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デトロイト美術館の奇跡

みなさんはデトロイト美術館へ行かれたことはありますか?名前は聞いたことあったけど、特にマークしている美術館ではありませんでした。大学院で西洋美術史を研究していたことはあっても、まだまだ知らないことだらけだということを、この[デトロイト美術館の奇跡]著 原田マハさんの小説を読んで改めて絵画の世界にどっぷりはまってみたいと思いました。


一人の男性が言った言葉に心打たれるキュレーター。そしてデトロイト市の財政破綻で美術館のコレクションが売却。様々な人の想いが交差する中で、誰もが一度観たら好きになってしまう、マダム・セザンヌ・オルタンス(ポール・セザンヌの妻)の肖像画は、その様子に動じず冷静に皆の動きを見ていたに違いないと思います。
アートは友だち。そして家族。とてもいい表し方だと思います。身近に感じることが美術館の役割なのではないでしょうか。「今日は友だちに会いに行こう。家族なんだ。」とアートに深く心酔し、そう思える作品に出逢いたい。

市民の宝。世界の宝。デトロイト美術館。

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