サボテンの実って食べられるらしい
そもそもサボテンに実がつくことなんて知らなかった。
初めてサボテンの実を見つけたのは、7月だったと思う。
いつも行く八百屋の店頭に、見慣れないフルーツがあった。
八百屋のお兄ちゃんに聞いてみたところ、それはまさかのサボテンの実であることが判明した。
それから数日後、同じ八百屋にて、皮を剥いた状態で売っているサボテンの実を見つけた。
「冷蔵庫で冷やしてそのまま食べると美味しいよ」
とのことだったので、この皮の処理がされたサボテンの実を買ってみることにした。
同じ時期に店頭に置かれていたイチジクと一緒に食べることにした。
初めて食べたサボテンの実は、言われた通りに、冷蔵庫で冷やして食べるとすごくジューシーで美味しかった。
外見から分かる通り、サボテンの実には小さい種が入っている。
種を取り除くことは不可能なくらいの大量の種。
どうやらこの種はそのまま飲み込むらしく、違和感こそあったものの、食べられないほどではなかった。
例えると、大量の種が入ったスイカのような感じ。
スイカみたいにたくさんの水分を含んでいる。
甘さはスイカより少し甘めかな。
繊維質とミネラル、ビタミンを豊富に含んでいて、とても身体にいいらしい。
この夏は、八百屋だけではなく、街中の道端で売られているのをよく見かけた。
どちらも皮がついた状態で置かれているが、注文すると、その場で皮を剥いてくれる様子。
衛生的な不安があったので、屋台で売られているものは買ったことはないけど、この夏は本当にいろんな場所で見かけた。
まさしく、ヨルダンの夏の風物詩の一つだと思った。
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