マガジンのカバー画像

とーます模話 小説作品集

71
自分の中の煙を吐き出し、取り出してみてみる。そして、それがどんなものであるかを確かめたい。いつの日か、何もかもありのままで自分を受け入れる時がくると信じたい。
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈11〉」【いつになったら抜け出せる…

「はい、オレンジジュースどうぞ」 尾藤アサヒマスターがジュースを出してくれた。 しばらく…

とーます模話
4か月前
3

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈10〉」【いつになったら抜け出せる…

神保町での面接のあと、歩いて御茶ノ水駅方向に歩いた。 目的があったわけではない。 ただ、…

とーます模話
4か月前
4

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈9〉」【いつになったら抜け出せる…

夢うつつで、私は誰かの声をきいた。 自分が眠っていることはわかった。 夢だということは理解…

とーます模話
4か月前
2

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈8〉」【いつになったら抜け出せる…

還暦を過ぎて、就職活動をしている。 希望業種は塾の講師である。 しかし、まったくと言ってい…

とーます模話
4か月前
1

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈7〉」【すべてはなくなってしまっ…

還暦を過ぎて、再び上京した。 関西で出版社で校正の仕事をしていたのだが、 切りがいいタイミ…

とーます模話
4か月前
2

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで〈6〉」【悪魔を憐れむうた①】

60を過ぎて、いまさらだが 「性格改善」のようなことをしている。 いきづらさといわれる自分を…

とーます模話
4か月前
1

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈5〉」【向き合うことができない②】

20代から、著名な心理学者の著作物などを読んだり、 スピリチュアルだとか、精神医学的なもの…食事に配慮したり、 自然に親しむなど…なんとかこの苦しい「いきづらさ」から 逃れるための努力をしてきた。 しかし、実際の人生の経過、結果はひどいものであった。 自分に向き合っているつもりが…実際には自分の問題をすりかえて、 周りに原因があると思い込んでいたりした。 しかも、困ったことに…自分が加害者であったり、問題の発端をつくった 人間であるにもかからず、自分は被害者で、問題の原因

老年期少年小説 「誰もいなくなったのはなんで?〈4〉」【向き合うことができない①…

自分と向き合うことは…とても恐ろしいことだ。 私は60を過ぎた身だが、いまだに自分と向き合…

とーます模話
5か月前
2

小心地滑日記〈しょうしんじすべりにっき〉 香港旅行編 ~46歳からの海外旅行~【現…

引っ越しのときに、捨ててしまったと思っていたはずの、 「香港旅行」の日記の下書きというか…

とーます模話
5か月前
2