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【蟹座新月】自らを慈しむ

こんにちは、彰子(しょうし)です。
梅雨の始まりと終わりは、毎年のように大雨の被害が出ているように感じます。
被害を受けられた方に、心からお見舞いを申し上げます。
さらに全国的に猛暑の日が続いています。
屋外での作業にあたられる方も、お身体に気をつけて作業をされますように。

さて、天体では、7月18日3時32分に蟹座で新月を迎えます。

今回のテーマは、
「自らを慈しむ」です。
ぼんやりと気付く、というよりも、
他者からの影響により、半ば強制的に自分を労り、優しく慈しまざるを得ない方向へと導かれそうです。

蟹座は元々、家や地元といった、プライベートの空間を表します。

その蟹座で起こる新月であること、
さらに、チャートの全体の雰囲気を司るASCも蟹座であるため、
より意識のベクトルは自分自身やプライベートな空間に向かいやすい様相です。

今回の新月チャートのもう一つの特徴が、
7ハウスに鎮座する冥王星から、180度の影響を受けているという点です。
つまり、他者からの何らかの(やや破滅的でひっくり返るような)出来事を発端として、
半ば強制的に自らへとベクトルが向けられそうです。

猛暑が続くこの時期、
外で太陽のエネルギーを燦々と浴びたい気持ちもあるかとは思いますが、
この新月の時期は、一度自分を振り返り、
エネルギーを補充するタイミングにするほうが良さそうです。

そして今回のホロスコープにぴったりのクラシックの名曲は、
「ドヴォルザーク作曲 交響曲第9番『新世界』より 第2楽章」

この曲は、チェコの作曲家であるドヴォルザークが、故郷を想って制作した曲です。

日本では歌唱曲としても編曲され、「遠き山に日は落ちて」としても知られています。
中には、夕方に街のスピーカーから流れていた曲、として記憶している方も多いのではないでしょうか。

当時はまだ未開拓な部分が多く新世界の様相であったアメリカに、
音楽院の院長として召喚されたドヴォルザーク。
故郷のチェコを離れたことで相対的に意識のベクトルが故郷に向き、
それによって故郷の良さに気づき、その情景を慈しんだのではないでしょうか。

今回の蟹座新月のチャート、
他者から影響によって相対的に自らにベクトルが向き、
自分自身に慈しみの気持ちが湧く…
そのプロセスは、この楽曲の制作された背景と似通っていると感じます。

蟹座のこの時期は、夏休みの時期とも重なるため、
故郷に帰省する方もいらっしゃるかもしれません。

故郷を離れたからこそ良さがわかる、
そして、他者と接するからこを自らに気付くことができる。

私達は、自分自身や家族、地元といった土台、つまりプライベートが整ってこそ、
社会で活動する力が養われるものです。

外の暑さと室内の温度差で体調も崩しやすい時期です。
今一度、自分に優しく向き合い、慈しみと優しさの気持ちを向けることで、
今後の活動の英気を養ってみてはいかがでしょうか。

気象状況が落ち着き、
皆様が静かで落ち着いた新月を過ごせるよう、お祈り致します。

彰子

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