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明日もまたあなたに朝がきますように[詩集]

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あさき まほろの詩集です。 誰かにとって、お守りとなるような言葉のつながりをめざして。少しずつ更新していきます。
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2019年6月の記事一覧

かざぐるま [詩]

かざぐるま [詩]

すきま だらけ でいいの

だから 回るの

か ざ ぐ る ま

曲がってて いいの

ちょんと とがってても いいの

風と手を取り 空を統べる

あなたの 歪さは

そのための ” つ ば さ ”

『 か ざ ぐ る ま (詩)』

*atogaki*
もうだめだ、と思ったとき。
誰かの言葉を受けて、
自分が再び回りだす瞬間を感じることがある。

その誰かの助言から、ひとつふたつ・・ぽろぽ

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それは、焼き立てのパンのように[詩]

それは、焼き立てのパンのように[詩]

考える余白が好き。

だれかが「うーーーん」と唸る。

その先に、新しいセカイが

ひとつ誕生しようとしている。



「うーーーん」と唱えるその一秒は、

まるで、グラスにジュースが

コポコポと注がれていく様子・・?

と思ったけど、

どちらかといえば、

それはパンが焼きあがる美しさ、そう思った。



まぜて、こねて、のばして、

ねむらせて、ふくらませて、

じっくりと、じっく

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