劣等感はそんなに悪いものなのか、考察する。
劣等感は悪い悪いってみんな言うけど、そんなに? ってふと思ったから考察する。
●結論:悪いものではない。
●理由:成長するための原動力になるから。
●説明
まず、劣等感って言うのは、人と比べる事で生まれる感情。
今の時代には凄く辛いもの。SNSの発展で人と比べる事が簡単になった。
アドラー心理学の「人間の悩みの全ては対人関係の悩み」って言うのも頷ける。
原因はいろいろある。
生来のものとか、家庭環境とか、それから今まで積み上げてきた考え方のクセとか。
いわゆる潜在意識ってやつに刻み込まれているから、普通に生活しているだけじゃよく分からない。
じゃあ、悪いものなのか? と言うと私はそうは思わない。
あのマリリン・モンローとかオードリー・ヘップバーンにも劣等感があった。
マリリンは学歴のコンプレックスからたくさんの本を読んだし、自分が美しく見えるメイクを考えた。
オードリーも、自分のグラマラスではないスタイルに劣等感を持っていて、演技の技術を磨いた。あれだけ人に認められても「私は美人ではない。これはメイクの技術」と言い張っていたらしい。
歴史に名前を刻む様な大女優にさえ、劣等感はある。
劣等感があったからこそ、人の何倍も努力が出来たとさえ思ってる。
「劣等感」というのは、遠くまで見渡せるレンズが付いた高性能望遠鏡だと思う。
人は目指す場所にしか行けない。
そこを見据えられるというのは、才能の一つだと思う。
このままでいいや、今の自分も悪くないや。と思って納得するのは当然、悪い事じゃないし、優劣をつけるわけじゃない。
だけど、「成長」という視点から伸びしろを見ると明らか。
可能性が広がるという事は、人生を豊かにすること。
だからその劣等感に飲まれて心がやられない限りは、持っておいて損はないものだと思ってる。
マイナスの感情って、悪い風にばかり捉えられるけれど、自分が成長できるならうまく操って使う方が得じゃないのかな。
マイナス感情は凄く大きなエネルギーで、簡単に浮き沈みするし扱いづらいけど、自分の根本から生まれてくるものだから、その波に乗ってやる!! くらいの気持ちで、扱い方は覚えておいた方がいいのでは。
私は消さない方がいいと思っているから、念のための応急処置も書いておくと、他人と比べて優れている所を探す、だと思う。
全世界と比べなくていい。学校のクラス30人いるなかでこれなら自分は5位以内に入るな、とか。
自分の手綱を上手に握ろう。
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