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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 第7回「ロック対談 だぶる模話模話模話⑥~ブリティッシュロックを聴いていた人間が通過するアメリカのロック①~」

模話1「模話です」
模話2「模話模話です」
模話1、模話2「二人あわせてだぶる模話模話模話で~す」

模話2「今回はアメリカのロックについてだったね」
模話1「アメリカって合衆国って習ったじゃん?」
模話2「うん」
模話1「岩波の本とかで、合州国って出てたのがあってさ」
模話2「うんうん」
模話1「そっちの方がでかい国の感じ表してるな~感があったのよ」
模話2「うん、テキサスってもう一国としたって広いし、ワールドシリーズ優勝したし(笑)、石油とれるし、音楽性でもアメリカ音楽とテキサス音楽と違うという感じもあるしね」
模話1「つまりさあ、ブリティッシュロックの面積とアメリカロックの面積じゃ比較にならんし、元々ロックはアメリカでできたわけじゃん?」
模話2「知人から聞いた話だと、スコティシュの音楽がヒルビリーのベースだとか言ってたよ」
模話1「最近はどうでもよくなったわ、その手の話」
模話2「ブルースインターアクションズの本とかマーティン・スコセッシの映画見てた人がかわっちゃったね。自分軸退化だね(笑)」
模話1「けっこう個人的だったりするんじゃないか?スコティシュ団体でミュージシャンが移住するわけじゃないでしょ?となりの理髪店のスコティシュ親父がギター教えてくれたとか、宴会でフィドル大ウケだから教えてくれっていったり、見よう見まねでやったりとかさ」
模話2「案外そんなもんかも」
模話1「では君はなんでブリティッシュロック派でアメリカロックを聴く機会ができたよのさ?」
模話2「細かいギャグだね。いまいちだけど(笑)。最初からラジオで聴くやつがアメリカかイギリスなんてわかんないよ。その質問は意識的にブリティッシュロック派なのにアメリカロックを意識的に聴くようになったってことでいいよね」
模話1「御意。チープ・トリックもブリティッシュロックみたいだしな。中学生はKISSもエアロスミスもブリティッシュロック同様に聴いてたし」
模話2「KISSエアロスミスチープ・トリックはブリティッシュロック好きだったでしょ?つうか、憧れてるよね明らかに」
模話1「ボクはテーマがあったんだよね。バンドやる目的が、好きだったミュージシャンたちが憧れたり、同じように演奏したいと考えたミュージシャンな曲をやってみて、ピートタウンゼントやキースリチャーズとかジミーペイジがなんでそんなに夢中になったのかを知りたかったわけよ」
模話2「さかのぼったわけね。ルーツミュージックはやったよね(笑)」
模話1「(笑)。流行といえばそうだね(笑)」
模話2「バンドやったころは、ストリートスライダーズがストーンズやブルースとか、世代と考えると好きだったミュージシャンの2世代前までの探求ってのがいけてたんだよね」
模話1「日本でいえばチャーさん→クラプトン→ロバートジョンスンって感じか?ボクはキースリチャーズ→チャクベリー→マディーウオーターズ周辺かな」
模話2「キースの影響は大きいよね」
模話1「意外とフライングブリトーのあの人、名前出てこないけど」
模話2「カントリーブルーズだけじゃなくフォークっぽい影響もあったし」
模話1「キースのあのペンチではじくようなリフの元祖を知りたかったのよね」
模話2「昔は真っ黒感あったストーンズ初期のアルバムもブルースお勉強したらやっぱり白人っぽいと感じたよね」
模話1「おれはブルースを乗り越えた~ってね(笑)」
模話2「今回のはちょっと続けようか」
模話1「ストーンズ避けてロックは話進めらんないしね」
模話2「異議なし」

【続く】
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