テレビのバラエティを振り返る2022上半期

最近は専ら川沿いを散歩しています。まひくんです。

春AB学期がほぼほぼ終わって、時間にゆとりが出来始めたのですが、このタイミングで喘息が悪化し始めてなかなか思うように行かない毎日を過ごしています。最近コロナが増え始めてるのも良くない。

今回は去年やった(PV数は残念ながらあまり多くなかったが)面白かったテレビ番組ランキングの上半期版をやろうと思います。
去年はあまりメモをせず感覚と記憶で選んでいたのですが、今年からは面白かったと思うテレビを逐一メモしていました。メモを取ってみると意外と多くなってしまってびっくりしました。多分去年もメモを取っていればたくさんあっただろうし順位付けも変わっていたかもしれません。

一応言っておくと、僕はけっこう気まぐれでテレビを見るので見ていない番組もたくさんあります。この番組のこの回が無いぞ!と言われても見てなかったですとしか言えないのは、先に謝っておきます。申し訳ないです。では、早速行きましょう!

10位 千鳥のクセがスゴいネタGP 4/7 EIKOの架橋回

「千鳥のクセがスゴいネタGP」は、人気芸人が、普段披露しているネタとは一味違う「クセがスゴいネタ」を披露し、MCの千鳥とゲストパネラーがそのネタのVTRを見ながらコメントするバラエティ番組です。ただのネタ番組ではなく、千鳥の的確なツッコミがあるので、何をやっても面白がるポイントを作ってくれるという安心感があります。レギュラー放送なので何週にも渡ってシリーズ化されるネタも数多くあります。

4月7日放送回では、狩野英孝扮するEIKOが、アーティストのゆずとコラボした楽曲「EIKOの架け橋」を披露しました。EIKOは普段、弾き語りで有名曲をクセ強く歌い上げるネタでお馴染みですが、今回はトップアーティストのメガヒット曲を本人とコラボするというもので、EIKOどころかゆずの2人までEIKOのクセアレンジ全開で栄光の架け橋を披露していて、面白かったです。EIKOさんのお笑いと音楽センスが生んだ奇跡のようなコラボでした。

9位 水曜日のダウンタウン 6/1 K・カズミ追跡回

「水曜日のダウンタウン」は、芸人さんが自ら提唱する「説」や企画をプレゼンし、その「説」や企画を検証したVTRをスタジオで見るという番組です。ダウンタウンの浜田さんがMC、松本さんがパネラーで、他にゲストパネラーが数人います。この時代にしては珍しくコンプライアンスのギリギリを攻めた企画も少なくありません。炎上したりBPOから注意されることもあります。一方で感動的なドキュメンタリー企画、数週間に渡った大作VTRなど、攻めた結果と言うべき面白い企画もたくさんあり、企画がウケた、ハマったときの反響が一番大きいバラエティ番組です。

6月1日放送回では、インターネット上で密かに話題となっていた謎の人物、K・カズミの正体を明らかにするという企画でした。この回のみ、funnyというよりはinterestingの面白さです。明らかにおかしな存在であったK・カズミが本当に存在する?ということを逸話とともに紹介しつつ、真相を追ったドキュメントは一昔前の番組のような緊張感とワクワクがありました。真相が少しモヤッとするところはあるのですが、落とし所としては僕はあれで良かったと思います。

8位 ラヴィット! 3/16 平子プレゼント落としてパニック回

「ラヴィット!」は「日本でいちばん明るい朝番組。」をテーマに、ニュースやワイドショー一切なしで、生活情報を中心に取り上げる情報バラエティ番組です。MCは麒麟・川島明さんとTBSアナウンサーの田村真子さんです。番組の性質上芸人がスタジオに多く、芸人がふざけ倒すのを川島がキレイに捌く様子が朝に見られるという一味違った朝の番組です。僕はあまり熱心に見ているわけではないのですが、度々SNSで話題になっている番組です。

