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恋愛がうまくいかないから、兄にアドバイス求めてみた

あかね(29歳)は最近、彼女(29歳)にプロポーズし着々と結婚の準備をしている兄のまさし(31歳)に恋愛と結婚についてざっくばらんに聞いてみた。
恋愛に悩む妹と、自身の経験と男の心理を解説してくれる兄とのやりとり。

インタビュー開始。兄に恋愛結婚のトピックについて聞き出していく

あかね:着々と結婚の準備を進めてるんやね。

まさし:彼女と相談しながら、少しずつやけどな。

あかね:結婚の決め手はなんやったの?

まさし:決め手…….。これが決め手って断言できるものなんてないよ。積み重なった結果、結婚したいなと思ったから。

あかね:そもそも、結婚を考える女の子と、恋愛対象は別なもんなの?

まさし:わざわざ、それを区別する意味がわからない。恋愛の延長に結婚があるのでは? 恋愛用と結婚用で分けること自体がめんどう。

あかね:なるほど、恋愛対象と結婚対象を区別していたわけではないと。
(あかね、スマホにメモる)

まさし:え、なんで、メモとってるのん?
(まさし、怪訝そうに、あかねを見る)

あかね:次の仕事のために予行練習。人に取材して、記事を書くみたいなことをするから。試しに兄ちゃんにインタビューしよかなと。お題は恋愛がうまくいかない妹が兄に助言を求めるというテーマで。
(※注:あかねは最近転職することが決まった。やりたいことだった)

まさし:まあ、ならいいけども。あと、インタビューするんやったら、オープンクエスチョンやったら、答えずらいことがあるから、クローズドクセスチョンを織り交ぜるとか、持論を展開してそれに対する返答で話を広げるのもいいと思うよ。
(※まさしは普段コンサルティング職の仕事をしているため、そんな助言した。)


オープンクエスチョン:二者択一で解答できる質問を避け、自由に発言できる聞き方。
クローズドクエスチョン:AかB のどちらかを選択させるような回答範囲を限定する聞き方

恋愛対象と結婚対象は区別するのか否か?

あかね:恋愛対象と結婚対象を区別しないことについて、もうちょっと聞きたい。恋愛対象と結婚対象はまた別っていう男の子の意見聞いたことあるんやけど。

まさし:遊んでるやつはそういうやつおるかもしれんな・・・。目的によって、そりゃ行動の仕方もかわるでしょうよ。結婚なんて全く考えてなくて、ただただモテたいってやつもいるやろうし。

あかね:……なるほど、最初っから、明確に区別している奴はそもそも、遊びを求めてるってことか。
(あかね、過去の苦い思い出を思い出す)

まさし:そこは見極めていかんとあかんところやろうな。

あかね:見極めっていうけど、どう見極めたらいいもんなん?

まさし:行動を見るしかないよな。相手にどれほど向き合っているかとか。彼女の不安や疑問に対して丁寧に答えていくとか。話し合うとか。

あかね:……そうっすね。教訓にします……(;_;)

結婚への焦り?可能性の幅?結婚への意識

まさし:っていうか、あかねは結婚に焦ってるん? まわりが結婚してるから、私もはやくせなみたいな。焦りはいいことではないよ。

あかね:いや、焦りっていうか。可能性の幅を考えなあかんなと。むしろ、今まであんまり焦ってなかった。のんびりしてた。恋愛うまくいかなかっても、じゃあ、今、仕事頑張るときなんかなと思ったりして。
でも、20代最後で30代が見え始めるといろいろ考えるようになった。
転職したのも、仕事と他のバランスも考えなあかんなと思うようになったのもきっかけのひとつやった。
年齢がすべてではないかもしれないけど、年齢の足きりにあうことにもなるよなって思うと、あまりのんびりもできんやろうと。
焦りからというより、気が付いたときにどんどん可能性を狭めているという状況になるよりは、考えたほうがいいんじゃないかなと思って。

まさし:じゃあ、結婚はしたいんやね?

