10/15〜10/25のパステル画
パステル画をはじめて一週間。好きだなと思える絵とう〜ん、となる絵がある。でもどれも、なかなかかわいいじゃないかと思えるので楽しい。
描いた順番に並べてみる。
「黄色のコインランドリー」
パステルをはじめて触った日に描いた、第一号の作品。
なぜか壁が一面真っ黄色のコインランドリー。すごく小さくて狭い。(おそらく三畳くらい?)けどちゃんとベンチとマンガがあるのがいい。
「アイスクリーム」
テーブルのツヤと、そこに映った光を描くのがむずかしかった。けど、好きな色合い。
「ラストオーダー」
いいな〜と思ったお店の雰囲気を描きたかったんだけど、なんだか目が散るような、どこを見たらいいか分からない仕上がりになっちゃった・・・。木の感じを描くの、むずかしい。
もっかい描いてみよう、と思って描いたんだけど、一枚目の方がよかったような。↓
描いてみてから、店内の感じより外の夜の色がいいなぁと感じて、タイトルは後付けした。
「ハンバーグ定食」
一つ前の絵のお店で食べたもの。再現度としては高くできたけれど、なんかちょっとつまんない感じがする。パステル描く用にと、それっぽい写真撮っちゃだめだなと反省。
「駐車禁止の道と猫」
車の通らない広い道で悠々と寝そべってた猫。いいね〜!!!とテンションがあがって、すぐ写真を撮った。たしか7月の頭頃だったので、右側の生垣に紫陽花が咲いてる。
テンションがあがって撮ったものを描いたものはいい。たぶん
「DRINK STATION」
この日から紙を100均のスケッチブックから、より目が細い水彩紙に変えた。細かい表現がしやすくなったので、少しほっこり具合はおさえられる。この中だとこれが一番時間がかかった。
ほんとうはこの赤い屋根に「DRINK STATION」と書いてあるんだけど、うまく白い色が乗らず断念。
ここ、今は近所のサラリーマンたちの喫煙スペースと化しているけど、昔は自動販売機があったらしい。だからDRINK STATIONなのね。ここでよく立ち話をした、思い出の場所。
「台風の日」
床に敷いたブランケットの上に宅配ピザを置いてる、怠惰な感じを再現したかったんだけど、布のくしゃくしゃ感を出すのがむずかしかった。
宅配ピザ大好き。手軽にすごく特別な気持ちになれる。
「落としもの」
手袋とか靴とか、何かの片割れの落としものを見つけると写真に撮っている。出かける機会がたんと減ったので最近ぜんぜん撮れていない。
アスファルトがむずかしかった。あとちょっと平面的になりすぎちゃったなぁと。写真の時点でもうちょっと構図こだわった方がいいのかなぁ。
これが元の写真。写真の方がなんか、グッと来るものがあるような。靴の異質な感じ、ぽつんと感が出てる。アスファルトと皮の、テクスチャがぜんぜん違うからかも。
「空き地の猫」
白くて毛羽立ってる草あるじゃないですか。左側に生えてたのがそのタイプで、白くて薄緑で、再現するのがむずかしかった!
あと、猫特有のかわいいフォルムを再現できなかったなぁ。ほんとはもっとかわいいんだけどなぁ。
水彩紙を部屋に出しっぱなしにしていたせいか、心なしか紙がしけっていて、色が塗りづらかった。パステルに湿気は禁物だ・・・。
「ぶどう」
うちの近くに八百屋があって、立派なフルーツが安く売られているのでたまに買う。ぶどうってよく見ると紫じゃないし、一粒一粒けっこう色がちがうんだなと気づく。
途中から、ネイビーの色を混ぜるとよりぶどうっぽくなった。おもしろい。
***
パステルをはじめて、11日で11枚描いた。珍しく続きそうな予感のする趣味。すっかり日課。日課があるって心落ち着くもんだな。
過去の写真を掘り起こして描いているけど、描きたい写真が尽きてきたので出かけないと。
こうして並べてみると、これ私の生活そのものだなと思う。スマホの写真フォルダを眺める時よりも、もっとそう思う。絵とか写真とかエッセイとか、もしかしたら表現すべてに言えることかもしれないけれど、自分の人生にひとり編集者が付いてくれたような気分。
自然と「明日も描こう」という気持ちが湧いてくるのが、今はうれしい。
すっっっっっごいうれしい!