わずに、小さなお子さんがいる家族なのに、その中、休み返上で毎日現場に出てくださっています。
普通なら、限られた予算で、材料も安くするために、木材もできるだけ安いものを選ぶ場合も大いにあると思います。
例えば、無垢は高いから、集成材やパーチクルボード、MDFを使うなど、いくらでも安くしていく事はできると思います。
私は、お店としてそれを活かした内装なら、全然問題ないと思うけれど、求めているものがそことは違って、予算は私からしたら安いに越した事は無いけれど、それよりも、納得のいく物をちゃんと妥協なく、丁寧に作り上げて貰える方が大事だし嬉しいです。
だからと言って、高級品を使うわけでは無いので、バランスを見ながら、石川さんの人柄で繋いだ縁を最大限に使って、作りたいものに沿った良い材料を通常より安く買える方法をコミュニケーションによって、得てくださっているみたいです。
自分の信念に反した、面白く無い事はしたく無いのは、石川さんも私も一緒だと思います。
だから、私の店ではあるけれど、石川さんの作りたい事、再現したい事を納得するまでして欲しいし、急かしたくないと言う気持ちも、はじめからずっとあるのです。
この工事の間、本当に色んな話を聞かせてもらって、たくさんお話をさせてもらったので、ユニークな石川さんの人としての魅力について、もう少し皆さんに知ってもらいたい気持ちもあるのですが、話がとんでもなく長くなりそうなので、、笑
ただ、これもお家を守られてるご家族あっての安心感から来る人柄なんだろうなと、改めて家族の大事さも感じたりもしました。
ホホホ座おやこのごろねを運営されてる奥さまも、
かわいいお子さん達も、同じ雰囲気をまとっていて、本当に良い感じです。
さて、カウンターなのですが、他の作業との兼ね合いもあって、実はまだ最終段階までは完成していません。完成はまたお店が出来た時に実際見て、楽しんでもらえたらいいなと思うので、現段階からの変化も楽しんでもらえたらと思います。
はじめ、カウンターを設置するまでは、
以前、noteにも書いた水道の配管を組んでいただき、左官で下地を作っていただいた所。
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また、普通造作って別の場所で作った完成品を持ってきて設置するイメージかも知れませんが、その場で土台から形を作って、板を研磨して、形を一つ一つ作りながら考えていって下さっています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101758783/picture_pc_c4eb72cae817fdb7fbc868ab07efcca8.jpg?width=1200)
また後々に時期が来たら紹介する予定なのですが、下地に使う板は、今回看板を作っていただく作家さんの床で使われていた木の板を使わせてもらっています。
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きっちり、角もピシーッと抜かりなく。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101758942/picture_pc_3d89ee2a2f02ac6c4159368cc1f6f42f.jpg?width=1200)
そして、板を一つ一つ塗装して、枠を当てはめる。
土台はラワン。側板にはアピトン。このカウンターに使った木材は、フタバガキ科で揃えられたらしいです。
この枠内には、焼杉を少し研磨した古材をはめて下さっているのですが、普通こういう時、周りに合わせて縦に木目をはめそうな気もするのですが、ここは杉の木目の美しさから宇宙や土星をイメージして横の流れを加えて下さったそうです。
そして、それにあたってドセイノワに因んで、土星の事も研究したそうな。笑
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カウンターを作る前、幾つか私の中のイメージの写真を見てもらったり話をしていたのですが、その中でキーワードになるのが、レトロな昔の海外の喫茶店や、魔女の宅急便のグーチョキパン店のカウンターをもう少し渋めにしたような感じでした。
そして、可愛すぎない中性的な感じにしたかったので、そこは何度も伝えていました。
そこで、使われたのが約3メートル近くある
大きな一枚板のラワンの無垢材です。
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それが迫力もあるし、だけど木目は大人しく繊細で、すごく上品な印象で落ち着いた雰囲気。
塗装は、以前にも紹介した赤ちゃんが舐めても問題ないドイツ製のオイルを何度も研磨されてサラサラの手触りの表面に美しく染み込んでます。
まだ左官部分が、他の作業との兼ね合いで終わっていなくて、まだ下地状態なので、まだまだかっこ良く変わります。
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この後、カウンターの後ろにも造作棚も設置されたり、まだまだ変化していきます。
そこは実際に来ていただいた時のお楽しみに、
取っておこうかなと思います。
いちいち、感動しててもしょうがないけど、
私はやっぱり嬉しくて見るたびにジーンと来たりしてます。
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