「麻雀界」編集部

業界唯一の麻雀専門誌『麻雀界』(毎月1日発売予定)の編集部です。過去の特集や連載、イン…

「麻雀界」編集部

業界唯一の麻雀専門誌『麻雀界』(毎月1日発売予定)の編集部です。過去の特集や連載、インタビュー記事など麻雀業界全体に関して広くつぶやいていこうと思います。(ご質問、直販お問合せは03-5829-6826まで)

マガジン

  • 斉藤勝久の「麻雀バカ一代」紀!

    バカ一代が帰ってきた! モンド出演など、伝説となった幻の麻雀プロ、斉藤勝久の麻雀自伝! 不定期連載予定!

  • 土田浩翔の「卓上から宇宙を見る」

  • 日本麻雀百年史

    本誌編集主幹、西野孝夫が記す、日本に伝来した以降の麻雀実録。 伝説の連載となったこの記録がnoteで再登場!

  • 福地誠の「麻雀論考」

    カリスマ麻雀ジャーナリスト、福地誠の「麻雀論考」 麻雀というゲームを「内」と「外」から考える、麻雀界好評連載中のコラムをnoteでも定期連載! 【毎月更新予定】

記事一覧

月刊『麻雀界』インタビュー麻雀の高みを目指す“次世代”のプロに迫る!「最強を求む雀士たち」vol.1(日本プロ麻雀協会 …

※本記事は麻雀界130号に掲載されたものです。 人気麻雀アプリ「雀魂」の最高段位「魂天」に麻雀プロ初となる昇段を果たした実力派雀士 綱川 隆晃(ツナカワ タカアキ…

土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第42回「スジトイツの魅力」

※本記事は麻雀界78号に掲載されたものです。 チートイツを作っていくときのワクワク感は、今更ですが何ものにも代えがたい至福の感覚と言っていいでしょう。  その至福…

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土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第40回「見つからないように」

※本記事は麻雀界76号に掲載されたものです。 図1は、東3局南家の配牌です。  図1.一三五九①④⑨12東南白中 ツモ⑥ ドラ8  第1ツモ⑥  さて皆さんなら何を第…

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斉藤勝久の「麻雀バカ一代」記 第6章

※本記事は麻雀界16号に掲載されたものです。 =第六章= 2巡目という早い段階でカンが入り、しかも親がリーチ。この局面に俺は、またもや後塵を拝する。まだ始まったば…

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パチンコ・カジノから見た麻雀業界の特異性とその未来―

※本記事は麻雀界91号に掲載されたものです。

「最強を求む雀士たち」連載24回目 若き天才レフティ・真田槐プロ(日本プロ麻雀協会)

※本記事は麻雀界151号に掲載されたものです。 その左手から繰り出す精度の高い麻雀を武器に、団体最高リーグへと上り詰めた若武者―今、協会A1リーグで最年少で活躍中…

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談⑤

※本記事は麻雀界17号に掲載されたものです。 好調・不調時の処し方麻雀は普段の人間関係も大事になってくる 土田:4人の中の二人が優勝争いをしているという局面は、非…

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談④

※本記事は麻雀界16号に掲載されたものです。 メンタルと勝負の思考法対人ゲームとしての考え方 ──将棋の場合は相手の素振りは気にしないで、本当に盤面での勝負になる…

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談③

※本記事は麻雀界15号に掲載されたものです。 己の流儀とエネルギー 森内:土田先生は他の雀士と違って、特別な流儀があるとお聞きしたのですが。 土田:第1打に字牌を…

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談②

※本記事は麻雀界14号に掲載されたものです。 プロの戦術とは!? ──技術的なところを質問させていただきたいのですが、まず名人は、対局の際の初手をどの時点で考えてお…

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談①

※本記事は麻雀界13号に掲載されたものです。 頂点に立つプロたちの思考とは?──それでは、よろしくお願いします。  まず、麻雀界では、麻雀を将棋と比較されることが…

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土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第39回「対局番組への希望」

※本記事は麻雀界75号に掲載されたものです。  その昔、〈ヘッドホン麻雀〉なる企画が専門誌等でもてはやされた時代がありました。  プロの打ち手が、4人ともヘッドホ…

