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「夢」は全部叶う

シンデレラが子供の頃からずっと好きです。
過酷な環境にも負けず、夢を持ち続けて前向きに生き続けたプリンセス。

最近ふと思ったことがありました。
「好き」を仕事にすることの難しさについては前回書いた通りですが、自分の目標や夢そのものは、(適切な設定と適切な努力があれば、何らかの形で)叶うのではないか?と。

高校生の頃、私はテレビで観た「ハモネプ」という学生のアカペラコンテスト形式の番組にすっかり魅了されて、大学に入ったらアカペラをやろう!と心に決めました。
入学したら残念ながら放送がなくなってしまい、番組に出る機会には恵まれなかったのですが、「いつか全国規模の歌い手になる!」というふんわりした夢を持つようになりました。
そしてアマチュアアカペラの世界には全国規模のライブイベントがある(関東と関西で年1回ずつ)と知った大学1年の私は、それに出ることを目標にセットしました。
しかし、私が入部したのは創立3年目の小さなサークル。男女比も偏っており、とても全国を目指せるような5,6人のグループをその中から見つけて結成するなど無謀なように思えました。

そこで「自分の大学だけでメンバーが集められないなら、他大学から選りすぐりのメンバーでグループを作ろう」と思い立ち、近隣の大学サークルのライブに片っ端から足を運ぶことに。
これはと思う人を見つけては、ライブのパンフレットで名前と顔をチェック。知り合いを増やして、紹介をしてもらったりして、メンバーをスカウトしていきました。
私は自分のことをメインボーカル向きではないと分析していたので、華のあるメンバーをリードボーカルに迎え、自分はコーラスをしながら楽譜を書いたり、プレイングマネージャーのような存在になろうと決め、メンバーを集めました。

こうして大学3年生以降、関東と関西それぞれで、日本を代表するグループがオーディションを勝ち抜いて出られるイベントに何度か出る機会を得ることができました。

自分自身にものすごい歌の実力があったわけではないのに、これを実現できたのは、今思うと発想と行動力の勝利だったな、と思います。
大学の枠を超えてグループを組むだけの人脈を作る力、オーディションに通るためにグループのカラーを考えるプロデュース力(今思うとちょっとしたマーケティング的な発想ですね)、そういったものがあったから出来たことかなと思っています。

そういえば、学生時代の終わり頃に後輩から「新しいバンドを組みたいんだけど、どういうコンセプトで組んだらいいか」とアドバイスを求められたことがありました。
「この方向性でやると絶対ウケるよ!私が楽譜書くから、こういう感じでメンバー集めて!」とアドバイスをしてあげた後輩たちが、見事にハモネプ出場を果たし、番組収録に招待してくれました。これも形は違うけど、私の夢を後輩が叶えてくれた瞬間ですごく嬉しかった出来事。

見る人によっては「なんだよ大した夢じゃないじゃん」と思うかもしれませんが、目標を設定してそれを叶えるという過程をこなしていくということが大事なんじゃないかなぁって思っています。
それをすることで自分もワクワクするし、「夢を叶えた!」って思えたら、人生ハッピーかな、と。

だから私は夢がある人が好きだし、夢に向かって具体的な目標を設定して、それを現実に実行していっている人が好きです。
現在は他の分野で、この発想をいかして夢を現実にしてきたことがあるのですが、それは別の記事でまとめたいと思います。

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