男の育休メモ•その29／どうしてもラーメン食べたかった話

娘が生まれて、行けなくなった場所はいろいろあります。居酒屋、ラーメン屋、喫茶店、バーとか、狭めのレストランとか、町中華、蕎麦屋さんとか…

もちろん出産前から覚悟していたので、行けなくても娘がいてくれるだけで幸せなのですが、そんな僕と奥さんに、生まれてから3ヶ月くらい経ったとき、
「旨いラーメン食べに行きてえ…！」
といった、どうしようもなく強いラーメン欲が来訪しました。

ラーメン欲、来たことがあるでしょうか。
カップ麺でもファミレスのラーメンでも満足できず、専門店のあの美味しいやつを食べたいという気持ち。
テイクアウトや通販で家で食べるのも美味しいけどなんかちょっと違う…という気持ち。
フードコート的な感じで食べれたら良いけど、家の近くは路面店しかないという気持ち。
夜中にミルクを娘にあげながらラーメンを思い浮かべてしまう抑えられない気持ち。

みなさんにご迷惑をおかけしながら、結果的に食べに行ったわけですが、行くまでの逡巡とか思ったことをまとめてみます。

なんで行けないのか

行けない理由は、お店が狭い、泣き声で雰囲気壊してはいけまいとか、居酒屋だったらお酒飲む場所に子供はどうか、とかでしょうか。
これを、利用者側が気にする場合も、お店側が気にしてお断りにしている場合もどちらもありますね。
今回のラーメンの話は、僕らが気にしている、という話です。

ただ何故気にしているのかというと、一度ベビーカーお断りのお店があったためです。抱っこヒモ持っていなかったので、泣く泣く退散した苦い記憶です。

ベビーカーお断り…当時は想像もしていなかったのでショックだったのですが、考えてみれば、お店側としてもベビーカー対応は面倒でしょう。
通路は塞がれるし、持ち上げたりしなきゃいけない時もあるし、回転率は下がるでしょうし…

なので、
「なるべくご迷惑をかけないように、ラーメンを食べに行けないか」
が僕らのミッションとなりました。

準備したこと

大したことはないのですが、下記のことは準備して、守ろうとしました。
そもそも行こうとしていたラーメン屋さんは2〜3回行った程度で、常連でもなんでもないので、お店に甘えてはダメ！という思いでした。

•ベビーカーに加えて、抱っこヒモ
•おしゃぶり
•お昼の忙しい時間帯は避けて、11時ごろ行く
•謙虚な気持ちは忘れない
•食べ終わったら迅速に退散

そもそも抱っこヒモで食事することも是非があると思います。マナー違反って意見もありますよね。抱っこヒモ食べづらいですし、赤ちゃんの頭にこぼれそうですし。
ただ今回はスイマセン、ラーメン欲あるんで、そこは目をつぶっていただいて、という感じでした。

行ってみたら

で、行ってみたら、なんの面白いオチも無いのですが、大変良い対応をしていただいて、大変美味しくいただけました。ありがとうございました。

•カウンター10席、奥にテーブル2つくらいのお店
•店の前で抱っこヒモにしようとしたところ、ベビーカーのままテーブルに案内していただいて、ベビーカーの運搬もしていただく
•なにより、スタッフの方全てが嫌な顔せず、気持ちの良いご対応
•ラーメンも美味しかった…

うがった見方をすれば、誠実な対応いただいたのは、このSNS時代、生半可な対応をするとすぐ口コミだのなんだので批判されるからでしょうか。
だとしても、気持ちの良い対応はありがたいものです。謙虚な気持ちを忘れなければ、またラーメン食べに行けそうな気がしました。

ただ改めて思うのは、ここまで気にしないといけないのか…？という気持ちもまだあります。
日本ならではなのか、海外はどうなんだろうとか、また調べてたり気づきがあったらまとめてみたいと思います。