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【(京都・伏見)好きを語ろう読書会】第16話

プロローグ

12/22(木)、【好きを語ろう読書会】の第16話を開催しました。

本来、新規の方とリピーターさん合わせて6名ほどの方々にご参加いただける予定でしたが、お仕事の都合か結局来られなかった方が数名おり、最終的には自分含め4名での実施となりました。

待機時間はワクワク感もありますが、同時に「自分は日時の設定を誤ったのだろうか」と心臓がヒリヒリすることもあります。なので一人でも受付をしてくださった方がいたときの安心感は異常です(笑)

それでは本編へどうぞ!

本編

「物語」の見つけ方

ライター:グロ

「人生を夢中になって生きてみたい」そう思ったことはないでしょうか? 
趣味が楽しくて夢中になる時、仕事がうまくいって夢中になる時、
この上なく集中することができ、ものごとがスムーズに進みます。
そういった姿が周りに共感を抱かせたり、応援してもらえたりします。
何より自分自身が充実感を持ち、身も心も軽やかになるでしょう。
しかし選択肢だらけでロールモデルのいないこの時代に、
脇目もふらずに何かに夢中になることは簡単ではありません。
ゴールさえ見つかれば、そこを目指すためのロードマップを作れますが、
夢や目標といったゴール自体が見つかりにくい時代です。
そして生き方にモヤモヤしている人は、つい他人の意見や世の中の動向に流されがちです。
しかし、自分の人生に責任を取れるのは自分だけ。人生は自分で描かなくてはいけません。
そこで役立つのが、ストーリーを作る技術です。
魅力的な構成を描く技術、魅力的なキャラクターを作る技術などを学ぶことで、
自分を主人公に見立てた物語を主体的に構築できるようになります。
そうして「自分の物語」を見つけることで、何を目指して、どう歩んでいけば良いかが見えてきます。
自分が歩むべき生き方が見つからないでいる人。
モヤモヤから覚醒して、人生に夢中になりたい人。
そんな方に向けて、「自分の人生を自分で描く」方法をお伝えします。

「amazon.co.jp」の商品紹介ページより

どのように生きれば幸せになれるか。また、自分の人生で主人公になるにはどのようにすべきかが書かれている。
しかし、本書の主体は自分の人生に反映させるというものであり、ライターであるグロさん自身には難しかったそうです。

ちなみに本書は自身の小説執筆の参考に読まれたとのこと。
自己啓発としての効果があるだけでなく、物語づくりの勉強にもなるそうですので、気になった方はぜひ読んでみてください!

クイーンズ・ギャンビット

ライター:かつき

大ヒットNetflixドラマの伝説の原作、待望の邦訳!

『クイーンズ・ギャンビット』Netflixリミテッド・シリーズ
Netflixで6200万再生数を記録! ※リリース後4週間
ゴールデングローブ賞2冠!
テレビ部門 主演女優賞(アニャ・テイラー=ジョイ)
テレビ部門 作品賞(ミニシリーズ又はテレビ映画)
オバマ元大統領も大絶賛!

孤児院で育った少女ベス。用務員にチェスを習い天賦の才を開花させた彼女は、やがてウィートリー夫人に引き取られ、各地の大会で強豪プレイヤーを相手に次々優勝、男性優位のチェス界で頭角を表す。孤児院で与えられた安定剤と、アルコールへの依存とも闘いながら、ベスはついにソ連の大会で最強の敵ボルゴフと対峙するーー。ドラマ化で話題を呼んだ、天才チェス 少女の孤高の挑戦を描く長編小説。

「amazon.co.jp」の商品紹介ページより

ネットフリックスで配信されている(2023/1/3時点)ドラマが大ヒットし、発売されていなかった日本で急遽発売された作品。
チェスがテーマの作品で、ライターであるかつきさん自身も趣味でチェスをされるそう。

作品内の時代では、チェスは男性社会で嗜まれるものであり、女性がするのは異質だったようですが、女性の主人公がチェスが好きで、自分の夢に向かって進んでいく姿がとても良かったとのこと。

なかなかハードな内容でもあり、表紙がチェスの駒の中に酒の瓶などが混ざっていて、物語の闇の部分を表しているのも特徴的なんだとか。

チェスのルールが分からなくても、最初にルール、そして最後に用語集が収録されているため、イメージが付きやすいそうです。

また、ドラマの影響でチェスボードがバカ売れするといったことも起き、スマホアプリなどのゲームも非常に売れたみたいです。

チェスから派生して、その他のボードゲーム談義で盛り上がったのが印象的でした。

ペンギン・ハイウェイ

ライター:エノ

本書は児童文学テイストの作品であり、第31回日本SF大賞を受賞している。

他作品のオマージュが盛り込まれており、『鏡の国のアリス』、『ソラリス』、『闇の奥』といった他作品をモチーフにしているとライターのエノさんはおっしゃっていました。

森見登美彦さんが描く特徴的な男性の一人称が、本作では小学生の男の子になっており、また違ったおもしろさがあったそうです。

かがみの孤城

ライター:maguro(十中八九、筆者)


この本でどれだけの人が救われてるんだろうってぐらい、とにかく最高でした!

特にこころたち登場人物の心理描写によって、僕たちがこれまで抱いたこともあるような、表すことが躊躇われたりしたような感情に対し、名前をつけるように明確にしてくれていたのが良かったです。

エピローグ

今回が2022年最後の読書会となりました。3回目の実施の際、自分がこれまで他人事だと思っていた新型コロナウイルスに感染し、開催できなかったこともありましたが、おかげさまで4回実施することができました!

これは本当に参加してくださった皆さんあってのことだと思ってます。本当にありがとうございます!!

他の読書会が、都会の主要駅付近のオシャンティーなカフェで実施されているのに対し、僕が主催するこの読書会は、地域的に決して都会ではありません。
極めてローカルなイベントではありますが、僕はこれが主催していて居心地が良いと思っていますし、何より色々な面で行きやすいと思ってくださっている方にフィットした、今の状態も正解の一つなんじゃないかと思ってます。
(そもそも読書会の開催において正解とか不正解とかないかもですね。)

とにかく、この【好きを語ろう読書会】ではローカル性があってこそ生み出せるであろう心地良さ、なじみやすさ(僕だけでなく、常連さんやご新規さん同士のコミュニティ)みたいなものを作っていき、皆さんに楽しんでもらいたいと、スタッフ一同心より思っております。(天の声:いやだから、スタッフはおまえだけだっつーの!)


それでは、2023年も皆さんに良い本との出会いがありますように!
そして、基本的に月1ペースではありますが、これからも【好きを語ろう読書会】を開催していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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