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キューバに行ってきた!⑧ 〜レストラン編〜

2019年12月に、1週間滞在したキューバ。その時の経験がどなたかのお役に立てば、と思い書き始めた。

今回はレストラン編。

食いしん坊の私にとって、食は旅の大きな楽しみのひとつ。そして、多くの旅行者が好むファンシーなお店よりも、地元民が集う食堂みたいなお店を経験したい。自分は紛れもなく旅行者なのだけれど、異国の地では可能な限りその国の人々の暮らしを体感してみたいのだ。

その前提を踏まえて読んで頂けるとありがたい。

事前のリサーチは、ハバナとバラデロに旅行された方達の動画をYouTubeでチラ見したり、トリップアドバイザーを簡単に眺めた程度。こうした情報はその人の好みとバックグラウンドが強く反映されるので、あまり真剣に見ていなかった。

現地では、民泊(カサ・パティクラル)に宿泊する方は、家主さんに伺うのが良いと思うが、今回は民泊ではなかった為、残念ながら地元民の情報は無し…

レストランに何軒か行ってみてわかったことは、オーダーしてからご飯が出てくるまで、時間がかかると言うこと。地元民で賑わう店ではその様なことはなかったが、観光客向けと思われる店では軽く30~45分位は待たされた。

思い返してみると、地元の人で賑わうエリアにあるお店は立食いピザ屋みたいな店やファーストフード的なが多かった。フードツアーのガイドさんも、地元民はそう言う店で食事を済ませることが多いと言っていた。所謂レストランは、時間もお金もかかりすぎるからなのかもしれない。

なので、レストランでのお食事の際には、時間に余裕を持って行かれることをお勧めする。

さて、ハバナで実際に行ったレストランをご紹介♪

"Mekedé" in ハバナ

私たちはホテル宿泊で、到着したのが夕食時間だった為、宿泊先であるパルケ・セントラルのコンシェルジュの方に近くのお手頃レストランを教えて!とお願いし紹介されたのがここ。遅い時間だったし、探し回りたくなかったので、言われるがままに行ってみた。

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雰囲気はとても良かったし、ご飯もとっても美味しかった。私自身どちらかと言うと薄味が好みなので、外食をすると濃すぎると感じることが多いが、ここはそれが無くてとても美味しいと感じた。

但し、お値段は旅行者向けの価格設定で、ローカルの方達は来ないだろうなぁと言う価格帯。ボリュームがあったので、2人で前菜とメインをシェアして丁度よかった。

フレッシュジュースがあると言うので、パイナップルとグアバのジュースを1杯ずつオーダー。パイナップルジュースは味が薄いなと思ったが、翌日の朝食時にキューバのパイナップル自体がそう言うものだと知る。グアバジュースはとても美味しかった。これらは1杯2CUCだった。

前菜の自家製コロッケは、ハムが入ったクリームコロッケの様な感じでとっても美味しかった。お値段は5.90CUC。3人くらいでシェアしても充分なボリュームだった。

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メインはサーバーさんお薦めの、焼いた豚肉に、アボカドプランテインなどが添えられていたもの。それにキューバの定番豆ご飯、コングリが付いて12.90CUC。お味はシンプルで濃すぎずとても口に合った。

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お会計は、税込みで25.10CUC。このお店の場合、お会計には10%の税金が載っていたものの、「チップは含まれていません」と明記されていたので、この金額にチップを上乗せしてお支払い。

英語も通じたのでメニューについての質問もできたし、お味もサービスも良くて、満足できる夕飯だった。

ただし、オーダーしてからご飯が出てくるまでとても時間がかかったので、お急ぎの際には避けた方が無難かもしれない。

"Esto no es un café" in ハバナ

YouTubeを徘徊中に遭遇した動画で絶賛されており、場所もPlaza de la Catedralのそばで分かり易かったので行ってみた。

結論から言うと、あまりお薦めできない。他のものは美味しかったのかもしれないが、私たちがオーダーしたものはイマイチ… ロブスターを薦められたが、フードツアーで味見していたのでパスしたのだが、他のお客さんはロブスターを食べている人が多かった。

典型的な旅行者向けレストランで、英語も通じたがお味は私の好みではなかった。夫が頼んだチキンも、私が頼んだポークも味が濃すぎたし、ポークに至ってはお肉も硬すぎて咀嚼するのが大変😅お値段は、どちらも14CUCくらいだった気がする。

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また、テラス席に座ったら、野良猫さんが何匹も寄ってきてご飯をせがまれた。その猫たちの目があまりにも険しく悲しげで、彼らの目の前で食べるのは辛かった😢

お会計の額は忘れてしまったが、2人で30CUCは超えていた。またハバナに行っても、このお店には行かないだろう…😅

たまたま観た動画ではランチを絶賛していたので、もしかしたらランチは良いのかも?!

