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高校の友人の話①

最近、高校以来の友人と2人で旅行の計画を立てています
わたしの今までの人生の中で指折りの中に入るどころか指一本レベルに仲良い友人ですが、意外なことにこの2人だけで旅行へ行くのは初めてです
なのですごく楽しみなのです
そんなわたしの人生のキーマンとなっている友人の話をしたいと思います

わたしは公立高校の受験に失敗し、私立の女子校に通うことになり、酸っぱい気持ちで進学しました
そこで友人(フミコ仮)とは高校1年のときに同じクラスになり出会いました
フミコ曰く、入学してすぐに開催されたオリエンテーション合宿の大浴場でわたしから話しかけられたと言うのですが、わたしは全く覚えていません
わたしはそんなフミコと馬が合いました
絵を描くのが好きだという趣味も共通していて、交換日記ならぬ交換漫画を描いていました
漫画の内容は完全な学園ギャグものでした
教科書や宿題を家に忘れても、この漫画だけは死守するかのように毎日忘れずに家で描いて持ってきていました
笑いのツボも同じだったので毎日その漫画を見せ合い、人目も憚らず床や机を叩きながら教室でバカ笑いしたものです
わたしたちは2人いれば恐いものはありません
今自分で振り返っても、当時のわたしたちは誰もがうらやむ大野くんと杉山くん状態でした

そんなわたしたちに、そのとき以上に生涯の友人となるきっかけが訪れたのは高校1年の冬です
当時、わたしたち2人してクラスでの成績が上位5位以内でしたので、2年生から国公立大学を目指すための進学クラスへの話が舞い込みました
わたしもフミコも国公立大を目指すつもりは全く無かったので、普通クラスのまま平々凡々と過ごすつもりでいました
ところが話をよくよく聞くと、進学クラスは1クラスしか編成されないため、進学クラスに入ってしまえば3年生までクラス替えが無いということが分かりました
お互い何も言わなくても2年生のクラス替えに慄いていたわたしたちですが、とうとうある日フミコから
あんたと3年間クラス離れたくないから進学クラス行かない?
と誘われました
わたしはその一言だけで進学クラスに入ることを決めたのです
(後にわたしは進学クラスで落ちこぼれ、39人中37番付近をウロつく順位を取り続けるのですが...)
理由が不純ですが、今思うとこの一言が決め手で3年間フミコと過ごせたことにより、生涯の友人になった気がしてならないのです

そんなフミコとの忘れられない、毎日がファビュラスな日常は
次に続きます...

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