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カフェで集中できない側の

スタバとかのカフェで集中できる人/できない人の違いはどこでうまれるのだろう。わたしは後者です。

よくおしゃれなカフェにPCを広げてカタカタカタカタしている人がいるが、わたしには到達できない域にいるな……とひそかに尊敬している。カフェでどうして集中できる!? 人の声・食器のふれあう音・かっこいいBGM・店員さんの挨拶・周りに人がいるという緊張感・人がいなくてもここは自宅ではないのだという謎の緊張感・突然TVクルーがやってくる可能性・ゴジラ到来……集中できない要因が多すぎて、避けきれないのだが。

友人が言うには、ほどよく雑音があったほうが何気に集中できるとのこと。わたしにもその能力ほしい。大学に入りたての頃、スタバMacフラペチーノに憧れて入店したものの、その集中度は散々だった。まず田舎からぴょいっと出てきた女子大生なんて、スタバに行くという行為そのものが珍しく、若干アドレナリンが放出されてしまうのだ。しかもWindowsですけど。注文のときからドキドキしつつ、フラペを頼めばいいのになぜかよくわからない高級ドーナツとアイスカフェモカを頼み、ちょっと通ですみたいな顔をして空いた席につく。この席がひとり席ならよかったのだが、大テーブルに仕切りがついているパターン。仕切り無くしたら宴会やんこの造り。だから仕切りがあるんですけどでも……上下左右に人がいるのが落ち着かない。(上下はいません)

それで、一応レポート課題をやってみようとPCを開くものの、え、ドーナツとカフェモカとタイピング、どういうステップとスピードで回したらいいんですか? ちょっとドーナツかじってカフェモカ飲んで、気持ち手をふいてタイピングして、カフェモカ飲んで(ストロー落ち着かん)、ドーナツもうちょっと食べよとなってまた手にもって、わりとおいしいよなぁこれ、でお手拭きして……あーこのBGMなんかイイ感じ、レポートなんて終わるはずないやろーーー!!!

ただわたしが不器用だっただけなのだが、とにかくカフェで作業というのは個人的にはとことん苦行であった。たぶんドリンクだけを頼んで、ちびちびいただきつつやるのが正解なんだろうな……。飲食店では飲食のみを楽しむ、それ以外に要素を足してしまうとどうやらキャパオーバーしてしまうらしい。まず一旦集中してしまうと水分補給も忘れがちなので、飲食しながらの作業すら向いていないのかもしれない。憧れはあるのに。結局その日はあきらめて、レポートはやっぱりしずかな自宅でやった。無音がいちばんである。

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