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夏のピークを追いかける

ドタバタな1ヶ月。

夏なのに、あっという間に日が沈む。

毎日、今日を乗り切ることで必死だった。

始まりは週末

7月は週末から始まった。

前日までの仕事の疲れが抜けなくて
せっかくの週末はほとんど睡眠時間になった。

そういえば、社会人2年目になってから、
こんな週末が増えた。

単なる疲れのせいか、年齢のせいか、
いつまでも体が重い時がある。

少し気分転換に買い物でもしようと思って
家を出てみる。

2時間くらい、色んなお店を見たけど、
来週の仕事が気がかりだったからか、
何にも惹かれずに結局手ぶらで家に帰った。

週明けの月曜日は、
月曜日だと思えないくらいに疲れた。

これじゃ、今週やっていけない。

帰りの電車の中でラーメン屋を調べる。

誰の目も気にせず、
明日出社することも忘れて、
何回もにんにくを入れた。

この時期の美容院は特別

毎年、どうしてもこの時期は髪型を変えたくなる。

新しい髪型で、少し大人になれる気がするから。

今の場所に引越してから、
ずっと通っている美容院がある。
一年以上前から、
髪を伸ばしてやっと理想の髪型を手に入れた。

毎回行くたびに「伸びたね~」と話すあの時間が好きだ。

髪型が完成すると、今度は色が気になり出した。

ずっとパーマスタイルだったけど、
避けていたブリーチに、
サークル引退ぶりに手を出した。

疲れがたまった身体が、軽やかになった。
気分も変わって、何でもできそうだった。

ちょっと大げさだけど。

24歳のサトウマホ

子どもの頃思い描いていたような24歳に、
果たしてそんなに大人になれているのか、
全然そんなことないなと思いながら、
今年も誕生日を迎えた。

思い返してみれば23歳として過ごした1年は、
あっという間で日々をこなすことに精一杯だった

子どもの頃みたいに、
目で見て分かりやすい成長は、
大人になればなるほど分かりづらくなっていく。

見た目の分かりやすい変化よりも、
仕事のこなし方とか、日々の生活の仕方とか、
一言で言えばそんな「人間力」の高さで
自分自身を、そして他人を判断するようになる。

自分より年下の人でも、
子どもがいたりするとすごく大人に見えるし、
自分より年上の人でも、
この人のこういう部分は子どもだなあと
勝手に思ったりすることがある。

社会人になる前、
私はどこかで20代が自分にとってチャンスだと思っていた。

その20代も、
あと少しのところに折り返し地点が見えている。

数字が全てではないのに、
数字って本当にわかりやすくて、
どうしても気にしてしまう。

何に焦っているのか。
いつからかずっと漠然とした焦りを感じている。

去年はそんな焦りを、仕事で解決しようとした。

2年目になって、
自分がやらなきゃいけない仕事、
やってて楽しい仕事、すこし嫌な仕事、、とか
任される役目も、
自分にとっての仕事の分類もはっきりした。

今の人生に仕事は欠かせないものだけど、
もっと広く自分の人生を考え直してみたい。

24歳はそんな風に、
目の前にあることばかりじゃなくて、
広い視点と行動力を持って生きたい。

12連勤の壁

24歳になった次の日から、12連勤が始まった。

富山、京都、鳥取の出張Week。

気持ちを切らしたら、
体調を崩してしまいそうな嫌な空気を感じた。

連勤中は、今日が何曜日だったか分からなくなる
連勤中は、ひとりの時間が圧倒的に足りなくなる
連勤中は、いつもよりも頭の回転が早く鋭くなる
連勤中は、何でも話せる相手と一緒だと救われる

連勤中に感じた嬉しさ、起きた嫌なこと、
書き出せばキリがない。

今はただ、体調を崩さずしっかり働き切れてよかった、そう素直に思っている。

また少し、強くなった。

疲れが溜まって取れないまま、
今日もまた仕事か、と朝を迎える。

仕事がなくて暇な日々よりましか、と
どうにか自分の心を奮い立たせる。

大きな壁を乗り越えた私なら、
今年はきっと大丈夫だ。そう思いたい。

しゃぼん玉は世界を救う

連勤が明けた週末、
ママと妹とホテルステイをした。

7月に入ってから、連勤を終えるまでの3週間、
ずっと頭の中から仕事のことが消えなかった。

だから、仕事のことを考えなくていい、
そんな当たり前の週末に、
とんでもなく幸せを感じた。

小さい頃の私はしゃぼん玉が好きだったらしい。
記憶にはないけど、ずっとママがそう言っている

何年振りかわからないくらい久しぶりに、
しゃぼん玉で遊んだ。

綺麗で、儚くて、穏やかな気持ちになった。

心が疲れたら、しゃぼん玉をしよう。

夏のピークを追いかける

想像していなかった暑さと、
想像以上の忙しなさで、
気がついた時には夏のピークを迎えている。

色んなところに出張に行って、
色んな夏の景色を見た。

都会の夏はキラキラしてるけど、
田舎の夏は落ち着いていて、
風を感じる余裕がある。

上京して6年目の夏、
私はやっぱり田舎が好きだと思った。

8月はどんな夏を見れるかな。

もちろん仕事はちゃんとして、
夏という季節もちゃんと感じたい。

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