老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈5〉」【向き合うことができない②】
20代から、著名な心理学者の著作物などを読んだり、
スピリチュアルだとか、精神医学的なもの…食事に配慮したり、
自然に親しむなど…なんとかこの苦しい「いきづらさ」から
逃れるための努力をしてきた。
しかし、実際の人生の経過、結果はひどいものであった。
自分に向き合っているつもりが…実際には自分の問題をすりかえて、
周りに原因があると思い込んでいたりした。
しかも、困ったことに…自分が加害者であったり、問題の発端をつくった
人間であるにもかからず、自分は被害者で、問題の原因