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一猫
2021年7月31日 22:55
この部屋の人間は微妙にものぐさだ。なぜなら、ペットボトルである私がこの部屋に一年もいるからである。しかも、微妙とつけたのは、なぜか私だけ放置されているからである。本来ペットボトルとは、1日で消費され、1週間のうちにゴミとして収集されリサイクルや焼却に回されるはずである。私なんて、ただのぶどうジュースのペットボトルだ。紫色のラベルが体に巻き付けられている何の変哲もないペットボトル。
2021年7月26日 17:23
けんちゃんはひまわり保育園にまいにち元気に通っています。保育園での大事なお約束。お部屋に入る時は手を洗いましょう。でも、けんちゃん今日は手を洗いたくないって。なんで?だってじゃぐちってなんかよくわからない。捻るまでなにが出てくるかわからない。お水じゃなくて、溶岩が出てくるかも。そしたらやけどしちゃう。ドロドロスライムのすみかになってるかも。うげえ、気持ち悪い
2021年7月23日 20:35
あるところにオシャレが好きなゾウがいました。りんごのイヤリングに、空色のスカーフを羽織り、いつも風を切って凛々しく歩いていました。あるとき、ゾウは街にこんなポスターがあるのをみつけました。「あなたのステキな姿がみたい」そのポスターには、真っ赤なハイヒールを履いた人間の女性が描かれています。どうやら自分の好きなコーディネートをして、舞台に立てるイベントのようです。「まあ素敵!
2021年7月21日 18:04
うちの息子は、情熱100%だ。保育園の先生から教えてもらった情報によると、同じクラスのまゆちゃんにタンポポを10本も持っていって「結婚してください」と言ったらしい。 どこでそんな言葉を覚えたのだろうか。まあ4歳児にもなれば、どこかで結婚という言葉を聞いてもおかしくないか。 今でも、私にプレゼントをするんだと言って、百均で買ってきた折り紙をちぎっている。何をくれるかは教えてくれないらしい。