見出し画像

双極性障害のおすすめ漫画本4選+1

ここ数年、双極性障害をテーマにした漫画本やコミックエッセイが増えてきているなぁと感じています。
ここでは双極性障害当事者である私が読んだことある漫画本(著者の方と面識があるもの)を紹介していきたいと思います。

「うつを甘くみてました#拡散希望#双極性障害#受け入れる#人生」ブリ猫。 (著)

私は夫の浮気がきっかけで、うつ病を発症。そして双極性障害となり、はや十数年たちました。
双極性障害は躁とうつが入れ替わる心の病。きっかけも症状も、ホントさまざま。この本は病気克服の成功体験本ではありません。
あくまでも、あくまでもイチ事例書として読んでみてください。
(Amazon内容紹介より)

結構、リアルでハードな描写も多いですが、猫をモチーフに描かれているので大変な心情や状況も受け入れやすくなっているなと思います。また、制度や支援についての情報が細かく描かれていて実用書の側面もあり勉強になります。

"病気克服の成功体験本ではありません"と記載されている点も共感でき、あくまで一例だけども、その一例で参考になるところがあればぜひ、という姿勢がとても良いなと思います。

ブリ猫さんと私は以前、とあるイベントで直接お会いしてからメッセージのやり取りなどをさせて頂く仲。とても熱意ある方で、この書籍の次回作もネットで発表されているので、もしよければコチラもご覧ください。

漫画本の続編(スマートフォンでのみ閲覧可能)

ブリ猫。さんのTwitterアカウント

「まいちゃんの双極取扱説明書: そう&うつなあなただってきっと大丈夫。」まいちゃん (著)

社会人3年目、いよいよ新しい仕事を任されたそんなとき──。
双極性障害と診断を受けて、即休職。ようやく復職したのもつかの間、再び休職することに。もう迷惑はかけらないと悩んだ末に退職を決意。
病気になったきっかけ、そうとうつを繰り返す日々、休職中のこと、復職にむけて、家族とのかかわりなど、双極性障害当事者が双極II型ライフをマンガで紹介。
(Amazon内容紹介より)

まいさんの柔らかい絵のタッチでほのぼのとした空気が流れる世界観、それでまず癒されます。会社で働きながら、また休職したり復職したりといった場面については、私も双極性障害に翻弄されながら働いてきた身としては共感することがとても多かったです。
また、取説という視点は私も大切にしていて、自分を理解して対処していくということの大切さを教えてくれる漫画だなと思います。

私とまいさんとの関りは、まいさんが出版された時に記念イベントをする場所を募集されていたので、私の職場を会場提供させていただいた事がご縁でした。実際にお会いすると漫画の主人公のまんま!って思うぐらい似てました。今はお仕事をしながらTwitterでのマンガ発信を継続されています。

まいさんのTwitterアカウント

**

「躁うつ夫婦 -二人そろって双極性障害-」リョコモコ (著)**

まるでジェットコースター!?

上がったり(躁)下がったり(うつ)を繰り返し、気分や感情に振り回される躁うつ病(=双極性障害)。
症状に翻弄されながらも支え合う、夫婦二人の日常を、妻がほのぼのと描いたコミックエッセイ。

夫婦ともに双極II型障害と診断された二人の日常とは……?
(Amazon内容紹介より)

ご夫婦二人とも双極性障害という、私も初めて聞いたご状況であり、興味深く読ませていただきました。私自身も結婚しているので、パートナーとの関りかたやちょっとした声掛けの有難さなど、実際体験されているからこその描写が細かく描かれていて共感もしましたし、勉強にもなりました。

リョコモコさんとはTwitterの仲のみでのつながりですが、いつかの機会にお会いできると嬉しいなーと思っています。

リョコモコさんのTwitterアカウント

**

「縁距離な夫婦 躁うつといわれた嫁との20年日記」のんた丸孝 (著)**

夫が描くリアルな葛藤と絆。
夫婦をつなげたのは“別居"という選択だった――。幼い頃から心に傷を負い、いまだ日常生活に支障が出るほど悩む妻。
数々のクリニックで心理療法を受けてもその悩みは消えない…。
さらに夫婦に訪れる病や不運が妻の心に傷を残し、夫である著者を混乱させていくのだが…。心を病むパートナーを持つ方に読んで欲しい、純愛メンタル・エッセイコミック。
(Amazon内容紹介より)

著者であるのんた先生の実話をもとに、奥さんとの物語がつづられています。私はのんた先生には日ごろから大変お世話になってます。この書籍をきっかけにのんた先生の事をTwitterで知り、直接お会いさせていただき、私の漫画を描いていただくことにまでつながりました。先生がこの書籍、双極性障害のコミックエッセイを書いておられたので私が伝えたいニュアンスもすぐに分かっていただけて有難いです。

こちらの書籍は一部Webでも公開されているので、もしよければご覧いただけると嬉しいです。

のんた先生のTwitterアカウント

**

「松浦さんの双極ライフ」松浦秀俊(原案)**

最後に、まだ本にはなってませんが、将来的に本になればいいなという願いも込めまして。私、松浦が主役の双極性障害あるあるをテーマにした漫画「松浦さんの双極ライフ」。こちらは私の所属する会社のWebメディアで不定期連載中です。

全て松浦の実体験をベースにしており、マンガと合わせてコラムも掲載しています。ぜひ、ご覧いただけると嬉しいです。 

●5話までのタイトルがこちら
いつも元気で引っ張りだこ?
ちょっとしたことで怒りMAX!
妻の気づき
双極障害を受け入れたきっかけ
左腕に光るモノ~セルフモニタリング~

私(松浦)のTwitterアカウント


以上、双極性障害のおすすめ漫画本4選+1でした。また新たな漫画本が出版された際には更新していきます。

この記事が参加している募集

最後までご覧いただき、ありがとうございます。