あかね:結婚という形にこだわるっていうか、一緒に暮らしていくパートナーがいるといいなと。それが結婚という形でも事実婚という形でも。

まさし:なるほどねー。

男が結婚を決断するときとは?

あかね:なので、男の人が結婚を決断するときってどういうときなんやろうって気になって。年齢とか収入とか明確な基準があるんかなって?

まさし:いや、男ってそこまで深く結婚を考えてないし、スケジュールも立ててない。そもそもの生物学的な違いがあるよね。女の人は子供を産むにはとかいろいろとリミット意識するから、ライフプラン細かく考えたりするけど。男はそんなかっちりした基準なんてないよ。

あかね:じゃあ、なにが要因で結婚を決断するの?

まさし:……なんていうか、空気感かな。周りの友人が結婚しはじめてるし、そろそろ俺も結婚するような時期なんかなと思ったり。空気に流されるよね。あと相手のプレッシャーもあるやろうね。

あかね:兄ちゃんの彼女さんからはプレッシャーあった?

まさし:プレッシャーていうほどきつい言い方はなかったけど、結婚を視野に入れて私は付き合っていますよ。っていうふんわり相手の気持ちは聞いた。

あかね:それを聞いて、兄ちゃんはどう思った?プレッシャーになった?

まさし:いや、プレッシャーっていうか。そういう気持ちやねんなと理解した。

あかね:彼女がそう望むのなら、その気持ちを受け取って考えなあかんなって思ったってこと?

まさし:そう、それが最初に言った積み重ねってこと。

あかね:子どもは欲しいと思う?

まさし:欲しいと思うよ。

あかね:人数の希望はあったりするの? よく言うやん?自分の兄弟の人数を参考にするって。

まさし:一概にこの人数がいいっていうのはないかな。授かりものでもあるし、それこそ、経済状況も考えなあかんし。今後のライフプランで彼女とも相談やし。

結婚を考えるに至るまでの恋愛について

あかね:なるほどね。ここまでは結婚よりの話やったけど、結婚を考えるに至るまえの恋愛について聞きたい。私も参考にしたい。
今の彼女さんとの出会いのきっかけは?

まさし:友人の紹介。

あかね:出会うためのきっかけはこだわったりしてた?

まさし:いや、別に。合コンもしたし、街コンにもいったし、紹介もしてもらったし。

あかね:なるほど、出会いの数を増やすっていう戦法やね。

まさし:そうやなぁ、出会いの数を増やして、焦らずやろね。っていうか、あかねは選り好みしてるってわけじゃないの?

あかね:好きな人ができないとかじゃないんよね。コンスタントに気になる人や好きな人できるけど、なかなか……。

まさし:あかねに何か原因があるんかね?

あかね:・・・・・・。(私に要因があるのかも、とネガティブになる)
最初、向こうからグッとアプローチがきて、こちらも気になりはじめたのに、いつの間にか冷たくなったり、他に別の本命ができてたり……。なかなか落ち込むことが……。だから、最初に結婚相手と恋愛対象は区別するのかっていうことを尋ねた。

まさし:まあ、選択肢をなるべく増やして、そこから選んでいこうっていう心理はあるわな。これは男だけじゃなく女もやけど、競争にさらされてるわけやからな。他にいい人見つかったらそっちにいくやろ。

あかね:あと、重くなってるんじゃないかなって思って。

まさし:そりゃひと時の恋愛ゲームなら、そうかもしれないけど、将来を視野に入れてって考えるのなら、真剣なことも気になるのは当然やろ。

あかね:あと結婚相手と恋愛対象は区別するのかと質問した意図はもう一つあって。数年付き合ってて、彼女側はこのまま結婚やろうと想定していたのに、彼に別れを告げられ、そして彼はそのあと付き合った彼女と数か月くらいで結婚したっていう事例があって、彼は他の女の子を探しながら、彼女と付き合い続けていたっていうを聞くと。もう、恐ろしすぎて。

まさし:なるほどね。それは、だから、その付き合いの積み重ねの中で、その彼女との結婚はないってジャッジしたんやろうね。

あかね:怖っ!その事例恐ろしすぎじゃない?

