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こころの調律

子どもの頃、私の夢はピアノの調律師になることでした。

「調律」とは、楽器を整える作業です。

たとえばピアノなら、88個ある鍵盤を一つずつ叩いて音を調べ、220本ある弦の張りを一本ずつ微妙に調整していきます。

「心」はどうでしょう。

私たちの心は、目で見たり手で触れたりできるようなものではありません。鍵盤や弦の代わりに、これまでの人生の失敗や成功、悩んだり考えりしたこと、出会った人との濃密な関係、その時々に生じた感情などが私たちの心を構成しています。

楽器の弦が温度・湿度の変化で伸縮し、音程が自然に変わっていくように、私たちの心にも、毎日微細な変化が起きています。調子が良い時もあれば、悪い時もある。演奏したくない日だってあるでしょう。

心理療法では、心にとって必要な手当てをしたり、セルフケアの方法を考えたり、普段使っていない心の部分をトレーニングしたりしていきます。

その中で、あなたらしさが生まれ、育まれていくことを応援します。

心の調律にご一緒に取り組むことで、あなたのウェルビーイング(well-being: 心も体も健やかで幸福な状態)を持続させませんか?

今日も読んでくれてありがとう。

それではまた。
岸原麻衣

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