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キューバに行ってきた!⑥ 〜お金編〜

2019年12月初旬。念願のキューバに行ってきた。

ここまで航空会社、ホテル、現地ツアーについて書いてきたが、肝心な通貨、お金のことにあまり触れていなかった。

キューバには現地の方達が使う「人民ペソ(CUP)」と主に外国人が使う「兌換ペソ(CUC)」がある。

CUC外貨と両替できる通貨で、その価値はと言うと1CUCUS$1
また、1CUC24CUP or 25CUPなのだそうだ。

基本的には地元の方達が使うCUPで買い物をした方がお得だけれど、最近では地元の方もCUCを使うことが増えていると言う。

(写真はCUC。写真には無いが、1CUC札もある。)

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両替

私たちはカナダドルを持参しCUCに両替した。

見かけた両替所の掲示板には、カナダドル、日本円、ユーロ、アメリカドルなどとのレートが表示されていた。

キューバのペソは、キューバ国外では買えないのでバラデロ空港に到着後すぐ両替しようと思ったものの、空港の両替所には長蛇の列ができており断念。

街中の銀行で両替するのがベストかと思われるが、到着した日時によっては直ぐに銀行に行けない場合もある。私たちが到着したのは土曜日だったので、月曜日まで待つ訳にもいかず、ハバナのホテル、パルケ・セントラルで両替した。

レートは空港の方が若干良かったものの、大差は無し。大金を両替するならば考えものだが、長時間並んだり銀行を探す手間と時間を考えたらホテルで両替して時間を有効活用した方が良いと判断。時は金なり♪

参考までに、到着日のバラデロ空港でのレートは、1CUC=$1.37688。同日のハバナのホテルでのレートは1CUC=$1.38348だった。(対カナダドル 、2019年11月30日)

$300を両替した際の差額は、1CUC。日本円に換算するならば、¥25000を空港で両替した方がホテルで両替するよりも100~110円程お得だった、と言う計算だ。

事前に両替についてリサーチしている時に、空港の両替所で騙されたという投稿を幾つか目にした。レシートの紙が切れているからと両替の明細を見せずにお金をくすねる、ということらしい。なので、お金を受け取る際には、係員の目の前でお金を数える様に、という忠告が書かれていた。実際に起きているかは不明だが、ホテルの両替所においてはその様なことは無く、明細も見せてくれたしお金も目の前で数えながら渡してくれた。

また、CUCよりも現地の方が使うCUPで買い物した方がお得なので、一旦手にしたCUCをCUPに替える旅行上級者もいるけれど、1週間しか滞在しない私たちはCUCのみ使用した。

クレジットカード

大きなホテルや一部のレストランではカードも使えるようだが、基本は現金払い。私たちがカードを使用したのは、たったの1回。カナダの航空会社WestJetの現地係員さんに日帰りバスツアーの代金をお支払いした時のみ。

それ以外は、レストランでもスーパーでも、全て現金払いした。(ホテル代は、パッケージ利用だったので旅行前に支払済。)

ATMでのキャッシングも利用しなかった。

ATM

ATMはハバナ、バラデロの街中でそこそこ見かけた。たまたま通りかかったATMで日本人のガイドさんと日本人旅行者が話しているのが聞こえてきたが、「あ、今日は使えますね。故障して使えないことがよくあるんです」と仰っていた。

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バラデロ空港の両替所の横にもATMらしきものが2台あったが、そちらに並んでいる人は居なかった。こちらは自動の両替機だと言う英語の投稿を見かけたこともあるが、正確なところは不明…

値段表示とお買い物

お店にもよるけれど、CUPとCUC両方で値段表示をしているケースもあった。

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時々CUCかCUPかの表示が無く数字だけ書かれている店もあったが、例えばファーストフードのサンドウィッチが25CUC(=US$25)なんてことはほぼないので、25CUPなのだろうな、と予想しながら見ていた。

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値段がCUPのみで表示されている店でも、CUCでの支払いは可能だった。ただ、お釣りが少しややこしい…観光客が行くようなところでは、CUCで払うとCUCでお釣りをくれるのが基本で、ほとんどの場合きちんとCUCでお釣りをくれた。

しかし1回だけ、ハバナのオビスポ通りでお水を買った時に、1CUCのお釣りを貰わなければいけないところを1CUP渡されたことがあった。夫が気づいてCUCでお釣りをもらい直したものの、1CUC=24~25CUPなので、危なく大損するところだった。

