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「生き物」好きだった、そういえば。

仕事においては「人間」にしか究極的には興味を持てないと前に書いたけど、人生を全体で振り返ると「人間」のほかに大きな大陸として「自然」っていう大陸が自分の好奇心地図の中には確かにあるなあと思う。

小さい頃はちょっと郊外の自然の残る(当時は市町村合併の前で、住所に「郡」がつくような)ところで育って、カブトムシからカワセミまですぐそばにいたのもある。テレビも「生きもの地球紀行」やら「どうぶつ奇想天外」やらが好き、というか当たり前のように家で流れていて(志村どうぶつ園とかは、野生動物じゃないので好きじゃなかった)、ナショナルジオグラフィックも定期購読していて、ファーブル昆虫記に熱中した時期もあったし、昆虫から魚、両生類まで含めて生き物全般好きなのは今も変わらずで、動物園はアガる。大人になって自由にいろいろなところに旅できるようになった今、もっと世界に、あのころテレビで見た動物を見に行かないといけないと常々思っているし、行かないとねほんとに。

この世の仕事のほぼすべては、だれか自分以外の他者とのインタラクションを前提に成り立っている。山奥で修行をし、霞を喰って生きていこうという仙人の境地にでも至らない限りは、そこからは逃れられないと思うし、だからこそそのインタラクションをより楽しく正しい関係性で結べるようになれば、極論出力領域はどんな業界でもいいとすら最近思ってる。けど、「自然と関わる」っていう、人間が登場しない領域に好奇心の大陸が未だに大きく残っているこの心を考えると、何かそっちにかかわる方法も考えられればなあと思ったりする。自然と人間のインタラクションを考える、っていうのはもちろんひとつ、すぐに思いつくことだけど。動物園のデザインとか、やってみたいですよね。「人間のような理屈が通用しない存在(でもシンプル)」な動物と、「もっとも奇怪で複雑で矛盾しまくる人間という存在」と、要するにその”わからなさ”を究明したいと、どこかで思っているのかもしれない。人間もひっくるめれば要するに、生き物が好きってことです。植物とか、機械とか、建物とか、大くくりのジャンルでいうとそれらより、断然生き物。

ちなみに「好きは言ったほうがいい」とタモリさんから学んだので最後に好きな動物を言っておきますと、「アオアシカツオドリ」「ゾウ全般」「クジラ」「カエル全般」「淡水生物全般(川辺が大好き)」「猛禽類」「タスマニア系」「ガラパゴス系」が特に好物です。もっと元をたどれば、恐竜マニアだった4歳くらいが原体験なのかもしれないけどね。

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