見出し画像

それは、焼き立てのパンのように[詩]



考える余白が好き。

だれかが「うーーーん」と唸る。

その先に、新しいセカイが

ひとつ誕生しようとしている。


「うーーーん」と唱えるその一秒は、

まるで、グラスにジュースが

コポコポと注がれていく様子・・?

と思ったけど、

どちらかといえば、

それはパンが焼きあがる美しさ、そう思った。


まぜて、こねて、のばして、

ねむらせて、ふくらませて、

じっくりと、じっくりと焼いて・・・?

ほら、こんがりとしたとてもいい匂いがしてくる。

さあ それは

頭をにゅっと突き出した山のような食パンか、

カリカリキツネ色 こんがり硬派のバケットか、

真ん中にとっておきの甘さを包んだ

まーんまるのあんぱんか。

どんなパンが焼きあがるかなあ、とワクワクしながら

じっくり焼きあがるのを待ってみる。


はっ、とした表情はできあがりの合図。

君の「うーーーん」に続く

あつあつ 焼き立ての ”答え” を 

はふはふと少しずつ。

じっくり いっしょに味わいましょう。


『 それは、焼き立てのパンのように(詩) 



*atogaki*

はじめまして、あさき まほろです。
詩で誰かをしあわせにしたい、
そう思ってnoteをはじめました。

ここに書くはじめての詩は、
考える余白とパンの詩です。
友達とお話ししてて、「うーん」と
唸って捻ってしまうことがあります。
答えが出るまで「まだかなーまだかなー」って
思わず焦ってしまうんですが、それを
どんなものが出来上がるんだろう?て
パンが焼きあがるようにワクワクできたら
もっとやさしくなれるかな、
と思ってこの詩ができました。

その「うーーん」という瞬間がないと、
会話はただただ直球勝負。
ありきたりの答えだけでは、
なんだか楽しくないのかも、と思うのです。
考える隙間があるから、
もくもくと膨らませていろんな形にできる。
贅沢なその時間を大切にしたら、
その”答え”がきっともっと楽しみになる。
そんな気付きからこの詩は生まれてきました。

素敵なお写真は、
みんなのフォトアルバムからお借りしました。
オオタ ユウキ 様のお写真です。
とってもおいしそうです。
可愛らしいまんまる焼き立てのパンのお写真、
思わずお腹が空いてきました。
素敵なお写真をありがとうございました。

こちらのnoteで、ちょこちょこといろんな気づきを
詩にしていきたいと思います。
それと、私の周りの人たちへの感謝の気持ちも。
ひとつずつ真心を込めて、
作っていきたいと思います。
何か感じる部分があれば、
コメントいただけたらうれしいです。

それではどうぞ、よろしくお願いします。

あさき まほろ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?