La Kapital Restaurant in ハバナ

ここはホップオン・ホップオフ・バスハバナ新市街で途中下車した際に遭遇し、ランチを食べに立ち寄った。

ホテル・ハバナ・リブレの斜向かいなので、旅行者が多く利用する様子。トリップアドバイザーのステッカーが貼ってあった。

私たちが行った時は、英語が達者な方は居らずスタッフが2人がかりでその日のスペシャルメニューの説明をしてくれた。

グアバジュースマンゴージュース、そしてその日のスペシャルだったタコのお料理と牛肉のステーキをオーダー。これにご飯がついてきた。お値段は、どちらも15CUC前後だったと思う。

お通しは確かタロイモのスープだったが、優しいお味でとっても美味しかった。メインのタコ(イイダコくらいのサイズ)も柔らかくて、味付けもとても良かった。ステーキは、イマイチ…

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このお店では、お料理が出てくるまでに恐らく50分以上かかったのが残念だったが、サーバーさんはとても親切だったし、私のスペイン語が壊滅的だった為頑張って英語を話して下さってありがたかった…😅

La Delizia JOLLY in ハバナ

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この店の前を通りがかった時に、夫と共に「良さそう!」と直感し入ってみた。

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その予感は的中。とっても美味しかったし、安かった!

とは言え、正直なところ、お料理の質は前述のMekedéの方が上なのは確か。けれど、地元の人が行く様な大衆食堂的なレストランを体験したかった私たちにとっては、こちらの方が感動が大きかった。

メニューは店内のボードに書かれていて、ピザなどの他に日替わりプレートがある様子。英語のメニューもなければ、サーバーさんも英語は話せないと言う状況だったので、私の拙いスペイン語と身振り手振りでサーバーさんのお薦めをお願いした。

オーダーしてからメニュー表をじっくり見てみたところ(遅!)、ポークの日替わりプレートが3種類あった様だった。消されているアイテムもあったので、早い時間に売り切れてしまったのかもしれない。

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程なくして出てきたプレートには、たっぷりのご飯サラダ、そして大きなポークチョップが!別皿で、ブラックビーンのスープまで出てきた。

ポークチョップはとてもシンプルな味付けで、塩のかかっているところといないところがあったけれど😅、全体的にはとてもジューシーで美味しかった。

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他のテーブルを見てみたら、お肉の煮込みみたいなものもあった様子。夫とそれぞれ違うものをお願いすれば良かったなぁと後で気づいたが、それを咄嗟に伝えられるスペイン語力は持ち合わせておらず😅

また、ご飯も豆ご飯のコングリを選ぶこともできた様だった。

お会計は驚いたことに、ひとつ2.10CUCのプレートディナー2つと、ソフトドリンク2本で、締めて5.70CUC

このお店では、チップは特に期待していない様子だったが、旅行者はチップを渡しているようだった。

ピザを食べている方も多くて、こちらも試してみたかったので、もしまたハバナに行くことがあれば、このお店に通い詰めるかもしれない😆

Sabor Cubano in バラデロ

こちらはバラデロの中心街、目抜き通りであるAvenida 1raにある、地元の人が行くレストラン。あるYouTuberの方がお薦めしていたので、行ってみた。

お昼時に行ったのだが、10分程待ち入ることができた。その後長い長い行列ができていたが、基本的に相席になるので、それなりに回転していた。また、テイクアウトをしている人も多かった。

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このお店では英語の話せるサーバーさんが居られ、とても助かった。メニュー表は無く、口頭で告げられてその中から選んだ。どれもプレートランチで、ご飯の種類を選べた(白いご飯、黄色いご飯、or コングリ)。

私はグリルしたチキン、夫はキューバ料理の定番・ロパビエハ(牛肉のトマト煮込み)をオーダー。どちらも量はたっぷりだったし、お味も良かった。

プレートランチ2つとミックスジュース2杯で、お値段は確か7CUCだった。

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お支払いの際には、お釣りをきっかり手渡ししてくれて、チップは期待していないと言う感じだった。周りの人達も誰もチップは置かずに帰っていかれていた。

ハバナのJOLLY同様、地元の方々が多く立ち寄るお店を経験できたことが嬉しかったし、味付けも良かったので大満足だった。

レストランでの注意点

大衆食堂的なところでは問題なかったが、旅行者が行く様なファンシーなレストランではオーダーしてからかなり待たされた。なので、お急ぎの時はファーストフード系のお店に行く方が良いと思う。

お会計の際には、チップが含まれているかどうかは要チェック。

私がハバナとバラデロで行ったレストランでは遭遇しなかったが、日帰りバスツアーで訪れたトリニダードのレストランでは、お手洗いに番をしているおばさんがいてチップをせがまれた。レストラン内なのに!とびっくりしたが、個室にはトイレットペーパーは無く、チップを渡した時に貰えると言う具合。詳しくはこちらをどうぞ。

本日はここまで♪

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