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髪の毛を丁寧にケアすることが、見た目印象の底上げと心を健やかに保つ鍵になるのかも

先日、会社のトイレに入った時のこと。
鏡に映った自分の顔があまりに老けこんでいてかなりのショックを受けた。
昨日の夜、顔にパックもした。化粧もちゃんとしてきた。
セーターの毛玉だって昨日手入れした。
なぜ・・・・?

鏡の中の自分をまじまじと見て観察をしてみた。
そしてすぐにその「老け」の出どころがわかった。

、だ。

空気が乾燥していることも手伝って、遊び毛(いわゆるアホ毛)が頭頂部に散らばって、とても乱雑な印象を与えている。
また、適当にブローしたがために全体のシルエットが崩れてモヤっとした感じになっている。

あぁ、こうやって書き出すと分かるのだが、髪・ヘアスタイルというものは「印象」そのものなのだな、と分かる。
どんなヘアカラーで、どんなヘアアクセサリーで、など詳しいことは記憶に残らない。
けれど、「しゅっとした感じ」「ふわっとした感じ」「ぼさっとした感じ」という印象をとてもとても強く残す。

その人のイメージを一瞬で決める強さをもつ。それが髪なのかもしれない。

髪って侮れない・・と一人、鏡と向き合いながら思った。
アイラインよりも、マスカラよりも、何よりも優先してヘアセットに時間をかけるべきだ。
鏡の中のもさっとした自分を見つめながら、そう固く決心をした。

そこで、どうするか。
ただでさえ時間のない朝。早く起きて時間を「増やす」というのはなかなか難しい。
そこで朝の身支度の順番を変えよう、と思いついた。
普段私はヘアセットを一連の身支度の一番「最後」に行っている。
これを、身支度の一番「最初」に行うことにした。
そうすることで時間がなくても髪型だけはきちんと決まっている状態を作れるはず。

次の日の朝、すぐに実行に移した。
かつて美容師さんが教えてくださった内容を記憶の底から総動員して忠実に、丁寧に行う。

まずはきちんとブラシでとかす。
その後美容院でお勧めされたヘアミストで全体に湿らせてから丁寧にブローをする。
そしてオイルを少しだけ髪の内側につけて全体のボリュームダウンをしながら形を整える。
最後、遊び毛を抑える為にケープを吹きかけてコームでなじませて完成。

ここで大切なのは、おでこと耳を出して顔の輪郭をきちっと出すことだと思う。
私の年齢になると「無造作風」と呼ばれるヘアスタイルはなかなか難しい。どんなに頑張ってもだらしない印象を与えてしまう。であれば思い切って顔まわりをすっきりさせて「しゅっとした」印象に仕上げる方が清潔感もでる。

そんなこんなで身支度を完成させ、家を出た。

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さて、会社に出勤し、休憩時間にトイレに入った。

そこには前日とは別人と思えるくらい、髪の毛が艶やかな私が立っていた。
洋服も、メイクも、何一つ変えていないのに、その違いに私が一番驚いた。
全体が一気に底上げされた様な変化だ。

さらに、不思議なことに、元気がでる
いつもだったらしゅんとしてしまう様な場面でも、落ち込まない。
相手ときちんと向き合ってコミュニケーションが取れる。
これが見た目以上に大きな変化だった。

もしかしたら他人様から見たらそんなに大きな変化はないよ、と言われてしまうかもしれない。
けれど自分が自分をきちんとケアをしていると知っていることは、思っている以上に自分の心を強く支えてくれるのだな、と改めて思った。






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