【FIRE夫】結婚の理由
前回のリクエスト記事(FIRE夫の育てられ方)をアップしてホッとしていた矢先、なんとすぐさま次なるオーダーをいただいてしまった。
こちらである。
「ご主人様のどこに惹かれて、生涯を共にする決意をされたか」
…あの、こんな無邪気にヘビー級のリクエストする方、いる…?
しかもまだ書くって言ってないのに既に読む前提で楽しみにされている。
これが、古都にお住まいの「気位の高いひと」なのか…。おそろしい。
さて、結婚して10年以上、家出を含め離婚の危機が片手で収まらない生活を送ってきた私たちだが、まだ初々しかった婚約時期を思い出して結婚の決め手を書いてみようと思う。
…と言ってみたが、実はわざわざ思い出すまでもなく結婚の理由は覚えている。
覚えているが若干書くことを躊躇してしまうのは、友達に結婚理由を言うといつも苦笑されるからだ。
しかしなぜだろう。
なぜみんな
「顔が好きだから」
という答えに苦笑するのだろう。
最初は普通に答えていたこの理由も、だんだん口ごもるようになってきた。
みんな、結婚相手の顔って大事じゃないのだろうか?
私は、夫の顔がど直球でタイプだった。
夫はゲバラ顔なのである。
そして私は「濃くて垂れ目」な顔が好きなのである。
おそらく私自身がさっぱりした顔だからだとは思う。
うちの家系は私と父方の祖母以外はみんなバタくさい顔(で猫目)をしているのだが、私と祖母だけあっさり顔なのだ。
なのでバターに囲まれて生活することに安心感があり、しかも「垂れ目」という未知なる優しげな雰囲気が加わることによって新鮮味を感じたのだろう。(言うまでもないが優しげな目をしているからと言って優しいわけではない)
自分にない顔(垂れ目)でありながら、バタくささ自体は馴染みがあるという絶妙な顔、それがFIRE夫なのであった。
なにより結婚したら相手の顔は毎日見ることになるわけで、その顔が自分にとってドンピシャな顔であるという状況は、ものすごく大事なことなのだ。
なぜなら、どれだけ離婚覚悟の激しい喧嘩をしていても、
「ムカつく!!なんなのこの人!?ありえないんだけど!!でも顔が好き!」
となるからである。
え、ならない…?
むしろ私は度重なる喧嘩を夫の顔で乗り越えてきたと言っても過言ではないのだが。。?
さて、これだけだと「こいつ大丈夫なのか…?」と思われそうなので、2番目の理由も書いておこうと思う。
夫は地方出身なのだが、一方で私は東京生まれの東京育ちである。
のみならず、父親と母親もそれぞれ東京で生まれ育っており、隣同士の区の出身だ。両家の祖父母の代から東京に地盤がある状態である。
大学生になるまでは全く自覚がなかったが、親戚中が東京にいるということは心のどこかで土地とそこに付随するネットワークに甘えている部分があるのだった。
親が用意してくれた近くのマンションに住み、片足を親元に突っ込んでるくせに自立してる風を装う日々。
周りの助けを受けながら文字通り自分のホームで努力していれば体裁が整う状態だったのだ。
が、夫は、真逆だった。
私とは逆に、進学と共に将来を見据えて上京した夫は、たったひとり、自分の足だけで、すっくと東京の地に立っているように見えたのだ。
実家から何百キロも離れた東京に意志を持って出てきていて、「俺はここで成功する」という凄みがあった。
流れに任せて「楽しいー♪」って生きてきた私とは次元が違ったのだ。
夫はゴリゴリに生きていた。
私はその姿にとても胸を打たれてしまったのだ。
誰にも寄りかからず、主体的に生きる様を見せつけられてる気がした。
甘えてんなよ?って。
バックアップのない状態で一から全てを築き上げる様が、私にとっては大人っぽく、自立しているように見えたのである。
そう、その自立心が、とんでもなく極端なものだということも知らずに、請われるままに結婚したのであるが…。
あとはnoteに書いた各記事の通りである涙
しかしひとつ、この結婚で確信していることがある。
そう、それは
「FIRE目指すなら、
結婚相手は顔より価値観!」
ということだ。
え、当たり前?
お金に関するベクトルが真逆な夫婦だと、FIREどころかそもそも別離を選ばざるを得なくなる可能性も高い。
話し合いで疲弊した我が家の二の舞にならないよう、そこだけは強くお伝えして行きたい所存である。
逆に、顔がドンピシャのタイプなら他はまあいっか!と思える奇特な方なら、「顔で選ぶ」はオススメである。
だって、毎日見るものですからね☆
さて、みなさんの結婚された理由はなんですか?
※ぱんだごろごろさんが、ご自身の結婚の決め手を記事にしてくださいました♪
この理由!
そして続編も納得!
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