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私のお仕事遍歴

私は前職でも現職でも製薬会社で実験職をしています。
簡単にいうと、製品に「正しい有効成分」が「決められた量」入っているかを分析する検査業務です。

完全理系のお仕事ですが、私は文系大学出身でこのお仕事についたので珍しいタイプだと思います。

何で私がこの仕事についたのか、そして現在の職場に落ち着くまでざっくりと書いてみようと思います。


1.新卒時代の話

話は私が新卒の就職活動時に遡ります。
私は当時、MR(製薬会社の営業)になりたくて製薬会社中心で就活をしていました。
なぜ、MRを目指していたかというと、私は元々薬剤師に憧れていたのですが、夢をあきらめてしまっていたので、せめて文系でも薬に携われる仕事がしたかったからです。
しかし、MRは人気だったので50社受けて全部落ち。

それでも製薬会社のこだわりを捨てず、ハローワークの新卒募集のページを見た時に前職場の実験職の求人を発見。
しかも応募条件が大卒であれば文理不問。
これは応募するしかない!と思って履歴書送って面接2回で内定をいただきました。
この時、8月でしたが内定もらったのはこの会社だけでした。

さて、なぜ私がこの会社に入社できたかの、理由は単純で「人がいないから」でした。
前職の私の部署は20代前半の既婚女性ばかりの部署で、私が入社したときは2人が産休で抜けてました。そのため、たくさんの仕事を少人数でローションしていたようです。

後から知りましたが、私の採用にはものすごく悩んだそうですが「とにかく今は人がいないから、取ろう」となったそうなので、ある意味人不足のおかげで内定をもらえたラッキーだったかもしれません。

そんな前職場はものすごく綺麗な実験室で、設備もたくさん整っており、「こんなところでお仕事してる自分かっこいい!」と職場にいることで自己肯定感が爆上がりしてました。

私の発達障害の記事でも書きましたが、私はミスが多くかなり苦労しましたが、2人先輩が産休に入ったりしたのでとにかく切迫つまっていたからか、とにかくいろんな実験や分析機器を教えていただきました。
おかげで文系だった私の実験職としてのキャリアの第一歩を始めることができました。
前職では2019年の4月から2023年の7月まで働いていました。

2.転職した理由

貴重な経験をさせてもらった、前職場ですが2023年に入って辞めることを決意しました。
理由は以下です。

・年間休日が95日と少ない・・・求人情報の休日日数は「会社カレンダーによる」という表記だったため、入って初めて年間休日日数を知りました。(1日8h勤務、1h休憩)
大体土曜日や祝日は出勤日で、世間は3連休!という時に休みが1日だけなのでもっと、自分の時間が欲しいなーと思うようになりました。

・昇給が評価制度に変わった・・・それまで私の会社は誰でも1年に1万円必ず昇給するというシステムでした。(これが唯一の魅力)それが評価制度に変わってしまって、ただでさえも休日少ない中頑張って働いてるのに、昇給も危うくなると知ってモチベーションが急降下してしまいました。

・結婚を意識するようになった・・・当時は彼氏と交際1年経った頃で、年齢も27歳。しかも同期が結婚、妊娠したこともあり、私ももうそろそろ今後のことを考えようかなと思うようになりました。結婚して子供を持つと転職しにくいという話を聞いていたので、独身のうちに転職をしようと決意しました。

3.転職活動

私は転職活動をする時に1人だと不安があったため、dodaとリクルートエージェントに登録してキャリアアドバイザーさんと2人3脚で転職活動を始めました。

転職活動は2023年4月から始めましたが、私は面接がとにかく苦手でした。とにかく落ちまくる日々。
おまけに短期間で有給使っていろんな会社に行っていたことから、有給が残っているうちに早く決めたい…と少しづつ焦ってきてました。

