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そんな日もある

朝起きた時、
ありえないくらい体が重い日もあれば、
ありえないくらいに心が晴れている日もある。

太陽の日差しに助けられる日もあれば、
雨音に癒される日もある。

人生はきっと、
「そんな日もある」の連続だと思う。

昼夜逆転GW

人混みが苦手でGWは大きな予定を入れなかった

2日の夜、仕事の感覚を忘れないように
週明けにする作業のメモを書き残した。

時間を気にせずパソコンに向かっていると、
カラスの鳴き声が聞こてきて、
外を見ると空が明るくなっていた。

単にいい天気だっただけかもしれないが、
連休前の解放感から空が綺麗で見惚れた。

予想通り昼過ぎに目が覚めて、
寝起きで美容院を予約した。

美容院の待ち時間でレイトショーの予約をして、
スーパーに寄って帰り、ナポリタンを作った。

コロナ禍で覚えたナポリタンの味が、
一瞬にして私をあの頃に戻らせた。

何も予定がなかったのに、
誰とも会ってないのに、良い1日だった。

連休中、とにかく昼夜逆転した。

何もない夜は、すぐに寝ればいいのに、
何かを取り返そうと必死になってしまう。

結局最後は力尽きて、
ただ夜更かしした人になる。
分かっていても、何回も同じことをしてしまう。

朝6時に叩き起こされていたあの頃に、
たまに戻りたくなる。

メモを残しておいたはいいものの、
浮ついた気持ちのまま朝を迎えるのが怖くて、
7日の夜に感覚を取り戻してから布団に入った。

実家から届いたお米

上京してから、
定期的に祖母から電話がかかってくる。

大学生の頃、
バイトとサークルで余裕がなかった私は、
平気で無視をして、
折り返すこともほぼなかった。

でも何故か最近、
祖母からの電話には必ず出るし、
かかってくると無性に嬉しくなる時がある。

結局は家族が大好きだと思った。
正確には好きな時も嫌いな時もあった。

でも大好きだと気づいたその時にはもう、
かつて好きだった家族は戻ってこない現実に直面して絶望した。

実家にいる祖母からお米が届いた。
手紙とお菓子が一緒に入っていて、
すぐに祖母の笑顔が浮かんだ。

週末一緒に出かける母からのLINEを開く気になれず未読無視をした。

そんな私の家族とは対象的な家族の中に
1人入り込んで、
同じ世界に生きてるのに
こんなにも違うのかと絶望した日もあった。

夢の中

朝起きて勉強でもしようかと思った日に限って
二度寝が気持ちいい。

夢の中で彷徨う時間が1番癒しだなと最近思う。

現実世界で私は色んな顔をする。
仕事をする時、恋人といる時、友達といる時、
家族といる時、1人でいる時。

一体どれが本当の自分なのか?
きっと全部本当の自分だ。

でもだからこそ、私が1人で抱える悩みを、誰かに打ち明けたところで、全く同じ気持ちで理解し合える人なんていないんだろうなと絶望した。

なんだかモヤモヤして、
自分の居場所を減らすように、
人と会わなくなった。

夢の中の自分が、
いつもの自分とは全く違う姿で、
本当はこうなりたかったのかもと思ったりする。

周りから見ると

最近物欲がなくなった。

物にときめくことはあっても、
「まあ別に今いらないか」と思うことが増えた。

物欲がなくなってから、
日々に変化がなくなった。

転職して2ヶ月が経った。

リモートワークが増えて、
1日中家にいて、
黒いTシャツを着てパソコンに向かう日々。

4月はプレッシャーを感じながら、
1日でも早くできることを増やそうと必死だった

人間は慣れる生き物。

プレッシャーが0になったわけではないけど、
少しずつ気持ちに余裕が生まれ始めた。

「もうちょっとできそうだけど、明日でいいか」
そんな甘えた自分に嫌気が差した。

5月を振り返って、
正直もっとやれたよなと思った。
無駄にした時間を取り戻せたら、
今日をどんな気持ちで迎えられただろう。

そんなことを考えていた時、
「最初から1人でできた人は他にいないよ」と、
これ以上ない褒め言葉をいただいた。

自分で自分の悪いところを知っているからこそ、
周りから見えている自分とのギャップに頭を抱えてしまう。

高く評価されたことを素直に喜べないのは、
自分が自分を高く評価できないからだと思う。

やっぱり自分を好きになりたい。
いつまでも嫌いな自分でいたくないと思った。

「スキ」に救われた

いちばん近くにいると思ってた人が、
全然近くにいなかったときの寂しさ

いちばん近くにいると思ってた人が、
いちばんに応援してくれないことの寂しさ

好きだった音楽すら聞けなくなって、
目の前の景色がモノクロになった時があった。

そんな時、noteの「スキ」に救われた。

1ヶ月前に書いたnoteの投稿を、
会ったことのない誰かが読んで、
アクションを起こしてくれた。

もうそれだけでいいのかも。

私は文章を書くのが好きだし、
考えることも大好きで。
好きなことに出会えただけで、
十分幸せなのかもしれない。

誰かに愛されるために、
自分を変える必要なんてない。

自分のことを愛せるような、大人になりたい。

そんなことを考えていた時、
明け方なのに流れ星が見えた。

幻かもしれないけど、希望が持てた瞬間だった。

どんな日が来ても

5月も変わらず、たくさん考え事をした。

想像してた以上に
色んなことがあって、
想像してた以上に
感情を揺さぶられた日々だった。

だからか、
1ヶ月前よりもちょっと強くなった気がする。

辛い。苦しい。って
気持ちが落ち込むことがあっても、
「そんな日もある」と強気で思えたらきっと、
どんな日が来ても乗り越えられる。

ありのままの自分を愛せるように、
6月も精一杯生きよう。



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