気分転換に買い物をしたいと思ったら

「最初に夢ありき」
日常のささいな行動をするときにも　大切にしたい心構えだ。

だから
「気分転換のために買い物に行きたい」と、もし思ったならば、一旦立ち止まった方がいい。
その気持ちのまま、お財布を手に買い物行くのは危険だ。

気分転換をするために買い物をしたいと思う時もある。
そして気ままに買い物をする。とても楽しい時間だ。

ただそうして買ったものは同じものが集まりやすい。自分の好みはそんなに大きく変わらないからだ。仮に新しいアイテムだとしても、それはそれで、もともと持っているものとのバランスが悪い可能性もある。そして私の場合はその状況に陥りやすい。

行き当たりばったりの買い物は楽しい。けれど、クローゼットの中はちぐはぐ、そんな現実を「また余計なものを買ってしまった」という後ろめたさとともにやりくりする。

『足るを知る』をいつも自分に言い聞かせているのに、、、。

とはいえ、買い物をすることで気分転換をしたいと思う時だってある。それは消せない。


だけどさぁ、もう同じことの繰り返しをやめようよ。

そろそろ学ぼう。

そもそも「気分転換のための買い物」の感情って何なんだろう？

【買いたい=変わりたい】
なんじゃないかな。

だとしたら買い物に行く前に、今抱いている違和感を書き出そう。書いて見える化しよう。

去年までの私はふんわりした洋服が好みだった。今も嫌いではないけれど、ちょっと違うかなと思う。じゃあ今の気分は？

オフホワイトの服が気分だ
となるとじゅうぶん持っている。

オフホワイト系ばかりだとぼんやりするから
デニムやパリッとした素材のものとあわせたい。

と、思いつく理想のファッションはとてもシンプル。好んで、シンプルにしているのに、「何かが物足りない」と買い物に行ってしまっては、そりゃ　似たようなシンプルアイテムばかりが集まるはずだ。無理もない。

ならばピアスをアクセントにしてはどうだろうか？

耳元で遊ぶのはどう？

今回、気分転換のために行った買い物で、たまたま手に入れたネックレス。

お得な金額でまさに欲しいと思っていたようなネックレスだった。

今より前の過去に「こんなのが欲しい」と「夢」を持っていた。だから迷いもなかったし、後悔も罪悪感もない。

家に帰って自分のアクセサリーとあわせてみると、合わせるピアスがないことに気づいた。

しばらくはそのネックレスを身につけて出かけてみよう。ぴたりと合うピアスを探す楽しみが増えた。

夢は「あのネックレスにあうピアスに出会うこと」だ。

料理家・エッセイストとして知られるパトリス・ジュリアンさんの本『ライフレシピ』の中で、パトリスさんはこう言っている。

夢を実現するためには、守るべき順番というものがある。

「ライフレシピ」より

それによると
1  まず、夢を持つ(イマジネーションがある)
2  そこからディテールをチョイス。

だから、ドリームズ　カム　ファースト。最初に夢ありきなんだ。

「ライフレシピ」より

気分転換の買い物欲、
その目的は　「買うこと」ではなく　「気分転換すること」
自分で自分の感情を読み間違えないで。

気分転換の買い物欲、
それは「今をアップデートしたい」という感情のあらわれだよ。

どうアップデートしたいのか、どうありたいのか、「夢」をしっかり持って、細かいところもイメージして、、、

行き当たりばったりの買い物よりよっぽど楽しい時間だ。

※イラストを使わせていただきました。ありがとうございます。