時にはCUCでの支払いに対し、例えば1CUCのお釣りの代わりに、相当額の24CUPを渡されることもあるそうだ。そう言う場面には遭遇しなかったが、お釣りをもらう際には注意が必要だ。

トイレ使用時のチップ

現地に到着してすぐに困ったのが、空港内でのお手洗いを使用した時のこと。入国審査が終わり、荷物を待つ間にお手洗いに行ったのだが、そこにはおばさんが待ち構えており、チップを要求された。

私はカナダドルはあったが、コインは両替できないからとカナダドルの小銭は一切持ち合わせていなかった。おばさんの目の前にあったお皿には、アメリカドルやカナダドルが置かれており、「外貨でもいいから」とせがまれた。流石にトイレの使用に$10や$20(¥1000~2000)を払う気にはなれず、丁重にごめんなさいをして無銭使用を許してもらった。

ここで思ったのが、アメリカドルの$1札でも、カナダドルの25¢コインや$1コインを持ってくれば良かった!と言うこと。日本円の50円玉でも良かったかもしれない。

とにかく、空港で両替所に遭遇する前にお手洗いを利用する場合には、どの通貨でも良いから小銭があれば良かったなと思った。

因みに、現地の方にトイレ使用料の適正価格を伺ったところ、25¢(CUC)で充分とのことだった。

また、場合によってはレストラン内のお手洗いでもおばさんが待機しており、チップを渡さないとトイレットペーパーをくれないことがあった。

私はトイレットペーパーと手を拭くタオルは常に携帯していたので、トイレットペーパーやペーパータオルさえもらわなければ、文句を言われることも無く使用できた。ただし、これもケースバイケースなので、払う準備だけはしておいた方が良い。

飲食店でのチップ

レストランでは、料金にチップが自動的に加算されるケースとそうでないケースがあった。

チップが含まれていない場合、お会計に「Tip not included」、「propina no incluida」などと書かれていた店もあったし、「チップは入っていません」とサーバーに言われることもあったが、自動加算されていないレストランでは10~15%程度のチップをお支払いした。

ところが、あるカフェでコーヒーを飲んだ際、ドリンクの合計金額は2.5CUCだったのにサーバーが4CUCの支払いを要求してきた。「ぼったくり?!」と思いびっくりしていると、「ドリンクをテーブルまで運んできたのだからサービス料だ」と険しい表情… 60%のチップを払う程の手厚いサービスを受けた覚えはないと思いつつも、反論できる程スペイン語が達者ではない😅結局、10%のチップを上乗せした代金を手渡し、彼が笑顔になったところで店を出た。

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そんなことがあったかと思えば、ハバナのローカルレストランではチップを要求されることもなければ、期待もしていない様子。帰り際にサーバーの方にチップを渡したら、とても喜んでくれた。

バラデロでも、地元の方で賑わうレストランで食事をした時には、お釣りをきっちりと返してくれて、チップを期待している様子は無し。周りを見てもチップを置いている人は居なかった。

ツアーガイド&ドライバーさんへのチップ

バラデロから参加した日帰りバスツアーの終わりに、「強制ではありませんが、もし今日のツアーに満足して頂けたなら、チップを頂けたら嬉しいです」と促された。

このツアーにはガイドさん1名の他に、ドライバーさんが2名同乗していたので、それぞれに気持ちばかりのチップをお渡ししてバスを降りた。

ハバナでの無料ツアーの際には促されることはなかったが、ガイドさんに少々のチップをお渡しした。中にはチップを渡さずに消えていった参加者も居たが、半数以上の参加者は渡していた。

チップはキューバにそもそもあった習慣では無いらしく、強要されることは殆どないが、前述のカフェ店員のような人もいたので観光地ではチップを払う心算をしておいた方が互いに気持ちよく過ごせるかもしれない。

キューバ通貨の国外持ち出し

キューバの通貨は国外に持ち出し禁止とWestJetの現地係員さんに言われていたので、出国審査の前に全てを使い切る両替してカナダドルなどの外貨に戻すようにと指示されていた。

空港で少しお土産を買い、カナダドルに戻したが、小銭が少々余ってしまった。

細かいお金は現地係員さんに差し上げてしまったのだが、出国審査の際に所持金をチェックされるようなことはなかったし、通常の荷物検査があったのみ。ただ、見つかると没収されるらしい。

本日はここまで♪

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