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政治・宗教・ワクチン


職域接種も始まり、高齢者と医療従事者以外の人もワクチンを打てる環境が整ってきました。今までどこか他人事だったワクチン接種が身近に感じられるようになり、自分は打つのか打たないのかを真剣に考える人も出てきたのではないでしょうか。

まず結論から言うと、私は打ちます。

1日でも早くこの忌々しいマスク生活を終わらせ、お気に入りのcelvokeのリップをみんなに見せびらかして歩くためにはワクチンしかないからです。歴史を辿れば、感染症の拡大・放置が文明滅亡へのカウントダウンであることは明らかです。

先日、大阪駅で反ワクチン運動をしている方がスピーカーを用いて大声で演説しているのを見かけました。反ワクチン運動ではなく産業と呼んでもいいくらいかもしれません。

ネット上で「おいおいおい」とツッコミどころ満載な見解を目にすることもあります。ワクチンを打って遺伝子が書き換えられるなら、私の遺伝子も今すぐ広瀬すずの遺伝子に書き換えてほしい。

でも生物の遺伝子を書き換えることが可能だとか、ワクチンを打ったら身体に磁石がくっつくとか5Gになるとか、本気で信じている人がいるんです。

もはやワクチン接種は、政治や宗教に並ぶ「三大安易に触れてはいけない話題」になってしまっています。誰がどんなワクチン観を持っていて、どの筋の情報を信仰しているか分かりません。そしてそれをバカにしたり頭ごなしに否定するのは人格を否定することにまで発展しかねません。

信用できる正しい情報が欲しいだけなんですよね、みんな。

「怖いな」と思うことって、大体は知識不足が原因で、「分からない」を「怖い」と表現してしまいます。

初対面の人に急に近距離で話しかけられて「(何を考えているか分からなくて)怖い」とか、「仮想通貨?え〜なんか(どういう仕組みかイマイチよく分からなくて)怖い」とか。

相手についてよく知っていたり、知識があって自信があれば怖いとは思わずに済みそうです。

「ワクチンを打つと10年後に不妊になるかもしれない」という情報が出回っているのを知りました。男女問わずです。10年後の話をされても嘘か本当か分かりません。怖いですよね。

私はワクチンを打ちますと断言しましたが、子供が接種対象だった場合、子供には絶対打たせるつもりはありませんでした。自分は打つけど子供には打たせないという人は結構多いと思います。

そもそも自分が打ちたくないという人は、私が自分の子を守りたいと思うように、まだ見ぬ透明な我が子への精一杯の愛情なのかもしれません。自分を守ることは、未来の我が子を守ることに繋がりますしね。

表面的に見れば過激な反ワクチン産業に携わる方々も、きっと守りたいものがあって、それぞれの信念があるんだと思います。

宗教や政治だって同じです。特殊なカルト集団に見えても、みんな自分なりに「正しい」と判断した、最善の道を選択しているつもりなんです。むしろ向こうから見たらこっちが悪のカルト集団に映っていることだってあります。

相手にも守りたいものがある、それぞれが納得した選択をするべきだと許容し合うことが大切なんじゃないでしょうか。

以上、ワクチンを打て!と強要するつもりはありません。私はマスク外したいんで打ちますけどね。というお話でした。

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