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「青の街」シェフシャウエンは同じ世界に存在していると思えなかった

私の書いている旅ブログの中でも、根強い人気を誇っているのがモロッコの旅行記事です。
今回はその中でも、青の街として多くの旅人を魅了してやまない、シェフシャウエンの旅の思い出をピックアップしてみたいと思います。

街中が全部青、ってどんな神秘的な世界なんだろう、と思って足を踏み入れましたが、想像していた以上に異世界に紛れ込んだ気分になりました。
テーマパークではなく本当の街なのだから、なおさら不思議な感覚。(ディズニーの徹底して作り込まれた世界観が大好きでパークに足を運びますが、ここはもう、作り込みを超えた世界だった)

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シェフシャウエンの道は、どこもかしこもこのような青色です

どこもかしこも青。本当に青。静けさと相まって、いつの時代にトリップしてきたんだろう?と思うほど。

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壁の色合いとドアのデザインが素敵

モロッコの好きなところは、色使いだけではなくてその文化が産んだ素敵なデザイン。
この扉にしてもそうだし、モロッカンタイルと呼ばれる柄とか、モスクのデザインとかフリンジとか、はるか昔から受け継がれてきた模様がとても繊細で、いつ見ても可愛いという感想しかありません…!
ただ青いだけならここまで心をくすぐられないと思います。モロッカンデザイン、おそるべし。

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街中にあった売店。色とりどりの塗料の粉!

こんな無造作に塗料の粉?が店先に置かれてます。他の国では見たこともない!乾燥地帯ならではなのかな。壁の色は場所によって剥げていたりするので、これを使って塗り替えられたりしているのかな〜なんて想像するのも楽しい。

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レストランの内装

食事をしたレストランの中まで真っ青だったのには少々びっくり。
青は通常、食欲減退色と言われるのであまり飲食店では使われないのですが、この街だと青であることが自然すぎて、おいしく食べ物をいただきました。(口コミサイトで上位に入る有名なレストランのようでした。)

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モロッコ料理名物タジン鍋、たくさんの種類があります

これはシェフシャウエンに限らずモロッコ全体の感想ですが、食事がたいへん私の口に合いました。ほとんどはリヤドという宿でいただいたのですが、どこも本当に美味しかった。
タジン鍋が有名だと思うのですが、ひとくちにタジンといってもお肉、魚、野菜など種類はさまざまで、やわらかく煮込まれて複雑なスパイス(辛くはない)が入っていて、とても美味しいし体に良さそうな感じでした。野菜のサラダもハリラというひよこ豆のスープも、全部体に良さそう。あ、朝食はパンとオレンジジュースだけのところが多かったからそんなに健康的ではないかな。。。

シェフシャウエンに限って言えば、フェズやマラケシュといった有名な観光都市に比べると田舎のため、スリやしつこい客引き、ぼったくりなどのトラブルに巻き込まれる可能性もぐっと低いと感じました。
(海外なので注意しておくに越したことはありません。心配性のわたしは、フェズとマラケシュはスークを歩いている間は周囲を警戒し続けていました。)
あらゆる意味で観光向きの場所だと思います。そんなに広い場所ではないので1泊2日あれば十分まわりきれると思いますが、日帰りではなくぜひ1泊で朝から夜までじっくりと探索を楽しみたい場所です。


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