4月中ば、ドラえもんの映画を見に行っている間に(空の理想郷、めっちゃ泣いた)今の職場から書類選考通過のお知らせが届いてました。
私はとにかく書類選考で落とされることも考慮して、目についた会社はどんどん応募していたのでエントリーした会社の全てを把握はしていませんでした。

今の職場も応募したことを忘れていたのですが、この会社が知らない人はいないんじゃないかってくらいに毎日CMやってる大企業だったので目玉が思いっきり飛び出たのは覚えてます。

しかも、募集職種が前職と同じことだったこともあり「ここでなら私の経験を活かして働ける!!」とやる気に火がつきました。

面接は2回あって、適性検査も受けました。
最終面接はとにかくグダグダしちゃったし、面接官の人から「いつから入社できますか?」という質問もなかったので、落ちたなーと思っていました。
でも、こんなグダグダだったのに、内定もらえました。
今思うと、この仕事で前職の経験(4年)があったからこそ、この内定があったのではと思います。
これが2023年5月終わりの頃。
そして7月上旬に前職を退職(ボーナスはちゃっかり貰って辞めました)、7月下旬に今の職場に入社して今にいたります。

余談ではありますが、私の両親と祖母は私の転職活動に大反対で「せっかく文系のあんたを雇ってくれてるのにもったいない」と言っていたのですが、現職場の1次面接通った時に「え!あの会社!!すごいじゃない!応援するわ!!」と態度を180度変えてきたので、ネームバリューのある会社は強いなあと思いました。

4.変わったこと

・残業・・・前の職場では1日2時間くらい残業していましたが、今の職場は多くても1日30分とかなり減ってほぼ定時で帰れています。
・年間休日・・・年間95日→年間131日なりました。完全週休2日、祝日も休みなので自分の好きなことをする時間が増えました。
・収入・・・基本給が22万円から24.5万に増えました。以前の会社が残業や休日出勤が多く、手当がかなりついたため、残業等が少ない今の方が月の手取りは少ないです。ボーナスが多くなるのでトータル的にはトントンかなという感じです。
・仕事・・・同職種なので、やっていることはほぼほぼ同じです。前職は人が少なかったので書類作成や経費の計算などの雑務も幅広くやっていましたが、現職は人が多いので実験のみに専念が出来てます。これはADHDで同時並行が苦手な私にはものすごくありがたいです。
・通勤・・・現職場は家から割と近いので通勤はだいぶ楽になりました。

もちろん環境が変わるなら全て変わるのですが、転職の1番の理由が休日日数だったのでそれが叶えられただけ大満足です。

5.私が転職について思うこと

私が前職を辞めて、有給消化している時に県外で一人暮らししている妹に会いに行った時のこと。
妹は「仕事をやめたいと思っている」と言ってきました。彼女は2022年の春に社会人になって経理の仕事をしていましたが1年働いてみて、他の仕事をやりたくなったそうです。

結局、妹はその年の12月に転職して、営業の仕事をしています。仕事が本当に楽しいようで転職してよかったーといつも言っています。

私の考えは別の仕事をしたいのなら早めにやめた方がいいと思います。
特に妹は第二新卒の部類に入っていたので、
・未経験OKの仕事が比較多いこと
・未経験の月給は安いことが多いので、30代で未経験にいくより20代で転職した方が後々もらえる給料が多い。
それを思うと、新入社員の人が「思ったのと違う」と思ったら早めに辞めるのはありだなと。

一方、私が転職活動をしてる際に、dodaのアドバイザーさんから聞いたことですが「経験者の採用をする時は経験が3年以上あるかないかを基準にする」とのことで、やはり、同職種の転職をするなら最低でも3年は働いた方がいいそうです。

早く辞めるのは悪い、長く働くことがよいといわれがちですがそういうわけではなく、自分が描くキャリアが何かをしっかり考えて辞めどきを決めることが大事なんだと思いました。

そんな私の今の目標はより多くの分析をこなして、現場の一線で働くことです!

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