3月16日放送回では、オープニングトークの時間で、1万円のプレゼント交換が行われました。1人ずつプレゼントを選んでいく中で、矢田亜希子さんのプレゼントがアルコ&ピースの平子祐希さんに渡りました。プレゼントの中身はストーンフレグランスで、石が陶器の入れ物に芳香液と入っている上品なものでした。放送時に開封するための、プレゼントとは別で番組が用意したものを平子さんが手にとってリアクションしていたのですが、誤って平子さんがそれを落として割ってしまい、現場が大混乱状態になりました。必死に麒麟川島やアンタッチャブル柴田、さらば青春の光森田や見取り図が惨事を紛らわそうとする様子が本当に面白かったです。

7位 ゴッドタン 4/30 銀シャリ橋本テクニック抜く回

「ゴッドタン」は、おぎやはぎ、劇団ひとりが出演する深夜放送のバラエティ番組で、プロデューサー・演出を佐久間宣行が務めています。テレビ東京のバラエティ番組の草分け的存在で、業界の視聴率も高く、三四郎やEXITなどを輩出した、芸人の登竜門のような番組です。番組の人気企画「マジ歌選手権」は武道館や横浜アリーナでイベントを行った他、「キス我慢選手権」は2回映画化もされています。

4月30日放送回では、「銀シャリ橋本のテクニックを抜いてあげよう」という企画が放送されました。ツッコミテクニックを披露できる場が少なく持ち味を発揮できていない銀シャリ橋本直に、思う存分テクニックを披露してもらうというもので、この回の橋本さんがとてもイキイキしていて面白かったです。テクニックを発揮できていない状況を風俗に例えているのも素晴らしくて、相乗効果で面白くなっていきました。

6位 月曜から夜ふかし 5/2 木村さん密着回

「月曜から夜ふかし」は、世間で密かに話題になっていることが書かれた「○○の件」のカードの内容のVTRを、MCの村上信五、マツコ・デラックスが鑑賞して2人でトークを行うバラエティ番組です。地域でのローカルニュース、街頭インタビューを通じて出会った個性豊かな人々の密着などが人気です。ナレーションによるイジりもキレッキレで好きです。

5月2日放送回では、錦糸町駅構内のクレープ屋さんで働いている木村さんの密着映像が放送されました。木村さんは地声がドラえもんに似ていることでかなり話題となった人物ですが、そんな木村さんのバックグラウンドを紐解くと、結婚していて後に別れた過去や、実はタバコ吸いだったことなど、意外な事実が判明しました。中でも吸っていたタバコの銘柄をドラえもんのひみつ道具っぽく言わせたあのシーンはとんでもなく面白かったです。瞬間最高風速ならこのシーンかもしれない。

5位 あちこちオードリー 6/29 トリオのリーダー回

「あちこちオードリー」は、オードリーの二人が居酒屋のセットでゲストを招き、本音トークを繰り広げるバラエティ番組です。ゲストは主にテレビで活躍する芸人やタレントが多く、芸能界での苦労話がメインです。若林さんは相手をリラックスさせる雰囲気があり質問上手で、また自ら腹を割った話をするので、ゲストの方もついつい不用意な発言をしてしまいます。

6月29日放送回では、トリオのリーダーたちとして、東京03飯塚さん、ハナコの秋山さん、四千頭身の後藤さんがゲストで出演しました。トリオのリーダーとしての苦悩が次々と出ていて面白かったのですが、「人との距離を感じる」「これは自分がやるべきことではない」など、共感できるところもすごく多くて、笑いながらもすごく刺さった回でもありました。