まさし:それを防ぐためにも、早い段階で相手の意向を知っといたらいいよね。

あかね:それこそ、そんな質問をして、重い女と思われるのが怖い。

まさし:それは質問の仕方によるやろうね。お付き合いをしてしている段階なら、それが気になるのは当然。かと言って、脅すように期限を設けたり、厳しく詰問されると嫌にはなる。でも、そうではなくて、私はこう思ってるけど、どうかな? と相談のように投げかけられたら、彼氏側も真剣に考えるんじゃないかな。

あかね:まさしく、彼女さんがした方法やね。

まさし:男ってそこらへんの計画なんてちゃんと考えてないし、億劫やと思っている。リミットとかいろいろ計画性を意識する女性側から、誘導するほうがスムーズやと思う。まず希望を伝えて、男側に考えさせる。

あかね:なるほど。勉強になります。

まさし:それに、そんな真剣なトピックが出て、重いからと言ってうまくいかなくなるのなら、遅かれ早かれうまくいかないんやし。それなら早めにわかって、次に行くほうがいい。

恋愛に至るまでの出会いの部分について

あかね:じゃあ、次は、恋愛に至るまでの出会いの部分についてもっと詳しく聞かせてほしい。
女の子の見た目は大切?

まさし:そりゃある程度タイプでなかったら、付き合わない。

あかね:彼女さんは見た目タイプではあった?

まさし:うん。タイプではあった。でも見た目だけで決めているわけではない。見た目の下限値を設けているから、それがクリアできていれば、そのほかの部分の相性を考えるよ。

あかね:なるほど、どストレートでなくとも、恋愛対象としてみれる許容範囲であれば可能性があるのね。
ちなみに、顔がタイプって言われたら、喜んでいい? マッチングアプリでそう言ってくれた男の子がいたんよね。

まさし:うん、恋愛対象の土俵には乗ったからいいんじゃない? てか、アプリってことは、それこそ、見極め力が必要になるな。真剣度の。

あかね:まさしく。うん、でも過度に期待しすぎず、うまくいけばいいなとゲーム感覚で考えるようにしてる。

まさし:アプリもまあ、いいけど。学生時代からの友達とかサークルとか身近なコミュニティないのん?

あかね:学生時代とかサークルとか、昔ながらのっていうの一番理想やけど、もう既婚割合が増えて来ているからね、だから、他の間口も探さないと。
こう、のんびり構えていた弊害っす。そして、競争にも負け続けてきた結果です。しょんぼり

まさし:まあ競争といっても、勝ち負けではないし。相性やから。焦らず、でも出会いの数は増やす、行動することが大切やろうね。

あかね:心します。兄ちゃんの話すごく参考になったよ。ありがとう。


インタビュー後述

リアル名でやるのは気恥ずかしいので
あかねちゃんと、まさしくんと仮名で記述しました。
ですが、わりとガチで話していたまんまの記事です。

取材して、記事にするという仕事を転職後するので、
インタビューの練習を我流でやってみようと。
取材トピックは自身の興味関心が強いもので(問題意識がつよいもので)なおかつ、踏み込んで話を聞けそうな相手って誰だろうと思いついたのが家族でした。

最初は兄も怪訝そうな顔をしてましたが、
妹が、仕事の練習になればということと、人生に関わるトピックだったので
真剣に受け答えしてくれました。

まだまだ我流でやってますが
また、別の家族にも別トピックでインタビューしてみたいなと思っています。

またそんなインタビュー経験を重ねていくなか、ゆくゆく、何かの創作の種になればいいなと
小説家志望としても思っています。


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