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土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第30回「蠱惑な打ち方」

※本記事は麻雀界66号に掲載されたものです。  〈蠱惑(こわく)〉とは人の心を引きつけ、惑わさすさまをいう。加えて怪しい魅力でたぶらかすことらしい。 「麻雀こそ蠱…

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日本麻雀百年史 健康マージャンの誕生とその潮流(四)健康マージャンの活動軌跡③

※本記事は麻雀界25号に掲載されたものです。  最も斬新な新事業

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斉藤勝久の「麻雀バカ一代」記 第5章 

※本記事は麻雀界第15号に掲載されたものです。  須藤君は場所決めの牌を引いた。それを掴んだ手を高らかに上げ、卓上に叩きつけた。その音が店内にバッチ~ンと鳴り響く…

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福地誠の麻雀論考 第27回 「なぜ自分の本を路上販売するか?」

※本記事は麻雀界121号に掲載されたものです。 自分の本を行商して    今回は麻雀とはズレた話を書かせてください。  最近、自分の新しい本が発売され売り歩いてます。…

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月刊『麻雀界』インタビュー麻雀の高みを目指す“次世代”のプロに迫る!「最強を求む雀士たち」vol.1(日本プロ麻雀協会 綱川隆晃)

※本記事は麻雀界130号に掲載されたものです。

人気麻雀アプリ「雀魂」の最高段位「魂天」に麻雀プロ初となる昇段を果たした実力派雀士

綱川 隆晃(ツナカワ タカアキ)
1985年9月27日生まれ・A型・東京都出身。日本プロ麻雀協会第6期後期入会。
~主な活動実績~
第9回オータムチャレンジカップ優勝
第12回オータムチャンピオンシップ優勝
ネット麻雀「雀魂」にて麻雀プロ初となる「魂天」を獲得

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土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第42回「スジトイツの魅力」

※本記事は麻雀界78号に掲載されたものです。

チートイツを作っていくときのワクワク感は、今更ですが何ものにも代えがたい至福の感覚と言っていいでしょう。
 その至福の感覚の中でも、手牌にすでに組み込まれているトイツのスジ牌が重なっていく魅力は、役満をアガる瞬間よりも勝るものと言ってもオーバーではありません。
 ではここで、そのチートイツ作りの手法を公開しておきます。
 簡単に云ってしまえば、トイツ

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土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第40回「見つからないように」

※本記事は麻雀界76号に掲載されたものです。

図1は、東3局南家の配牌です。

 図1.一三五九①④⑨12東南白中 ツモ⑥ ドラ8

 第1ツモ⑥
 さて皆さんなら何を第1打に選びますか?
 123の三色を含んだチャンタ三色を狙う人もいれば、序盤は無難な切り出しをしておいて、役牌4種のどれかが重なってくれれば仕掛けてアガリに向かう人もいるでしょう。
 わたしの第1打は五。

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斉藤勝久の「麻雀バカ一代」記 第6章

※本記事は麻雀界16号に掲載されたものです。

=第六章= 2巡目という早い段階でカンが入り、しかも親がリーチ。この局面に俺は、またもや後塵を拝する。まだ始まったばかりとはいえ、何もできない状況に苛立ちが募る。
そんな状況にもかかわらず、普段ならまず絶対に親に歯向かうようなことをしないヤギさんが、珍しく追っかけリーチをかけてきた。しかも、ドラ「中」をたたき切って。

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「最強を求む雀士たち」連載24回目 若き天才レフティ・真田槐プロ(日本プロ麻雀協会)

※本記事は麻雀界151号に掲載されたものです。

その左手から繰り出す精度の高い麻雀を武器に、団体最高リーグへと上り詰めた若武者―今、協会A1リーグで最年少で活躍中の真田プロに、プロ入りの経緯や今後の活動の展望をなどお聞かせいただければと思います。
 まずは、麻雀との出会いについて教えてください。