4位 ゴッドタン 3/12 3/19 コンビ大喜利回

ゴッドタンから2つ目のランクインです。番組説明は省略します。

3月12日、19日放送回では、「コンビ大喜利グランプリ」が放送されました。相方の答えやすい大喜利のお題を考えてコンビで爆笑を狙う企画です。錦鯉の長谷川さん、モグライダーのともしげさん、ラランドのニシダさんといった、あまり大喜利が得意ではない人でも答えられそうなお題を相方が選んでいくのですが、得意ジャンルだからか大喜利苦手芸人たちがとても躍動していて面白かったです。中でも長谷川さんの「あんこちゃん、あまいちゃーん」という回答は衝撃的でした。多分字面じゃ何もわかんないと思いますけど。

3位 くりぃむナンタラ 6/19 ミニスカート陸上2022夏

「くりぃむナンタラ」はくりぃむしちゅーの冠バラエティ番組で、前身番組「くりぃむナントカ」から8回もの番組名変更を経て今に至る、人気長寿番組です。コアなお笑いファンが好む、馬鹿馬鹿しくて面白い企画が多いのが特徴です。僕は番組名がくりぃむナンタラに変わって、放送時間が日曜の22時台になったのをきっかけに少しずつ見始めました。

6月19日放送回では、人気企画「ミニスカート陸上2022夏」が開催されました。ルールはシンプルで、ミニスカートの中のパンティーを見せずに陸上、体育種目に挑戦するというもの(見えたら即失格)です。今回で11回目という長寿企画ながら、飽きさせない魅力があります。今回からは初のチーム戦が導入され、上田、ミキの2人、ハナコ岡部といった芸人チームの他にSixTONESの田中樹、オカダ・カズチカ、ティモンディ高岸、ゴールデンボンバー樽美酒のアスリートチームに分かれて競技に挑戦しました。アスリートの運動能力とパンチラのギャップがまず面白く、芸人チームの奮闘ぶりも最高に笑えました。

2位 水曜日のダウンタウン 2/9 雪山風船太郎レース

水曜日のダウンタウンからもう一つランクインです。番組説明は省略します。

2月9日放送回では、雪山風船太郎レースという企画が放送されました。あらびき団という番組によく登場していた、大きな風船の中に入って色々な芸をする大道芸人・風船太郎に習って、風船太郎の格好で雪山を下るレースが行われました。様々な芸人が参加した中で、決勝にハリウッドザコシショウとオードリー・春日が残り、いよいよFINALステージ。夜8時で気温も氷点下を下回る極寒の中、傾斜30度という急斜面を風船太郎の格好で下るという前代未聞のレースとなりました。雪の上でとどまることなんて当然出来ず、猛スピードで雪の斜面を風船姿で滑り降りていく両者の光景は衝撃映像で、危険なため放送後賛否はあったようですが僕はめちゃめちゃ笑いました。あんな映像二度と見られないよ。

1位 相席食堂 1/26 山根明回

「相席食堂」は、芸能人が一般の方と相席をしながら旅をするロケのVTRを見ながら、逐一千鳥さんが止めてツッコミを入れていくバラエティ番組です。ロケに行く芸能人の人選にやや癖があり、あまりロケが得意ではない人が選ばれる傾向があります。千鳥さんのキレキレのツッコミと愛のあるイジり、たまに出る爆発的な神回が特徴的です。関西ローカルの番組ですが、TVerで全国で見られる他、AmazonPrimeVideoなど有料サブスクで過去の放送回を見ることができます。

1月26日放送回では、以前ワイドショーを賑わせた元日本ボクシング連盟会長の山根明が街ブラをする様子が放送されました。発言の一つ一つに千鳥が止めてしまいたくなるパワーがあり、大悟さんが「俺のボケ方とそっくり」と言うほど面白かったです。ロケ慣れしていない人にロケをさせて思わぬ撮れ高を得るのは相席食堂の鉄板手法で、今回もそれが抜群にハマった形となりました。


メモを取ってみるとこんな回あったなあと振り返れてとても良かったです。こうやって振り返ると色々面白い番組がありましたね。来年の年始くらいに下半期編もアップできたらと思います。そこまでたくさんテレビ見ないとなあ。まあ、ボクは意識しなくても見るんですけどね。


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