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稼げない夫①

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【40代夫婦 夫の鑑定】

とある関係のご紹介で、ご主人と知り合ったのは10年近く前。
アーティスト気質の彼は、自分の作品を世に出そうと、溢れるアイディアを
滔滔(とうとう)とお話してくれます。

何回かの鑑定ののちに、ポロッと
「妻が鬱気味である」とこぼしてくれました。

彼の才能に惹かれた奥様は、1番の理解者で応援をしてくれていました。
が、長く続く低迷の生活に、疲れ切ってしまった様子。

いつしか、彼の鑑定は「妻のうつ病」の話ばかりになりました。
病院にも通っている様子。
彼も奥様の不調は、自分が心配をかけてしまっているからだと
思うところあり
「ちゃんと就職して、定収入の立場になろうかと思う」と気持ちを切り替え
就職もしました。

そして、作品作りは趣味の域へ。
とはいえ、その趣味の希望はタロットカードからも評価が高く
相談者のご主人とMahouの夢は膨らむばかりでした。

しばらくすると予約が入ります。
「〇〇の妻です」

【40代夫婦 妻の鑑定】

初めて会う奥様は、凛々しく素敵な女性でした。

ますは、Mahouも確認します。
「ご主人からのご紹介と伺っております。タロットMahouと申します。」

占い師あるある?Mahouあるあるですが
ご自身のパートナー(夫、妻、恋人、家族)が占い師に通っていると聞くと
『普通』は怪しげなところで、ぼったくりに合っているのではないか?と
疑います。

当然、です。正しい価値観です!(キッパリ)

そこで、すぐにご心配してくれる方にお会いしたいと、
Mahouから申し出ることも度々あります。
一度見たら忘れられないキャラのMahouの人となりを見ていただくと
少しは安心してくれるようです。

愛人でもありませんし、壺とか印鑑とか売っていません。(キッパリ)

今回のこちらの夫婦は、ご主人と知り合ってから数年、奥様の体調も悪いこともあり、お会いする機会に恵まれませんでした。
さらに?通常は、ご主人と同席であったり、ご主人から一報あったりした後の予約確定ではありますが
おそらく奥様が直接単独で予約の申し込みをなさったので、
最悪、誤解が存在する可能性も考慮しつつ、義理人情の正式なご挨拶をさせていただきました。

お陰様で奥様は、Mahouに妙な誤解は抱いておらず、肩透かしのようなホッとした感覚の中で、鑑定へと入りました。

「うちの夫、全く稼げないんです。そして、、、うつ病なんです。」

おやおや?
夫は妻をうつ病と言い、妻は夫をうつ病と言います。

これはどうしたことでしょう?

タロットMahou

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