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01 気づいてあげられなかった生後1ヶ月まで

もし、これを読んでいる人の中に、これから子どもをほしいとか、妊娠中もしくは、出産間もない方(その旦那さんも)がいたら、5秒だけ時間をください。
母子手帳のカラーのページに、ひときわ目を引く、うんちの色が並んでいるページ

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小さな赤ちゃんがいる方で、「1~4番に近いかも」という方は迷わず一度小児科を受診してください。これから出産を控えている方は、「うんちが白っぽくなったら注意」と、頭の片隅に入れてください。
(胆道閉鎖症という病気はまずは早期発見がとにかく大事)
どうか、どうか、お願いします。

私は息子が生まれてから1ヶ月間、異変に気づいてあげられなかった。
こればっかりは悔やんでも悔やみきれなくて、これについては息子に申し訳ない気持ちがなくなることはないと思う。

妊娠中の経過はすこぶる順調で、(上の子が逆子で帝王切開だったので)帝王切開で出産。コロナの影響で面会禁止、2人目ということもあって新生児のお世話も要領わかってるし、産まれたばかりの息子がただただ可愛くて、割とまったりと過ごしていた入院期間。

初めの病気の徴候は、退院予定日の朝。
黄疸が強いということで、血液検査をした結果、入院して光線治療を受けたほうが良いと言われる。このときは、まさか一緒に退院できないなんて思っていなくて驚いたけど、先生から話を聞いたり、簡単に調べた限り、新生児の黄疸はよくあることだし、きっと良くなるし、大丈夫と思ってた。
24時間光線治療して、プラス1日様子を見て、2日遅れで息子も無事に退院。

退院から1週間後、経過をみるために生後2週間で小児科を受診。
確か肌の色の目視と、ミルクの飲み具合と体重の増え具合を診てもらって「全く問題なし」と言われて、あーこれで大丈夫だと安心しきってた。

後からどうしても思ってしまうのは、この生後2週間の受診のときに、胆道閉鎖症の可能性だけでも先生から伝えられて、「うんちの色少し気をつけてね」と言ってもらいたかった。可能性は低いし、その時は不安になってしまうかもしれないけど、この時にちゃんと可能性を認識しておきかった(もちろん母子手帳に書いてあって、自分自身でも知っておくべきだったので、病院だけを攻めたいわけではない)。

それから1ヶ月検診までの2週間は、特段気になることはなかった。
息子はよく飲むし、よく寝るし、機嫌が良くて起きているときもあるし、ひとり目の娘のときと何ら変わらないと思ってた。
コロナ禍の娘も連れた里帰り出産で、新生児のお世話、娘の相手、実家での生活でばたばたと忙しく毎日がすぎてた。

後から思うと、この頃からうんちの色はおかしかったんだと思う。
白っぽかった気もするけど、ミルクが白いつぶつぶで出てくると認識してたから、「白いうんちが危険」という認識自体がなかった(母子手帳にあるのは知ってたけど、ちゃんと見てなかったし認識してなかった)。
2人目で慣れているからという気の緩みと、自分に限ってそんなことないという思い込み。
本当、人の親として恥ずかしい限りだけど、これが現実だった。

そして1ヶ月健診。
担当してくれた先生のファインプレーで血液検査をして、病気の可能性が発覚します。

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