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強くなるよ

あっという間に今日が来た。

当たり前の幸せを全身で感じながら、
これからの人生を考える、
とても濃い1ヶ月だった。

熱を感じる

6月初日、
転職してから初めての休日出勤だった。

普段はパソコンに向かう仕事がメインだけど、
イベントのサポートをさせてもらうことになった

そこには画面越しには分からないものがあった。

実際にその場で、自分の目で見て感じることの大切さを改めて知った。

前の仕事では当たり前になっていたことが、
当たり前ではなかったこと、
直に感じる熱が自分にとって大きなやりがいのひとつだったことに気付かされた。

これまで関わってこなかった人たちと出会えて、
一緒に仕事ができて、トラブルにも力を合わせてチームで動くその姿に心動かされた。

とても刺激的な1日で、
それを素直に伝えられたのも良かったし、
何よりどんな時も笑顔を忘れない強さ、
目の前の仕事に対する熱を感じて、
もっと頑張りたいと思った。

「何もしない」

いつからか無性に島が好き。

自然の音に耳を傾ける余裕が生まれて、
いつもよりも時間がゆっくり流れるのが心地良く感じるからなのかもしれない。

大人になってからは、どんな島にも
「大事なことを気づかせてくれそう」
と期待をするようになった。

初めて淡路島に行った。

旅先ではついつい、色んなことを詰め込んで1日を充実させたくなるけど、
「何もしない」時間を長く過ごして、
身体共にとてもリラックスできた。

生きていると「何もしない」選択をするのは
とても勇気がいるけど、
たまには思い切ってみることも大切だ。

「何もしない」は怠けなんかじゃなく、
何かする前の深呼吸だと思う。

停滞

仕事のやり方に苦戦した1ヶ月だった。

人間関係は悪くないし、
むしろ色んなことを話しやすい空気を作ってくれて、特に不満なんてない。

任されていた作業の締め切りがはっきりしていないのを良いことに、完成させるのを先延ばしにし過ぎてしまった。

何も進まないままただただ日にちが過ぎていく。

よくよく考えたら、
締め切りがなくとももっと能動的になるべきだ
社会人3年目にもなって情けない。

プライドが高いせいで、受け取ったボールをピカピカに磨いてから戻したくなるけど、完成度よりもスピード、連携の上手さが重視されることの方がきっと多い。

こだわるべきこと、そうじゃないことの線引き、
個人戦じゃなくあくまでもチーム戦であること、
そして自分がそこに関わっている意味をしっかり考えて行動したい。

逃げない

仕事では悔しさが残る中、
6月は自分なりに1日1日を必死に生きた。

大切なひとが海外に行くことになったことを
聞いた1月からの5ヶ月間、
1人で悩んだ時間がとてつもなく長かった。

1日の境目が曖昧になるほどに、
1日の時間を最大限に使って自分の心が前向きになる方法を模索する。

これからどうしていこう、
見えないマイナス要素ばかりが頭に浮かんだ。

今日まで本当に色んなことをたくさん考えた。
考えて考えて、分からなくなって、
全部が嫌になる瞬間だってあった。

それでも考え続けて、
処理できないことは周りに頼った。

自分1人ではたどり着けなかった考え方を吸収しながら、1人じゃなくて良かったと思った。

全く同じ悩みを抱えている人はいなくても、
ほんの少しの部分でも共感し合える人は思っている以上にいる。

向き合うことが怖い感情から逃げないことの大切さ、1人だけで悩む必要はないことを知った。

覚悟

色んなことを考える中で、
3年前に就活で悩んだ時に気づいた気持ちが
再燃した。

「私も何かを与えられる人になりたい」

1人になる前の時間を、考えること、行きたい場所に行ってやりたいことをやることに使って、
自分がやるべきことを後回しにしてしまう弱い自分がいた。

そんな自分に気付いていて、
「今はそれよりも大切なことがある」と理由をつけては目を背けてしまっていた。

もっと自分を誇れるように、
誰かに必要としてもらうために自分を犠牲にするんじゃなくて、必死で生きた先に見えた景色を共有できるように「今」を頑張りたい。

寂しいとか、悲しいとか、
マイナスの感情ばかりじゃなくて、
そんな風に前向きな感情を持って
今日を迎えられて本当に良かった。

空港で見送る時、
笑顔で背中を押すと決めていた。
ギリギリ涙が溢れるのを止められたのは、
この覚悟があったからだと思う。

頑張りたい。頑張る。
自分のことに精一杯向き合えるこの時間を、
絶対に無駄にはしない。

もっと強く

正直、今の自分も結構強いと思う。

でもまだまだ足りない部分もたくさんあって、
それをひとつひとつ丁寧に補いながら、
もっと自分を誇れるような強い人になりたい。

1日1日後悔のないように、
7月も精一杯生きよう。




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