「深夜高速」を聴きながら / この1ヶ月、この10年を振り返る。



年をとったらとるだけ 増えていく物は何?
年をとったらとるだけ 透き通る場所はどこ?
十代はいつか終わる 生きていればすぐ終わる
若さはいつも素っ裸 見苦しい程ひとりぼっち

深夜高速 / フラワーカンパニーズ


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noteを始めて28日目、嬉しい出来事


こちらの記事。

なんと、note公式のおすすめ記事に掲載頂きました。


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note開始28日目、2度目のクラッカー、パーン!
ありがとうございます!


有難いなあ光栄だなあ、とほこほこした気持ちで翌日も仕事に励み、
さて、とまったりランチタイム。

…ん?


note公式twitterで、私の、記事が!?!?


note公式twitterでも取り上げて頂く、というウルトラC的な展開。
OLのマイコさんって、ワタシ、か?
ええ?

本当に、何が起きるかわからんもんです。



変わった事、知った事


noteを始めたのは今月、6月2日の事。
好きなコトやモノが、平均のそれより少々多い事は自覚していた、と思う。
創造され、発信され、多くのモノやコトをひたすらに飲み込み、消費する毎日。
消費しきれず、なんなら太る有様。


ひたすら受動的な日々を、能動的に変えていきたい。
もっと「自らの言葉で何か出来ないか」と思って手が伸びたのが、このnoteというコンテンツ。元々、好きなクリエイターさんや友人も何名か始めていて、使いやすそうだな〜、なんて思っていた。
実際めちゃくちゃ使いやすく、ブログ文化から離れて久しい私にも、よし!と思った日に即座に始められた。日々「カイゼン」し続けて頂いているおかげで痒く無いところにまで手が届く。

Twitterはずっと続けていたんだけども、発信するには140文字は少ないなあ…と感じる事も多々あったので、結果的にこの出会いはかなり良いものになった。


①アウトプットする事で生まれる「思考の余裕」

元々私は考えすぎる程考えすぎるタチ。
これに加えて、割と活字中毒。
脳内には常に、言葉が飽和状態。

しかし、こうしてアウトプットする場所が出来た事で滞っていた思考が緩やかに流れて動いているのを感じる。アウトプットして出来た「スキマ」に、新たな考え方や新しく取り入れたい事が出てきた。


②人やモノを見る目が変わった

今まではなんというか

「目の前で起きたことを全て真正面から受けて立つ」

といいった感じだった。バッチコーイ!よっしゃ!的な。
これはこれで悪くは無い。良い事を受ける時なんかは時に。
ただ、マイナスの感情や出来事から受けるダメージが半端じゃない!
そんな真正面から受けるからダメージすごいんだよ、鼻血出てるぞ?と自分に言ってやりたい。

「note」の良いところは、ただ一方的に発信する場所であるだけでなく、「多くの発信している人が集っている」という側面も大きい。

今まで聞こえていなかった声が、ちょうど良いボリュームで聞こえる

例えるならそんな感じだ。
良い意味で、距離感がある。そのおかげで、実生活で関わる人や物事への見方がかなり変わった。むしろ、今までどれだけゼロ距離で関わろうとしていたんだ?


③オチも正解もなくて良い、という事を知った

様々な人の記事を読んでいて、所謂「オチ」がない内容の記事も多くあることに気付いた。でもそれで良いのだ。バカボンのパパも言っていた。

その時思った自分が全てだ。

noteには世代、職業、住む土地、多種多様なクリエイターの方々が集っている。
学生、主婦、社会人、どんな立場でもどう思ってどう書いても良いのだ。


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正解や、正しい生き方を求めてずっと生きていた


「○○歳なんだから、そろそろ××すべき」

「○○なんだから、××した方が良い」

思い返せば、外側からも内側からもそんな声が耳に響いていた。
ぼんやりこの10年を振り返る。


大学中退、
療養生活。
社会復帰、
アパレル販売員として生きた5年、
その間に転職、
体を壊し、休職。
またも療養、

そして転職、およそ3年が経ち今に至る。

「紆余曲折」という四文字が浮かぶ。
「体が資本」という四文字も浮かぶ。

しなくていいはずの挫折と失敗が沢山あった。
親、友人、先輩、上司、心配され続けて迷惑も沢山掛けた。

あまりに生きるのがヘタで、自分に愛想が尽きて、コンプレックスと自己否定の間で四つん這いになっていた。

世間の隙間に挟まって生かされている夜をやり過ごして、それでもやってくる朝を恨めしく思う日もあった。

それでも今に感謝、とはまだ言える立場でもなく、そんな度量も、ない。


ハタチの私が思い描いていた程、この10年全く順風満帆ではなかった。
と、同時に、10年でそこまで大人になれない事も知った。

なーんだ、結構世の中の人ってちゃんとしてないんだな!

無闇矢鱈に「うまくやらなきゃ」なんて思わなくてよかったのだ。


生きててよかった そんな夜


だいぶ力が抜けてきた気がする今日この頃。
「今日はこの辺でオッケーオッケー、明日もそれなりに頑張ろうぜ」
と、自分に甘く接することも許せる。

70%で頑張れば、30%余裕が生まれてイレギュラーな出来事にだってそこそこ対応できる。
120%頑張らないといけない時に踏ん張りも効く。


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祖母の故郷、山形から佐藤錦が届いた。

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つややかで、瑞々しい季節の便り。


この味がやってくると、夏はもうすぐそこで、私はひとつ歳を重ねることになる。

これを書いているのが、6月30日の夜。

7月1日、私は30歳になる。

有難い事にそこそこ健康で、働く場所もあり、愛する夫も目の前にいる。


佐藤錦を口に含む。
弾けるように甘さが広がって、後から少し酸っぱさが追いかけてくる。


生きててよかった


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