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11月15日 三重塾 上野誠氏の演題である「薬師寺と古代の家族愛」の内容をお知らせいたします!

 このたび、11月15日に三重県総合文化センターで開催される、薬師寺まほろば塾 三重塾の講師として 万葉集研究第一人者 上野 誠 氏(國學院大學文学部教授 奈良大学名誉教授)をお招きしております。

今回は、上野先生にご解説いただく和歌を一首、ご紹介いたします。

「やすみしし 我が大君の 夕されば 見(め)し賜(たま)ふらし 明(あ)けくれば 問ひ賜ふらし 神岳(かむおか)の 山の黄葉(もみぢ)を 今日(けふ)もかも 問ひ給はまし 明日(あす)もかも 見(め)し賜はまし その山を 振り放(さ)け見つつ 夕されば あやに哀しび 明けくれば うらさび暮らし 荒栲(あらたへ)の 衣(ころも)の袖(そで)は 乾(ふ)る時もなし」

 (巻二の一五九)

 こちらは、飛鳥浄御原の皇居から近い場所にある「神岳 (明日香村の雷の丘)の黄葉」を御形見として鵜野大后が、亡き天武天皇に哀情を催された御歌です。
 和歌のジャンルとしては、挽歌 です。
 死を悼むために詠われる挽歌ですが、当時と現代人とは死の感覚や魂の捉え方が違い、魂は幻想の対象でもあったようです。
 詠われた時代背景としては、天武天皇が崩御された時でもあり、亡骸はまだ殯宮(※注1)にあるときでありました。

 こちらの御歌を、上野 誠 氏はどのようにご解説くださるのでしょうか?
 続きは、11月15日の三重県総合文化センター 小ホールにて…お楽しみに。
 秋も深まる紅葉の季節、万葉集から当時の情景や歌人の心情に浸ること間違いなし!
 ぜひこの機会を、お見逃しなく!

〜※注1   『殯宮 (もがりのみや)』 とは?〜
 死者を埋葬するまでの長い期間、遺体を納棺して仮安置しておく場所。
元明天皇以後は造られなくなったと言われている。 (出典 旺文社日本史事典 三訂版 抜粋)


 11月15日 三重塾のご参加お申し込みお待ちしております!


11月15日 第58回 まほろば塾 三重塾 開催!

 今回お招きいたしました講師は、万葉集研究の第一人者である上野 誠 氏 (國學院大學文学部教授 奈良大学名誉教授) です。
 演題 : 「薬師寺と古代の家族愛ー伊勢の国からー」
 開講 : 午後1時から

↓お申し込み方法はこちら↓

※お申し込み方法※
薬師寺まほろば塾 (mahoroba21.jp)にアクセス→
①カテゴリーの開催塾をクリック→
②「第58回 まほろば塾 三重塾」 をクリック→
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薬師寺まほろば塾 (mahoroba21.jp)

※ご注意※
こちらのnoteに、お申し込みフォームはございませんので、お申し込みは、必ず薬師寺まほろば塾のホームページからお申し込みください。


皆様のご参加、心からお待ちしております。