真田:麻雀は中学の時に友達に誘われて始めました。当時は学校の休み時間に隠れて友達と打ったり、学校帰

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談⑤

※本記事は麻雀界17号に掲載されたものです。

好調・不調時の処し方麻雀は普段の人間関係も大事になってくる

土田:4人の中の二人が優勝争いをしているという局面は、非常に難しいですね。
 これは麻雀観、哲学になってくるかと思いますが、先ほど例に出した人は、実は日頃から、そういう邪魔を絶対にしてはいけないと言っている人なのです。やはり、そういう人がやってはいけないと思います。
 人間て怖いなと思いま

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談④

※本記事は麻雀界16号に掲載されたものです。

メンタルと勝負の思考法対人ゲームとしての考え方

──将棋の場合は相手の素振りは気にしないで、本当に盤面での勝負になるのでしょうか?

森内:素振りも多少はありますが、自分が有利な時は楽しんでいても勝てるので、関係ありませんね。
 不利な時に多少、相手のアクションが参考になることもありますが、不利な時は基本的に相手任せなので、淡々と指していくという感

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談③

※本記事は麻雀界15号に掲載されたものです。

己の流儀とエネルギー

森内:土田先生は他の雀士と違って、特別な流儀があるとお聞きしたのですが。

土田:第1打に字牌を切らないということですね。そのおかげで、配牌の時に持っている位置エネルギーを測りやすくなりました。

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談②

※本記事は麻雀界14号に掲載されたものです。

プロの戦術とは!?

──技術的なところを質問させていただきたいのですが、まず名人は、対局の際の初手をどの時点で考えておられるのでしょうか。

森内:先手、後手は朝の振り駒で決まることが多いので、それまでに両方考えて行きますが、まっさらな状態で行くこともありますし、その時々で違います。

──数ある戦法の中で、今日はこれで行こうというのは、どのように

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将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談①

将棋名人・森内俊之 プロ雀士・土田浩翔 新春特別対談①

※本記事は麻雀界13号に掲載されたものです。

頂点に立つプロたちの思考とは?──それでは、よろしくお願いします。
 まず、麻雀界では、麻雀を将棋と比較されることが多いのですが、私は、実際にはかなり違うものだと思っております。
 麻雀の場合は、偶然に左右される部分が非常に大きいと思うのですが、たとえばその中で、何が正しい打ち方なのかという議論がよくされています。そのなかで土田プロは、一般の麻雀ファ

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土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第39回「対局番組への希望」

※本記事は麻雀界75号に掲載されたものです。

 その昔、〈ヘッドホン麻雀〉なる企画が専門誌等でもてはやされた時代がありました。
 プロの打ち手が、4人ともヘッドホンをして、そのヘッドホンに音楽を流し、卓上での会話が聴こえない状態にして対局するという興味をそそる企画でした。

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土田浩翔プロエッセイ「卓上から宇宙を見る」第30回「蠱惑な打ち方」

※本記事は麻雀界66号に掲載されたものです。

 〈蠱惑(こわく)〉とは人の心を引きつけ、惑わさすさまをいう。加えて怪しい魅力でたぶらかすことらしい。

「麻雀こそ蠱惑的」

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斉藤勝久の「麻雀バカ一代」記 第5章 

※本記事は麻雀界第15号に掲載されたものです。

 須藤君は場所決めの牌を引いた。それを掴んだ手を高らかに上げ、卓上に叩きつけた。その音が店内にバッチ~ンと鳴り響く。
「須藤君、気合い入れ過ぎ!っていうか、牌を卓の上に叩きつけないようにお願いしますよ!!」
ヤギさんがお決まりの注意をした。それを見様見真似に俺も場所決め牌を力強く握り絞め、その手を高らかに上げた。その瞬間にヤギさんが血相を変え、俺の

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福地誠の麻雀論考 第27回 「なぜ自分の本を路上販売するか?」

※本記事は麻雀界121号に掲載されたものです。

自分の本を行商して
 
 今回は麻雀とはズレた話を書かせてください。
 最近、自分の新しい本が発売され売り歩いてます。新刊が出るたびに、百~2百冊ほど自分で売っているのですね。
 場所は路上です。前もってネットで告知し、それを見て来てくれた人にサインして売るイメージです。 
 告知はこんな感じです。
3月22日(月)
 19時半~20時 秋葉原 J

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