スーパーセンシティブ7 #32歳うつ克服日記
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https://note.com/mahiru2go/m/mfb709f683172
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■男嫌い
私は昔から、男性が苦手でした。嫌っていると言ってもいいくらいです。
なぜかは分かりませんが、漠然とした嫌悪感がありました。
男性嫌いは「父が嫌」から始まり、彼氏、夫、息子へと引き継がれていきます。
初めての妊娠で「性別が男」と分かった時、心の底からガッカリしました。「五体満足で生まれてくれればどちらでも」とよく言いますが、私はその心境にはなれませんでした。
とはいえ、実際に生まれてくれば息子はとても可愛くて、主人へ向けるべき分の愛情も込めて、ありったけの愛を息子に捧げました。
それでも私の心にあったのは、自分の子が「男」であるということ。
どうしても、どうしても「女」の子どもが欲しかったのです。
■愛のないセックス
長男を産む前から主人への愛情は冷めていて、手を触れるのも気乗りしない状態でした。それでもどうしても女の子が欲しい。2人目が欲しい。私は意を決して、主人の誘いへ乗りました。
気持ちのないセックスほど不快なものはありません。
最中はただ一心に、早く終われと祈っていました。
そして主人が果てるときには、「今回こそ妊娠。今回こそ女の子」と、なかば呪いをかける気持ちでいました。
■念願の女児妊娠
呪いが通じたようで、私はめでたく2人目を妊娠しました。
性別が分かる月齢になると、すぐさま確認しました。
「おちんちんが見えないから、女の子みたいですね」
この言葉に、心からほっとしました。
この言葉聞きたさに、その後も何度も何度も確認して、医師や看護師をウンザリさせたほどです。万が一2人目も男の子だったら、いわゆる「産み分け」による3人目妊娠も本気で考えていましたので。
■出産の立会人は?
お腹の子はすくすくと育ち、いよいよ出産予定日が近づいてきました。
立会人はだれにしようか?真っ先に浮かんだのは、主人ではなく母でした。
今回は2歳の息子がいるため、誰かが留守番をする必要があるというのを理由に、出産の立ち会いは母に頼むことにしました。
出産自体は2回目だし、そばには母もいてくれる。何も不安はありませんでした。
2人目のわが子がこの世に生まれてきたとき。
そしてそれが間違いなく女の子だと分かったとき。
(女の子は生まれるまで性別が断定できないので)
あの時の達成感は忘れられません。
■そしてここから、私の地獄がはじまります。
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