見出し画像

女性のキャリアは出産育児で変わる。

こんばんは!姉と双子の3児育児をしており、フルタイムで仕事をしているマイと申します。今となっては決算3年目を超えた会社をしており、ケニアで共同代表の登記中、別の団体で代表理事、教育関連団体で理事をさせてもらっています。そんな女どうせ超ハイスペックなんでしょ!?って思うかもしれません。めっちゃ普通の私立大学卒業だし、秀でる何かがあるようにも思わないです。両親がどうせいるんでしょ?って思いましたか?義両親も両親も遠方です。うちは東京、両親はそれぞれ関西と九州。環境が有利なわけでも、学歴が有利なわけでもなんでもない私の体験談です。

長女は今8歳。双子は4歳。思い起こせば出産でキャリアが変わります。姉を産むとき、勤めていた会社は「前例がないので」ということで産休育休の取得を拒み、やめることになりました。(今はその会社も産休育休をみとめているようです)9年前のことなので「マタハラ」という言葉が無かったです。私もついつい「会社に迷惑をかけてしまうのね」と思い、辞職するで辞めました。その時はあまり知らなかったんです。「保活の大変さ」「子を産んだあとの「地獄の転職活動」のことなんて。。。

私は元来ワーカホリックでした。仕事で終電を逃し、自腹でタクシー乗ることに何の疑問も持たず、残業代も特に請求することない。今思えば「意味不明なワーカホリック」でした。ちょっと自己犠牲にしても、仕事が回り、他人の仕事もこっそりサポートして、みんなが幸せになればよいと思っていました。

そんな私が仕事が無い状態で出産。するとどうでしょう。子育てと家事で異常なストレスを抱えてしまったのです!!!!子育てがまったくうまくいかず、先方はまったく行動パターンの読めないミニモンスター!今までのワンマン社長以上の身勝手ぶり!泣くわ、喚くわ、やっと落ち着いたかと思えば、私が鼻水でもすすればその音で再度ギャン泣きです。 鼻水をすすらないように、鼻水をたらしながら子守りをしていたのが懐かしいです。

とにかく社会とつながりたい!!!そう自覚し、日経新聞を隅から隅まで読み、国会中継を見るのが日々の楽しみとなりました。その当時、まだ周りの友達は子供を産んだ子がおらず、みんな働いていたので気をつかって、私なんて飲みに誘ってなんかくれません、酒豪なのに。子育てセンターで知り合ったママ友と話しても「旦那さんが帰って来る前に、あと一品なに作ろうか悩んじゃう」みたいな相談をされて、「え!!3品も作っているのにまだもう一品について悩んでるんでっか?!」みたいな感じで気があいません!!

「そうだ社会に出ればいいんだ!」

私は気づきました。転職活動すれば良いことを!とにかく保育園を探そう~♪と思いました。住んでいたのは世田谷区。当時圧倒的、待機児童数を誇る区だったのです。2000人も待っている待機児童数のウェイティングリストに一応登録しました。区役所に保育園の申請に行きました。

「あ、会社辞めてるんですか、たぶん無理です。ポイント足りません」そんな冷たい態度をとられました。そうです。保育園に入るには復帰する会社がある前提でないとほぼ無理だったんです。

保活絶望。でも社会に出たい!!!!出ないと生きる屍になってしまう!!!!それはハッキリと分かっていました!

「とりあえず、転職先みつけたらいいのでは?!」

転職先見つけたら保育園も見つかるというコペルニクス的発想に落ち着いたのです!とりあえず転職活動をするために、ベビーシッターさんとやらをたのみました。面接などに行くためです。圧倒的コストがかかりました。それなのに、面接に行って言われることは

「あなたは子育てしながら働いたことないですよね?子育てなめてるんですか?」

「子供が病気したらどうするんですか?」

子どものことばかり聞かれます。私の過去のキャリアや履歴書に基づいた質問なんてだれ一人してくれません。しかも私は海外と関わり、出張もあり、なんなら現地駐在があるような仕事がしたかったので、エントリーする仕事の対立候補は海外キャリア志望の男性とかが多かったように思います。

「それならば海外就職したらいいやん!」とひらめき、シンガポールやタイなど現地採用をあっせんしているR社などの転職サイトにも登録しました。先日、その時のやり取りをたまたまメールで見つけてしまいびっくりしたんですが、かなりマウントとられて、めっちゃ見下されててびっくりしました!その時は必死で気づかなかったんですが、ちょっと紹介します。

R社担当:「〇〇社があなたの経歴を見て興味を持っています。シンガポールにいつぐらいに渡航可能で面接を直接受けられますか?」

私:「フライトの手配と子供を預ける段取りが必要なので1~2週間いただけると幸いです」

R社担当:「ご主人様がまずシンガポールに来られるという話をまとめてはいかがでしょうか?いずれにしても状況を伝えますと色々と心配され、お話が進まないのではないかと存じます」

ご主人が先だったら安心なんですと!!!今思えば差別以外のなんでもないですよね!だって同じ世帯で同じ状況の旦那は子供がいても心配じゃないことをはっきりと言っているんですよ!!女が子供を見てキャリアを選択できない当たり前を押し付けられていました!1~2週間で転職のために渡航できる人なんて普通っていうか頑張っているくらいじゃないです?普通の企業で働いている男性が同じ回答したらおそらく

R社担当「早々にご調整いただけるとのこと、ありがとうございます。先方にお伝えいたします」

で、終わる話でしょう!!??

その時は「そうだよね。私みたいな状況なんて」と気づきすらしませんでした。女性が出産したときキャリアを求めるなんて贅沢。そんなことを知らぬまに刷り込まれていました。

続く・・・






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?